「チャンク」とは?日本語と英語・ITでの意味と使い方も解説

「チャンク」と聞くと、チャンククッキーやチョコレートチャンクなどのレシピを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?お菓子の作り方でよく見かける「チャンク」ですが、英語と日本語、またIT分野ではそれぞれ使い方が異なります。今回は「チャンク」の意味を中心にご紹介します。

「チャンク」の意味とは?

「チャンク」は日本語で「肉やバターなどの塊」

「チャンク」は料理好きやお菓子好きの人なら一度は見聞きしたことがあるカタカナ語でしょう。「チャンク」とは「肉やパンなどをぶつ切りにしたもの」や「チョコレートやバターなどのひとかたまり」を意味します。

「チャンク」は少量のかたまりというよりは、ある程度形のある大きめのかたまりを指し、正方形や丸など成形を持たない、ランダムでゴツゴツしたかたまりのことを「チャンク」と呼んぶのが、より相応しいです。ちなみに、通称「ツナチャンク」とは「ツナ缶」のことです。

また、チャンクは固形であるため、たとえ量が多くても液体やリキッドには、通常用いることはありません。あくまで「塊」ですので、イメージ的にしっかり把握してみて下さい。

「チャンク」は英語の「chunk」のこと

「チャンク」は周知のとおり英語の「chunk」が語源のカタカナ語です。英語の「chunk」は日本語での意味に加え、「頑丈な馬」「大量の」「塊に切り分ける」「塊になる」など広い意味を持つ多義語の一つとなります。

例文
  • What a beautiful chunk : 何と美しく頑丈な馬なんだろう。
  • A chunk of coal : 石炭のかたまり
  • huge chunks of time:莫大な時間

また、形容詞系の「chunky」は「ゴツゴツとした」「たっぷり量のある」という意味があり、「chunky peanuts = 砕いたピーナッツが大量に入っている」「chunky soup = 色々ゴツゴツと入っているスープ」などのように使われます。

「チャンク」のIT分野での意味と使い方は?

「チャンク」はひとかたまりになったデータ

IT分野で使われている「チャンク」は、コンピューターでひとかたまりになったデータのことを指しています。画像やファイルなどを含む容量の大きなデータは、カテゴリーや内容によって分割することが多いですが、その際、制御情報を付加してひとまとまりのデータにすること、またそれらをチャンクと呼んでいます。

わかりやすく言うと、JPGやWordなどのファイル形式を使って、内容やカテゴリーに従い分割し、断片的なデータとして一つにまとめたものが「チャンク」となります。

「チャンク」は「チャンク形式」「チャンク構造」とも呼ばれる

IT分野での「チャンク」は「チャンク形式」「チャンク構造」とも呼ばれています。IT分野でも環境によって、使われる「チャンク」の表現が若干異なります。これはコンピューターエンジニアやネットワークエンジニアなどのように、職種によってコンピューターとどのように関わっているかが異なるためです。

「チャンク」を使ったIT分野の例文

  • 少数の画像が入った小さなチャンクデータを送るように指示された。
  • 取引先から「契約書」というタイトルでチャンクが送付されてきた。
  • ファイルが莫大過ぎるから、項目別チャンクに振り分けといてくれる?
  • このチャンクデータに宣伝用の画像が入っているらしい。
  • 依頼したチャンクをUSBに入れて、担当者に渡しておいてくれ。

「チャンク」の類語は?

「チャンク」の類語は「集団」「群れ」「固まり」

「チャンク」はやや特異な意味合いを持ち合わせているため、言い換えが必要な場面は少ないかもしれません。しかし、あえて類語を挙げるなら「集団」「群れ」「固まり」などが適切でしょう。

また、IT業界で使われる「チャンク」のように、一つの群れを表すことを考慮すると「統一する」「まとめる」なども類語と言えるかもしれません。

「クラスター」も「チャンク」の類語の仲間

「クラスター (cluster)」は果実や花の房やかたまり、また生物や人間の集団や一団を意味します。「クラスター」の根源はカテゴリー別に分けた断片のことであるため、一つのかたまりを表す「チャンク」と似たような意味合いを持つと言えるでしょう。

まとめ

「チャンク」は英語の「chunk」のことで、日本語で主に「肉やパンなどをぶつ切りにしたもの」「バターやチョコレートなどのかたまり」、また英語では日本語の意味に加えて「頑丈な」「大量の」「大きな塊ができる」などの意味で使われます。

さらにIT分野では「大きなデータを分けて制御情報を足したひとかたまりのこと」また「音声や画像ファイルなどヘッダーを所有するひとかたまりのデータ」をチャンクと呼んでいます。

料理業界で使われる「チャンク」と、IT業界で用いる「チャンク」の使い方は少し異なります、意味的には「塊」ということでルーツは共通しています。ぜひ、状況を判断して「チャンク」をフレキシブルに活用してみて下さい。