「光景」の意味とは?類義語「風景」との違いと例文も解説

「光景」とは2つの意味をもつ言葉です。「光景が目に浮かぶ」「光景を目の当たりにする」のように使う「光景」ですが、「風景」との違いが分からないという方もいるでしょう。この記事では「光景」の使い方や例文、類義語(類語)の「風景」「景色」も解説します。くわえて「光景」の対義語や英語表現も解説しましょう。

「光景」の意味とは?

「光景」の意味は2つある

「光景」とは2つの意味をもつ言葉です。1つ目は「目の前に広がる景色」という意味を、2つ目には「ある場面についての具体的なありさま」「情景」という意味をもちます。2つ目に含まれる「情景」とは「人の心になにかを感じさせるような景色や場面」を意味します。

光景(こうけい)

  1. 目の前に広がる景色。
  2. ある場面についての具体的なありさま。情景。

「光景」の使い方と例文

「光景」は悲惨な状況も表せる

「光景」には「情景」という意味が含まれていますが、美しい場面だけを表すのではありません。事件に巻き込まれたり災害に見舞われたりなど、悲惨な状況でも使用できます。そのため「見たこともない光景に息をのんだ」という文章だと、良い悪い両方の捉え方ができます。

「光景を目の当たりにする」は実際に見ること

「光景」の使い方の1つが「光景を目(ま)の当たりにする」です。「○○を目の当たりにする」という表現は「○○を直接見ること」を意味しており、目の前で行われている出来事に対して使用されます。

「目」は「め」と読むことから「めのあたり」と読み間違えないよう、注意しましょう。

例文
  • この光景を目の当たりにして、黙っていられるわけがない
  • 動物たちのほのぼのとした光景を目の当たりにして、心がやすらいだ

「光景が目に浮かぶ」「微笑ましい光景」のように使う

「光景」は「光景が目に浮かぶ」や「微笑ましい光景」などの使い方もあります。「○○が目に浮かぶ」という表現は「頭の中に思い出されること」を意味しており、実際には見ていない状況で使われます。また、「微笑ましい光景」は、目の前に広がる景色を見て思わず微笑んでしまう状況で使いましょう。

例文
  • 武力で住民を従わせようとする光景が、目に浮かんだ
  • 旅行先での光景が目に浮かび、少しさみしさを感じた
  • 人によっては微笑ましい光景だろうが、わたしはそうは思わない
  • 昔では想像できないほど、微笑ましい光景が広がっていた

「光景」を使った例文

  • 恐る恐るドアを開けると、そこには物々しい光景が広がっていた
  • 気づかぬうちに、この異様な光景に慣れてしまっていたのだ
  • 1度しか見ていないが、その光景は目に焼き付けられていた
  • 真っ暗な闇の中を蛍の光が行き来する光景は、田舎ならではだ

「光景」の類義語(類語)とその違い

「光景」の類義語は「風景」「景色」

「光景」の類義語(類語)には「風景」や「景色」が当てはまります。「風景」は「目にうつる広範囲の眺め」「ある場所の情景やありさま」を、「景色」は「自然界の眺め」をそれぞれ意味します。

  • 光景…目の前に広がる景色。ある場面の具体的なありさま。
  • 風景…目にうつる広範囲の眺め。ある場所の情景やありさま。
  • 景色…自然界の眺め。

「光景」と「風景」「景色」は「ある場所の外観」という意味が類似しているため、言い換えてみましょう。

「光景」と「風景」の違いは何を見るか

「光景」と似た意味をもつ「風景」ですが、2つの違いは何を見るのかにあります。「風景」は「見ていて気持ちがよくなるありさま」に対して使われ、自然だけでなく人の心が揺さぶられる場面でも使われます。

対して「光景」は見ていて気持ちがよくなる場面だけでなく、ショックを受けるような場面でも使われるのです。「風景」の「風」には「おもむき」や「味わい」という意味が含まれているため、見ていて心地よさや安らぎを感じる場面で使われます。

  • 光景…良くも悪くも印象に残る場面で使う
  • 風景…見ていて心地よさや安らぎを感じる場面で使う

「光景」の対義語は「想像」

「光景」と反対の意味をもつ言葉(対義語)には「想像」が当てはまります。「想像」とは「実際には経験していないことを、心に思い浮かべること」を意味する言葉です。「光景」は「実際に目にした景色」を表すのに対して、「想像」は「体験していないことを思い浮かべること」を表すため、対義語に当てはまるのです。

「光景」の英語表現

「光景」は英語で「Scene」

「光景」の英語表現には「Scene」が適しています。「Scene」とは「光景」「風景」を意味する単語で、とくに何かが起こった場所を見る状況で使われます。「The scene of ○○」や「A ○○ scene」のように表しましょう。

まとめ

「光景」とは「目の前に広がる景色」「ある場面の具体的なありさま」を意味する言葉です。良くも悪くも印象に残る場面で使われ、「光景が目に浮かぶ」や「光景を目の当たりにする」のように表します。

類語には「風景」が当てはまりますが、なにを見るのかが異なるため使い分けましょう。

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大阪在住の新人ライターです。学生時代にビジネスマナーや医療事務・秘書などの検定を取得し、前職は医療秘書として医院勤めでした。料理とスポーツが得意なので、いつか記事にできたらなと思っています。よろしくお願いします。