ビジネスメールで英語で「日付」を書くとき、ふと「年月日の順番」や「前置詞」に戸惑うことはありませんか?
ここでは「英語の日付」に関する素朴な疑問を挙げながら、例文やルールを例文を用いてわかりやすく解説しています。どうぞ参考にしてみて下さい。
「日付」は英語で?読み方と書き方の注意点
はじめに英語での「日付」の「読み方」と「書き方」について解説します。
日付は英語で「date」
英語で「日付」は「date」です。もともと「date」という単語には動詞で「~から始まる」「年代を定める」「年齢を表す」、名詞でも「期日」「日取り」「年月日」などの意味があります。
日付の読み方で気を付けたいことは「the」を付ける
英語の日付を読む時に気を付けたいのは、曜日が記載された日付の場合、「日」の前に「the」を入れることです(曜日が記載されていない場合は、「the」はつけません)。日付の表記では「the」は入っていませんが、読む時には「Thursday , the 25th…」のように「the」を付けるようにして下さい。
また「4th May」を読む時は「4th of May」のように、「日of 月」と「of」を入れて読むようにします。ちなみにアメリカでは「月・日・年」の表記となるため、「of」は使わずそのまま「May 4th」と読みます。
日付の書き方は要注意!英語と日本語では順番が逆になる
日付を表す方法は国によって異なります。日本は「年・月・日」、アメリカは「月・日・年」、イギリスをはじめ多くのヨーロッパ諸国、オーストラリア、ニュージーランドでは「日・月・年」の順番で日付を表します。
英語の日付の書き方の例
*イギリス式
Monday, 9th July 2018
(Monday the Ninth of July Twenty-eighteen)
*アメリカ式
Monday, July 9th 2018
(Monday, July the ninth, Twenty-eighteen)
(豆知識)「今日は何日ですか?」の英語表現
日付で最も使われるのが「今日は何日ですか?」「今日は何曜日ですか?」などの純粋なフレーズです。基礎的な表現として覚えておきましょう。
- What is the date today?
今日は何日でしょう? - What day is today?
今日は何曜日でしょう?
日付の「前置詞」の使い方は?
日付を表すときには文章によって「on」「in」「at」「over」など前置詞を変える必要があります。例文を見てみましょう。
「on」特定された日や曜日
- A parcel will arrive on 15th
荷物は15日に到着します - I go to the church on next Sunday.
来週の日曜日に教会へ行きます - Can you see my father on Friday afternoon?
金曜日の午後、父に会いに行けますか? - We have a party on Halloween.
ハローウィンの日にパーティがあります。
「in」季節と年月
- He was born in July
彼は7月生まれです。 - We graduated high school in 2017.
2017年に卒業しました。 - She is coming to Japan in summer.
彼女は夏に日本にきます。
「at」広い時期を表す
- We go overseas at GW.
GWの時期に海外に行きます。 - I would like to go diving at next holiday.
次の休暇でダイビングに行きたいです。
「over」日々をまたいで
- We expect heavy rain over the weekend.
週末をまたいで雨が予想されます - My parents are staying at our place over the Christmas holiday.
クリスマスホリデーをまたいで両親が訪れる予定です。
「月」「曜日」「日」など日付に関する用語の略称
それでは英語での「月」「曜日」「日」の略語をみてみましょう。略称で表記するときは略記を示す「. (ピリオド)」を最後につけます。
「月」の略称
英語で月は「Month」です。月の略称はカレンダーやスケジュール表などでよく使われます。
2月(February):Feb
3月(March):Mar.
4月(April):Apr.
5月(May:May.
6月(June):Jun.
7月(July):Jul.
8月(August):Aug.
9月(September):Sep
10月(October):Oct.
11月(November):Nov.
12月(December):Dec.
「曜日」の略称
曜日の略し方は2通りあります。
月曜日(Monday):Mon. Mo.
火曜日(Tuesday):Tue. Tu.
水曜日(Wednesday):Wed. We.
木曜日(Thursday):Thu. Th.
金曜日(Friday):Fri. Fr.
土曜日(Saturday):Sat. Sa.
日曜日(Sunday):Sun. Su.
世界的に最も浸透しているのは「Sun」「Mon」などの3文字の略称です。
日付略称には「th」等をつける
日付の略称にはルールがあります。簡単ですので覚えてみて下さい。
2日(second):2nd
3日(third):3rd
4日(forth):4th
5日(fifth):5th
6日(sixth):6th
7日(seventh):7th
8日(eighth):8th
9日(ninth):9th
10日(tenth):10th
11日(eleventh):11th
21日(twenty-first):21st
22日(twenty-second):22nd
23日(twenty-third):23rd
24日(twenty-forth):24th …
「20」以上の数で「1」の位の数が「1」の場合は「1st」、2の場合は「2nd」、3の場合は「3rd」、それ以外は数字の最後に「th」を付けて表記します。
まとめ
日付を表すときはイギリス式とアメリカ式があります。世界的にはイギリス式で表す国が多いようですが、ビジネスパートナーや職場環境によって使い分けをするようにしましょう。
また、日付を略語にするときは「th」などの付け方を意識し、読み方にも注意するようにして下さい。ビジネスシーンでは会議の予定、クライアントへの訪問日など、メールや書面で日付を伝える場面をたくさんあります。正しい表示の仕方や略語をマスターして仕事の効率化にも役立てましょう。
*イギリス式
15th March 1995
(Fifteenth of Mach, nineteen-ninety five)
*アメリカ式
March 15th 1995
(March fifteenth, nineteen-ninety five)