「リードタイム」の意味と種類とは?類語や営業との関係も解説

「リードタイム」とは「発注から納品までの期間」のことで、主に製造業や流通業界で使われることが多い言葉です。今回は「リードタイム」の意味と種類に加えて、納品リードタイムや納入リードタイムなどの意味も解説します。また類語や、リードタイムと営業との関係についても紹介します。

「リードタイム」の意味

「リードタイム」とは「発注から納品までの期間」

「リードタイム」とは一般的には発注から納品までの期間のことです。

ただし業種や、売り手か顧客のどちらの立場いるかで意味合いが異なります。売り手なら「リードタイム」は受注から納品までですが、買い手にとって「リードタイム」は発注から商品の受け取りまでの期間になります。

「リードタイム」は日数で数える

リードタイムは通常、日数で数えます。発注日から納品までの期間で、休業日も含めずに、営業日だけの日数で計算されます。

「リードタイム」は英語の「lead time」から生まれた

「リードタイム」は英語の「lead time」から生まれたカタカナ語です。英語の「lead time」は元々生産期間のことを指していましたが、現在では注文から納品までの期間を指すようになりました。

「lead time」は「L/T」と略されることがあります。

リードタイムの種類

一般的な4つのリードタイム

リードタイムは一般的に、「開発リードタイム」「調達リードタイム」「生産リードタイム」「配送リードタイム」の4つに分かれます。ここではそれぞれのリードタイムの意味を見ていきましょう。

  • 開発リードタイム

商品の企画をもとに、商品を製造から出荷までのプランを立てる期間のこと。市場に対応した商品開発プランを進めることが売り上げを伸ばすために大切です。

  • 調達リードタイム

商品を清算するための材料や部品を調達する期間のことです。材料等の受注から受入れまでの期間で、さらに研修期間も含まれます。

  • 生産リードタイム

「製造リードタイム」とも呼ばれますが、商品を生産するための期間のことです。商品生産の着手から完了までになります。

  • 配送リードタイム

「出荷リードタイム」または「物流リードタイム」とも呼ばれ、商品が生産されてから、受注先に納品するまでの期間です。商品の梱包等も含まれます。

「納品リードタイム」と「購買リードタイム」とは?

「納品リードタイム」とは発注から納入までの期間

「納品リードタイム」とは、業者に発注してから納入までの期間を指します。

購買リードタイムの構成要素の一つと知られ、上記で紹介した4つのリードタイムの中の「調達リードタイム」「生産リードタイム」「配送リードタイム」を合わせたリードタイムの総称です。購買リードタイムは「外注リードタイム」とも呼ばれます。

「購買リードタイム」とは「納品+受入+検査リードタイム」

「購買リードタイム」とは商品の発注から納入品が在庫として管理されるまでの期間を指し、「納品リードタイム」「受入リードタイム」「検査リードタイム」の3つのリードタイムによって構成されています。

「納品リードタイム」は前述通り発注から納入までの期間ですが、「受入リードタイム」とは納入予定日から検査予定日までで、納入されたものにかかる事務処理時間です。

「検査リードタイム」とは、検査予定日から検収予定日までで、受け入れ処理が終わった納入品の検査に必要な期間ですが、検査リードタイムはすべての納入品に必要なリードタイムとは限りません。

これらのリードタイムを終えると、商品は在庫として管理されます。

「リードタイム」の類語

「リードタイム」の類語は「所有時間」や「調達期間」

「リードタイム」の類語には、発注から納品までの期間を指す納品リードタイムなら「所有時間」や「所有期間」、「調達期間」などが挙げられます。

開発リードタイムなら「開発期間」、生産リードタイムなら「生産期間」や「製造期間」、「基準日程」が挙げられます。

「納期」は商品が納品される期限のこと

「リードタイム」と「納期」が混合されやすいのですが、「納期」とは商品が納品される期限のことです。そのため〇月〇日のように日程を指定しています。それに対して「リードタイム」は発注から納品されるまでの期間ですので〇日間ように示されます。

リードタイムと営業の関係は?

リードタイムが長いと売り上げが減る

リードタイムが長いということは、発注を受けても在庫がないためすぐに納品できない状態です。そのため発注を受けたら商品の製造期間を待たなくなるため、納期までに時間がかかり売り上げにも影響が出るでしょう。

リードタイムを短縮するメリット

リードタイムが短いと在庫がある状態ですから発注を受けたらすぐに発送できるというメリットがあります。それにより在庫管理コストが削減されて、営業面での効率化が図れると同時に、顧客からの信頼も高くなるでしょう。

リードタイムを短縮するデメリット

リードタイムを短縮して在庫を増やせばすぐに発注ができますが、在庫リスクが増えるというデメリットがあります。そのため安易に在庫を増やすことは避けるべきでしょう。

在庫リスクを避けるために、製造業では発注してから配送までのプロセスの効率化が大切です。このプロセスの効率化を図るためのマネジメントはサプライチェーン・マネジメントと呼ばれます。

まとめ

「リードタイム」とは発注から納品までの期間のことですが、「購買リードタイム」には発注から納品までの期間に加えて、受入期間や検査期間も含まれます。「リードタイム」の「タイム」とはある一定の期間を指し、日数で数えられることを覚えておきましょう。