「おおよそ」の意味と使い方!「およそ」との違いや類語も解説

「おおよその金額」や「おおよその時間」などと使われる、「おおよそ」という言葉。その意味や使い方、良く似た言葉「およそ」との違いについて解説します。「おおよそのスケジュール」や「おおよその目安」などビジネスシーンでの使い方を例文で紹介するとともに、類語との違いや英語表現についても紹介しましょう。

「おおよそ」の意味とは?

「おおよそ」の意味は「だいたいの量」

「おおよそ」は、話の中で物事の量や大きさなどを表現する時に用いる言葉で、「はっきりとはしないが確かであろう」「だいたいこのくらいである」という意味です。「約」という意味もあり、時間や距離などの数値を述べるときに、その数値がはっきりとはしないが、だいたいこのくらいですと伝える場合にも使用します。

また、話の最初に使用する「そもそも」といった意味や、「全然」や「まったく」といった意味もありますが、一般的に使用されるのは先に紹介した「だいたいこのくらいの量である」という意味が多いでしょう。

「おおよそ」は漢字で「大凡」と書く

「おおよそ」を漢字で書く場合は「大凡」と書きます。
凡は「ボン」や「ハン」と読み、「すべて」や「ふつうの」という意味の他に、「およそ」という意味も持っています。また、「大」も「おおきい」や「おおい」といった意味の他に、「だいたい」や「およそ」といった意味を持つ漢字です。そのため、「大凡」は、同じような意味の漢字を組み合わせた熟語のひとつと言えます。

「おおよそ」と「およそ」は同じ意味

「おおよそ」と似た言葉に「およそ」がありますが、その違いをご存知でしょうか?

「およそ」は「おおよそ」から音変化したもののため、実はどちらも同じ意味を持つ言葉です。音変化とは、発音がしにくい音がある言葉を発音しやすくするための変化のこと。「おおよそ」の重なる「お」を次第に発音しなくなり「およそ」という言葉に変化したとされています。

そのため、「おおよそ」は文語的表現として、主に文章にしたときやビジネスシーンなどの丁寧な言い回しとして使用されるのに対し、「およそ」は口語的表現のため、日常会話で使用されています。

「おおよそ」の使い方と例文

「おおよそ」は敬語ではないが丁寧な表現

「おおよそ」は敬語ではありませんが、ビジネスシーンや文章にする場合の丁寧な言い回しとして使用できます。日常会話で使用すると堅苦しい雰囲気になってしまいますので、日常会話では「およそ」や「大体」を用いる方が良いでしょう。

「おおよその目安」「おおよその金額」と使う

「おおよその目安」「おおよその金額」など、その数値や大きさがはっきりとしないがだいたいそのくらいであるという場合に「おおよそ」を用います。「お知らせしたスケジュールは、おおよその目安です」や「おおよその金額を算出いたしました」などビジネスのシーンでも使えます。

また、「約」という意味で用いる場合は、具体的な数字の前に付け、「駅から会社までは、おおよそ2km離れています」という使い方になります。

ビジネスで使える「おおよそで構いません」

「おおよそで構いません」とは、「だいたいで構いません」という意味で使える言い回しです。たとえばビジネスメールなどで、はっきりとはしないがだいたいの時間や金額などを確認したいとき、「おおよそで構いません」を使うとスムーズです。

「おおよそで構いませんので、到着時間を教えてください」や「おおよそで構いませんので、修理にかかる金額を先に連絡ください」などと用います。

「おおよそ」を使った例文

  • おおよその時間を教えていただけますか?
  • 正式には後日連絡いたしますが、おおよそのスケジュールはこちらです。
  • 先ほど会社を出発しましたので、おおよそ1時間後には到着します。

「おおよそ」の類語

「おおよそ」の類語は「大体」や「ほぼ」

「おおよそ」の類語は「大体」や「ほぼ」です。「大体」は「物事の大まかな量」を表現する言葉。「大体10分かかります」「大体の日程はこちらです」と使用した場合、「おおよそ」に置き換えることも可能です。ビジネスシーンで「大体」を使用する場合、「おおよそ」に置き換える方がより丁寧な印象になります。

「ほぼ」は「ある事柄の全体に近い量である様子」を表し、「おおよそ」と同じ意味ではありますが、ニュアンスが少々違います。「おおよそ」は「約」という意味合いが強いのに対し、「ほぼ」は「ほとんど」や「全体に近い量」という意味合いが強くなります。「おおよそ1時間」よりも「ほぼ1時間」の方が、より1時間に近いイメージです。

「概ね」「ざっと」も「おおよそ」の類語

「概ね(おおむね)」には「物事の大部分である状態」という意味や「約」という意味があり、「おおよそ」とほとんど同じ意味です。「概ね」も固い表現になるため、「おおよそ」と同じくビジネスなどフォーマルな場で使用できます。

「ざっと」には、「おおざっぱな様子」という意味の他に、「大まかな」や「大体」という意味があります。「おおよそ」と同じ意味ですが、少しフランクな言い回しになります。

「おおよそ」の英語表現は?

「おおよそ」は英語で「roughly」や「about」

「おおよそ」を英語で表現するのに当てはまるのは「roughly」や「about」です。どちらも同じ意味として使用できますが、「about」はカジュアルな表現となるため日常的に使うなら「roughly」でしょう。

また、「approximately」も同じ意味ですがより堅く丁寧な印象です。

まとめ

「おおよそ」とは、物事の量や大きさなどを「だいたいこのくらいである」と表現する時に用いる言葉。丁寧な言い回しとなるため、ビジネスシーンでも使用できます。

「およそ」は、「おおよそ」からの音変化によるもの。意味は同じですが、フォーマルな場や文章には「おおよそ」、日常会話なら「およそ」を用いる方が良いでしょう。