「がめつい」の意味使い方とは?がめつい人の特徴・心理も解説

「がめつい」は欲が強くガツガツしている様子を表す時に使いますが、語源や正しい意味をご存知しょうか?造語のような響きもありますが、「がめつい人」「がめつい女」「がめつい奴」のように、良いイメージで使われることが少ないのも特徴でしょう。

今回は「がめつい」の意味と語源、使い方と例文、類語と対義語、英語表現について解説させていただきます。がめつい人の心理や特徴、職場での対処法と併せて紹介しましょう。

「がめつい」の意味とは?

「がめつい」の意味は「強欲で利益に対して抜け目がない」

「がめつい」とは「強欲で利益に対して抜け目がない」ことを意味します。欲が深く、金銭やモノに対してけちで、自分にとって得となることに貪欲で積極的な様子を指す言葉です。

また「がめつい」は非常にガツガツとしているのが特徴であるため、周囲の目からは、図々しく、他人のことを考えず行動する人、というように映ることが多いです。

「がめつい」の使い方と例文

「がめつい」を使う時は相手に失礼のないように

「がめつい」は「自分の利益のために、強欲な行動をとること」を意味するため、「がめつい人」「がめつい女」「がめつい奴」のように、やや失礼なニュアンスを持って使われることがほとんどです。そのため、相手に面と向かって「あなたはがめつい’」と言ってしまうと、「図々しく抜け目がない」と非難されているように誤解されてしまうことがあります。

もちろん、相手のいない場所で影口のように使うのも決して良いとはいえませんが、「がめつい」が「自分の利益のために欲をむき出しにする」という意味であることを忘れず適切に使うようにして下さい。

よく使われる言い回しは「がめつく〇〇をする」「がめつさがある」

「がめつい」には「がめつく〇〇をする」という副詞的用法で使う場合、また「がめつさがある」というような名詞的用法として使う場合があります。「がめつい」と同様の意味合いで使うことができるので、あわせておさえておきましょう。

例文

半額セールでは、がめつく数多くの商品をゲットした。

彼女は、ポイント還元セール時にしかショッピングに行かないというがめつさがある。

「がめつい」を使ったその他の例文

  • 食事にがめつい彼女は、やっぱり食べ放題を選んだ。
  • 同僚は職場で配られた無料カレンダーを、がめついながらも10本持って帰った。
  • お花見の場所取りで、かなりがめつく広めの場所を確保した。
  • がめつい性格なのか、誕生日プレゼントのおねだりを知りあい全員にした。

「がめつい」の類語と対義語は?

「がめつい」の類語は「けち臭い」「ガツガツした」「欲深い」

「がめつい」と言い換えのできる類語は「けち臭い」「ガツガツした」「欲深い」をはじめ、「執着心が強い」「欲まみれの」「欲の皮を突っ張らせた」「カネにうるさい」など数多く挙げられます。文章内で言い換えをする時は、「金銭」「出世」「地位」「モノ」など何に対して「がめつい」のかを明確にしてから、適切な類語を選ぶようにして下さい。

「がめつい」の対義語は「欲のない」「太っ腹」

「がめつい」の正式な対義語は見当たらいませんが、意味の上から考えると「欲がない」「太っ腹」などが適当でしょう。「太っ腹」はセコセコとせず豪快で度量が大きいことを表す言葉であるため、「がめつい」とは反対の意味となります。

「がめつい」の語源とは?

「がめつい」の語源にはいくつかの説があります。

戯曲が「がめつい」の語源

昭和34年から翌年まで公演された超人気戯曲「がめつい奴」が語源という説です。「がめつい奴」は映画や演劇を始め、戦後の日本ミュージカルの草分けと言われた菊田一夫監督の大ヒット作で、その後日本国内で「がめつい」という言葉が流行語になったことから使われ始めたといわれています。

「がめつい」のその他の語源

「がめつい」の「がめ」が麻雀で「貪欲に勝ちを求めて勝負する」という意味であることから生まれたという説です。

また、「がめつい」の「がめ」を「亀」、つまりスッポンとして捉え、スッポンが狙った獲物を離さない性質があることから生まれたという説もあります。

「がめつい」の「つい」の部分については、「運がついている」の「つい」が使われ、「がめ」と組み合わさって、「がめつい」となったともいわれています。総じて「がめつい」の語源について諸説ありますが、現在のところ、どれが本当でるのかはわかっていません。

「がめつい人」の心理と特徴・職場での対処の仕方は?

「がめつい人」は「自分は賢い節約家である」という自負している

まず「がめつい人」の心理的特徴は、「自分は賢い節約家」であると思っている点でしょう。他人が損をしているのを横目に「私は賢く節約をしている」と、自負心を抱いている場合が多く見られます。お金が最も大切で、自分が求めるものに貪欲になることこそが正しい生き方、そう信じているのです。

「がめつい人」の特徴は「図々しい」「オトクな情報通」

「がめつい人」に現われる特徴としては、お金や自分の利益のためなら何を踏んででもつかみに行く、という点です。「がめつい」ことに後ろめたさや羞恥心がなく、自分の欲しいもの、利益になるものに対して徹底して追いかける執着心があります。また、セールやポイント還元率などの金銭に関わるオトクな情報にも精通しています。

職場の「がめつい人」には「金銭のやりとりはしない」

職場でも「がめつい人」はいませんか?ことさら、それが上司や仕事先の相手なら、ストレスの原因にもなりかねません。職場にいる「がめつい」人を上手に対処するには、「がめつい」人が大切にする「金銭に関わるのやりとり」を出来るだけ避けることです。

「がめつい」人は、自分は節約家で非常に合理的であると思い込んでいる場合が多いです。たとえば、職場の仲間同士でディナーに出かけたり、お金を出し合ってプレゼントを購入する時など、金銭が絡むようなシチュエーションでは、必要以上に口を出してきます。その際は、出来るだけ関わりを持たず、自分が損をしないように確認しながら、控えめな態度でサラっと流すようにしましょう。

「がめつい」を英語で表現すると?

「がめつい」は英語で「greedy」「money hungry」

「がめつい」は英語で、欲深くガツガツしているという意味の「greedy」をよく使います。お金やものだけはなく、出世や食べ物、恋愛などに対して求めるものが多過ぎたり、欲を張ったりした時に「greedy」を使って強欲さを表現します。

またはお金に対して欲張りな場合は「money hungry」という表現を使います。とくにビジネスシーンでは、会社の経営スタイルや仕事での取引や商談の際に「money hungry」を使うことが多いです。

「がめつい」を使った英語例文

  • He is s greedy when it comes to food.
    彼は食べ物のこととなると、とてもがめつい。
  • That company is known for its money greedy.
    あの会社は金銭にがめついことで有名だ。

ちなみに、「greedy」には、広義では、貪欲に何かを求めるという意味も持ち合わせているため、「〇〇したくてたまらない」「〇〇を切望する」というようなニュアンスでも使うことができます。たとえば、「成功したくてたまらない(成功することにがめつい)」なら「I’m greedy for success」となります。

まとめ

「がめつい」とは「利益のために貪欲になること」「強欲なこと」という意味があり、語源は人気の戯曲名が流行り言葉となって使われ始めたという説、、麻雀説、スッポン説などいくつかあります。

職場にも「がめつい」同僚や部下、上司はいたりするものです。人間的には悪い人ではなくても、強欲で図々しいところが玉にきず…と思っている人もいるでしょう。金銭感覚がシャープで、合理主義な考えを曲げない性格の人が多いので、適度な距離を置きながら出来るだけ上手に付き合っていきましょう。