「プリセット」の意味と使い方とは?英語の「preset」も解説

携帯電話やオーディオ機器を使っていると見かける「プリセット」という言葉ですが、他にも「プリセット形トルクレンチ」や「プリセットカウンタ」等と様々な分野で使われています。
今回は「プリセット」の意味と語源である英語「preset」の意味のほかに使い方や例文を解説。さらに「プリセット」を用いた用語も紹介します。

「プリセット」の意味と由来

「プリセット」とは「前もって調整や設定をすること」

「プリセット」とは、前もって調整ること設定すること、または前もって用意することという意味のカタカナ語です。どの意味にも「前もって」という点が共通していて「プレセット」を正しく理解するためのポイントになります。

「プリセット」は英語の「preset」が由来

「プリセット」は英語の「preset」を語源にしたカタカナ語です。「preset」の「pre」は前もってあらかじめという意味の接頭語で、「set」は調整する設定するという意味の動詞または名詞として使われます。

例文
  • “He presets TV channels.”
    「彼はテレビのチャンネルをプリセットする」
  • “You can save the messages when you a preset button.”
    「プリセットボタンを押すとメッセージを保存できる」

set」が動詞かつ名詞として使われているため「preset」も動詞または名詞として使われて、動詞として使われた時は電気機器を事前に調整しておくという意味のほかに前もって調整するという意味があります。また「preset」が名詞として使うときは前もっての調整や設定音響機器のプリセットのボタンという意味があります。

つまり「プリセット」は英語の「preset」の主な意味をそのまま継承していると言えるでしょう。

「プリセット」の使い方・言い回し表現

「プリセットをする」または「プリセットする」と使う

「プリセット」は「プリセットをする」または「プリセットする」という言い方で、前持った調整や設定をするという意味で使われることが多いでしょう。

例えば、テレビやオーディオ機器などの電気機器でお好みのテレビ局やラジオ局を保存、設定することを「プレセット」と言います。そしてプリセットを行うことを、「プリセットをする」や「プリセットする」、または「プリセット登録する」のように表現します。

例文
  • 「テレビ局をプリセットする」
  • 「プリセット登録しといたから、いつでもお気に入りのラジオ局の番組を聞ける」

プリセットの使い方・用語と意味

「プリセット壁紙」とは携帯電話に準備されている壁紙

「プリセット壁紙」とは携帯電話にあらかじめ準備されている待ち受け用の画像です。「プレセット壁紙」は工場出荷時にメーカーによって設定されていて、ユーザーは携帯電話の壁紙を変えたい時に使用できます。

「プリセット形トルクレンチ」はトルク設定ができる工具

「トルクレンチ」とは精密機器の一種で「トルク」と呼ばれるボルトやねじの締め付ける力を測定するための工具です。なかでも「プリセット型トルクレンチ」はデジタルトルクレンチの一種でボルトなどを締めている最中に設定したトルクに達すると音と手に伝わる軽いショックによって知らせてくれる機能が付いたクランチです。

ボルトやねじは強く締めすぎるとねじ自体が伸び縮みして締め付ける力が弱くなってしまいます。そうした問題を防ぐために「プリセット形トルクレンチ」を使いN・m(にゅーとんめーとる)単位で表されるトルクに合わせてボルトやねじを締め上げていきます。

「プリセットカウンタ」はカウンタ値を設定できるカウンタ

「プリセットカウンタ」とはカウンタの一種で事前に設定したカウンタ値に達すると別の機器の動作を促せるカウンタです。「プリセットカウンタ」は工場等で使われていて、例えば商品の製造工程において3つごとに製品を箱詰めするという工程において使われます。カウンタ値に「3」を設定しておくと、ベルトコンベアの上を製品が3つ移動してきたところで箱詰め用の別の機器が作動させるといった使い方をします。

カウンタにはプリセットカウンタの他に、物の数を数えるだけの機能がある「トータルカウンタ」もあります。

「プリセットタイマー」とは事前設定した時間になると知らせるタイマー

「プリセットタイマー」とは事前に設定した時間になると知らせる機能のあるタイマーです。タイマーをスタートさせる時間から〇時間〇分〇秒後を設定すると、設定された時間に達したときにシグナル音などで知らせてくれます。

キッチンなどで使うためのプリセットタイマーとしての商品もあれば、携帯電話のように時計機能のひとつとして搭載されていることも多いでしょう。

舞台用語の「プリセットフェーダー」は照明の調光装置の一部

舞台業界で使われる「プリセットフェーダー」とは、照明の調光装置の一部でどのライトをどのレベルで点灯させるのかを事前に設定できる機能のあるフェーダーのことです。プリセットフェーダーに照明のプログラムを設定した後、クロスフェーダーと呼ばれるスライド式のレバーを移動させるとプレセットフェーダーに入力されたプログラムが稼働する仕組みです。

「プリセット値」とは「出荷時の設定値」のこと

「プリセット値」とはある製品が工場から出荷するときにすでに設定されている値のことです。「工場出荷時設定」や「初期設定」、IT分野では「デフォルト設定」と呼ばれることもあります。

「プリセット値」を設定することで、製品を購入したユーザーがすぐにその製品を使えるに設定されてあります。そのため「プリセット値」は同製品または類似製品のユーザーが最も使用する設定にしてあることが多いです。

まとめ

「プリセット」とは前もって設定することや準備することという意味で電子機器等でよく使われています。プリセットしておくことで、事あるごとに選んだり準備したりしなくて済むので便利な機能です。言い換え表現としては「事前に準備する」などプリセットの意味を日本語で表現することになるので「プリセット」の意味を正しく理解しておきましょう。