「従事」の意味とは?履歴書での使い方や類語・英語フレーズも解説

「〇〇の業務に従事」「〇〇の担当として従事」というように、過去に就いていた職業について履歴書に書き入れることがあります。「従事」はリクルート活動や転職の際によく使われる言葉ですが、正しい言葉の意味や使い方を把握していますか?

ここでは「従事」の読み方と意味を確認しながら、使い方と例文、類語、英語フレーズについて解説させていただきます。

「従事」の読み方と意味は?

「従事」の読み方は「じゅうじ」

「従事」の正しい読み方は「じゅうじ」です。読んで字のごとく「従事」は「事に従う」と書きます。

「従事」の意味は「もっぱらその仕事につとめること」

「従事」の意味は「もっぱらその仕事につとめること」です。「従事」の「従」には仕事につく、物事に携わるという意味があり、「事」は物事につかえるという意味があります。「従事」はある物事に関係して、それを仕事として携わることを表します。

「従事」は、その仕事以外のことや他のことには関わらず、その仕事だけに集中して取り組むことを意味します。つまり、自分が担当する業務、担当項目、研究内容などに深く関り、成果を表すために没頭して取り組むことを「従事」と言います。

また「従事」はその業務、その仕事、その研究などに対して、一途に一生懸命に励むという姿勢も含んだ表現です。勤務すること、物事を行うことの他、相手のために働くことも「従事」の意義の中に含まれています。

「従事」の使い方と例文

履歴書で「従事」を使って自分をより高くアピール

「従事」という表現は、就職活動や転職の際に、自分がどれだけ仕事に真剣に取り組んできたかを誠実にアピールできる言葉でもあります。

また「従事」は履歴書の中でも「〇〇の仕事に従事」「〇〇の研究に従事」などと記載する時にも使われます。何より口頭でのインタビューでも「〇〇の仕事をしていました」と言うより、「〇〇の仕事に従事していました」と言った方がインパクトが強くなります。

「従事」は仕事への構えとして「忠実さ」「誠実さ」「真面目さ」また「集中力」をアピール出来る便利な言葉とも言えます。履歴書では、まさに有効的に使える必須用語の一つでしょう。

「従事」を使った例文

  • 私は年間、大学の研究室でアリの分析に従事していました。
  • 現在は、関東地区の家電営業に従事しています。
  • 社内で従事している活動と言えば、賃金値上げを求める組合との話し合いです。
  • 家事と育児に従事しながら、ユーチューバーとしても活躍しています。
  • サッカーチームの顧問として従事した後、地元のスポーツ大使として各地を回っている。

「従事」の類語は?

「従事」の類語は「従業」「服務」

「従事」の類語には「従業」「服務」「携わる」などがあります。「従業」」は「業務や仕事につき、従事すること」「職について、決められた仕事をすること」、「服務」は「職務や任務に服すること」、また「携わる」は「ある仕事や業務に関係し、従事すること」を表します。

履歴書に書く時は「従事」を使うのが最も好ましいですが、海外に派遣されたり、リーダーや支店長などの役職につき、任務に服する時は「服務」などを使った方が良い場合もあります。

「従事」の類語「携わる」はアピール度がやや低い?

また「携わる」は「ある仕事に関係する」「仕事に就く」という意味を持ちますが、「従事」の「ある事柄に深く関わって他のことには関わらない」というニュアンス比べると、ややアピール度は弱いです。聞き手によっては「ちょっと関わった程度」と解釈されてしまうこともあるため、履歴書に書く時は正しい言葉を選ぶようにすべきでしょう。

「従事」の英語フレーズは?

「従事」は英語で「engage in」

「従事」を英語で表す時は、一般的に「engage in」を使います。「engage」はカタカナ語でも知られる「エンゲージ」のことで、活動に参加する、関与する、従事するという意味を持ちます。

「従事」を使ったビジネス英文

  • 私は10年間、銀行の外為部門に従事してきた。
    I have been engaged in the Foreign Exchange at the bank for 10 years.
  • 医療研究に従事できたのは、理解ある所長がいたからだ。
    I was able to engage in my medical reserach becuase I had a receptive director.

まとめ

「従事」は「ある物事や仕事に深く携わること」を意味し、他のことには関わらず、仕事や研究、担当業務を一心に真面目につとめることを表す時に使われる言葉です。履歴書で「従事」を使う時は、どのような業務に何年携わっていたのかを明確にするように心がけましょう。具体的な説明を加えると、よりわかりやすく内容をまとめることができます。

また「従事」と似た言葉「勤務」は職務を持って会社や官庁などにつとめることを表すだけなので、「従事」が持つニュアンスとはやや異なります。ぜひ、使い分けを上手にしていきましょう。