英語で感謝の言葉を贈るとき「ありがとう」だけでは物足りない場合がありますが、果たしてどのような表現を加えて、何を伝えてよいか考えてしまうこともあるでしょう。
ここでは「感謝の言葉」について、相手や状況に合わせて伝えるべき言葉やフレーズを厳選して紹介しています。ぜひ、スマートな社会生活に有効に活用してみて下さい。
「感謝の言葉」を英語で伝える方法
「感謝の言葉」の英語表現の基本は「Thank you」
「感謝の言葉」の英語表現は、「Thank you」です。世界中で最も使われる言葉で、この言葉をなくして、コミュニケーションが円滑に成り立つことは難しいと言えます。
「感謝」には相手に軽く「ありがとね」と伝える行為から、心から「本当に助かりました」と涙が頬を伝うような感動的な「ありがとう」までさまざまです。そして、これら幅のある感謝の気持ちを「Thank you」の一言で言い表し、相手に自分の思いを正確に理解してもらうのは難しいかもしれません。
「Thank you」は感謝や御礼での基本フレーズです。しかし、状況に合った「感謝の言葉」が他にもたくさん存在していることも認識しておきましょう。
「感謝の言葉」を英語で伝えよう!シーン別の例文
続いて、ありがとうの気持ちを伝えたい相手に「感謝の言葉」を送ってみましょう。メールや手紙で気を付けたい点とあわせて、シーン別に例文をまとめてみました。
友達に贈る「いつもありがとう」の英語表現
日頃から冗談を言い合っている仲間や友達には、いつでも気軽に「ありがとう」を伝えたいものです。「いろいろとありがとう」「本当にありがとう」とショートフレーズを笑顔で贈ってみましょう。
- Thanks a lot(色々ありがとう)
- Thank you so much(本当にありがとう)
- Thank you for giving me a hand.(手伝ってくれてありがとう)
- Thanks. You saved me(助かったよ)
- You are the best(君が一番だよ)
英語で先生に伝える「純粋な感謝の気持ち」
長年お世話になった先生や恩師には、生徒として純粋な感謝の気持ちを贈りましょう。シンプルな感謝の言葉ほど、一生の宝物になるに違いありません。
- I can’t thank you enough..You are the best teacher ever.
感謝しきれない気持ちで一杯です。あなたは最高の先生です。 - How can I describe my appreciation to you? Thank you for giving me a lots of hope.
何と感謝の言葉を表せばよいのか…。希望を与えてくれてありがとうございます。
先輩に「素直に感謝を伝える」英語表現
学生時代のサークルやグループ活動などを通して、先輩から礼儀とマナーをみっちりと教わった人も多いのではないでしょうか?社会人として巣立っていく先輩に後輩としてエールと感謝の言葉を贈ってみましょう。
- Thanks a bunch!
本当にありがとうございます。 - Thanks a million!
素晴らしい人だ! - I owe you one!
借りができちゃいましたね。 - Thank you very much from the bottom of my heart. Cheers!
心底、感謝していますよ。
結婚式で「心から感謝する言葉」を英語表現
落ち込んだ時、失敗した時、いつもそばにいてくれて優しい声をかけてくれたのは、きっと両親であったでしょう。結婚式では育ててくれた両親に、心からの感謝の気持ちとお礼の言葉を贈りたいものです。そんなときに使える表現をご紹介します。
- What you said to me all the time truly comforted me.
いつもかけてくれた言葉に、どれだけ救われたことでしょう。 - It’s been always my honor to be your daughter(son)
いつもあなたの娘(息子)でいることに感謝しています。 - Please accept my sincerest thanks.
どうぞ、誠実な感謝の気持ちをお受け取り下さい。
手紙やビジネスメールで「感謝の言葉」を英語で伝える場合
手紙やビジネスメールなど、文章で感謝の言葉を贈る時は、丁寧に敬意を込めて感謝の言葉を伝えることが大切です。
手紙とビジネスメールでは英語表現は丁寧に
- We totally appreciate your business.
いつもご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 - Well noted. Thank you very much.
承知しました。どうもありがとうございます。 - We appreciate your prompt response.
迅速なご返答、感謝いたします。 - I am so grateful for your support.
サポートいただき、本当に嬉しく思います。 - I can’t thank you enough for your cooperation.
ご協力をいただだき、感謝しきれません。
「Thank you」以外の感謝の言葉も知っておこう
日本語では「心の底から感謝しています」「感謝をしてもしきれない」など、感謝の気持ちに幅や程度を持たせて表現することができますが、英語でもそれ以上にさまざまな「感謝」のフレーズがあります。
感謝の言葉を放つ相手は家族、友達、恋人、会社の同僚、取引先の相手、上司など本当にさまざまです。英語で「感謝の言葉」を伝える時も、家族や友達、恋人には親しみを感じるような表現を、また上司や取引先の相手には丁寧に敬意を示す表現を用いるようにすることが大切です。
「Thank you」以外の語彙力をつけて、ぜひ感謝の気持ちを相手にストレートに伝えられるよう心がけましょう。
まとめ
感謝の言葉は贈る相手や状況によってさまざまですが、何より心を込めて「感謝の言葉」伝えようとする姿勢に、相手はそっと心を打たれるものです。今回は「感謝の言葉」に相応するフレーズを状況別に紹介しましたが、これらの言葉と併せて「あの時は本当に救われました」「いろいろ教えてもらったこと、一生忘れません」など、感謝にまつわるエピソードを加えると、会話に躍動感が出てきます。
また、ビジネスメールでは感謝を伝える定型文はある程度決まっています。できるだけマスターしてスマートなビジネスライフを送りましょう。