ドイツでの挨拶の仕方とは?「こんにちは」などドイツ語表現を解説

外国人の挨拶というとハグをしたり頬っぺたにキスをしたリ姿が思い浮かべられる方も多いはず。ドイツでは比較的体の接触が少なめの挨拶の仕方になります。

今回はドイツ人の挨拶の仕方として、挨拶のときに使われる表現や、お店に入った時や初対面などの機会に合わせた挨拶の仕方に季節の挨拶も紹介します。ドイツ人に会うことがあったらぜひ使ってみてください。

※この記事の担当:Light1(ドイツ在住歴12年。ドイツの長い夏とドイツワインが好き)

ドイツでの挨拶の仕方とは?

ドイツで挨拶は大事

ドイツ人は挨拶することを大事にしています。見知らぬ人とでも目が合えば気軽に挨拶が交わされます。そんな時には「ハロー」(„ Hallo!“)と挨拶しますが、目上の人なら敬意を表し「グーテンターグ」(„ Guten Tag“)を使います。

親近感により握手、ハグ、チークキスへとステップアップ

相手との親近感が増すことで、「ハロー」や「グーテンターグ」などの言葉の挨拶に加えてボディタッチも加わります。

知っている相手やビジネスシーンで親しんでお付き合いをしていく相手には「握手」をします。友人なら握手かハグをするようになり、性別になく軽く抱き合います。

自分の頬と相手の頬を合わせるチークキスは、イタリアなどの別のヨーロッパ諸国では友人同士でもチークキスはしますが、ドイツでは友人同士でチークキスをすることはありません。チークキスをする相手は久しぶりに会う親戚などに限られています。

ドイツ語で「こんにちは!」と言ってみよう

フォーマルな挨拶にも使える「グーテンターグ」

ドイツ語でフォーマルな場や初対面の相手、しかも相手が目上の人なら「グーテンターグ」(„ Guten Tag“)が使われます。「こんにちは」という意味で、「グーテン」(Guten)と「ターグ」(Tag)の2語から成り立っています。「グーテン」の意味は良いという意味で、「ターグ」(Tag)はという意味です。つまり「グーテンターグ」とは直訳すると「いい日」となり、「あなたにとっていい日になりますように」という意味合いです。

朝は「グーテンモーゲン」、夜は「グーテンアーベンド」

早朝から午前10時くらいまでなら朝の挨拶である「グーテンモーゲン」(„ Guten Morgen“)、夜は「グーテンアーベンド」(„ Guten Abend“)が使われます。「グーテンモーゲン」の直訳は「いい朝を」となり、「グーテンアーベンド」の直訳は「いい晩を」になります。

親しい間柄なら「ハロー」

よく知っている間柄、または年齢が若い人同士の間では「ハロー」が使われます。先ほど紹介した「グーテン~」の挨拶はあまり使われません。カジュアルな挨拶になり、昼夜問わず使われます。

発音は英語の「Hello」とほぼ同じですが、ドイツ語のスペルは「Hallo」になります。

ドイツ語の「さようなら」の挨拶

フォーマルな「さようなら」は「アウフヴィダーゼン」

公の場や目上の人に対しての「さようなら」は「アウフヴィダーゼン」(„ Auf Wiedersehen“)と言い、直訳すると「また会う時まで」となります。

電話では声でのやり取りなので、さようならは「アウフヴィーダーホーレン」(„Auf Wiederhören“)となり、「またあなたの声を聞くときまで」と直訳されます。

「バイバイ」はドイツ語で「チュース」

「バイバイ」の意味で使われるドイツ語の挨拶は「チュース」(„Tschüß !“)です。友人との別れ際に気軽に「チュース」と言えば気持ちよく別れることができるでしょう。

機会・季節ごとのドイツ語での挨拶

お店に入った時の挨拶は「ハロー」

お店に入った時に店員と目が合ったら「ハロー」と挨拶します。初対面ですから「グーテンターグ」でもいいのですが、親しみを込めて「ハロー」と挨拶することがほとんどです。

「はじめまして」のドイツ語表現は長め

初対面の相手に「はじめまして」と挨拶する場合には、次のようになります。

例文

„Ich freue mich, Sie kennenzulernen.“
(イッヒ フロイエ ミッヒ ジィー ケネンツーラーネン)
「はじめまして」

直訳すると「あなたにお会いできて嬉しいです」となります。長めの文章で難しく感じられますが丁寧な挨拶なので、初対面の挨拶でこの表現を使えば相手にいい印象を与えられるでしょう。

引越し挨拶の習慣は特になし

ドイツでは引越しをしたときに近所の人に挨拶に回る習慣はありません。偶然出会った時に「最近、引っ越してきました」と挨拶する程度でしょう。具体的には次のように挨拶をするといいでしょう。

例文

„Guten Tag! Ich bin eingezogen. Ich heiße Harr Suzuki.“
(グーテンターグ!イッヒ ビン アインゲツォーゲン。イッヒ ハイセ ハー すずき)
「こんにちは。引越して来ました。鈴木と申します」

Harr SuzukiのHarr は英語の「Mr.」の意味で男性に使われる敬称です。女性の場合は「フラウ」(Frau)を使います。自己紹介で自分に敬称をつけるというのはドイツ文化の特徴です。

新年の挨拶は「フローエスノイエスヤー」

ドイツ語の新年のあいさつはいくつかありますが、最もよく使われるのが「フローエスノイエスヤー」(„Frohes neues Jahr“)で、「新年あけましておめでとう」という意味になります。英語での新年の挨拶「Happy new year!」をそのままドイツ語に置き換えた表現で、直訳は「幸せな新年を」となります。

クリスマスの挨拶は「フローェヴァイナフテン」

クリスマスで交わされる挨拶は「フローェヴァイナフテン」(„ Frohe Weihnachten !“)です。直訳は「幸せなクリスマスを」となり、この言葉でクリスマスが来たことをお祝いします。クリスマスカードにもこの挨拶を使われることがあるでしょう。

年末に使われる「グーテンルッチ」で「よいお年を!」

年末、クリスマスが終わったころによく使われる挨拶は「グーテンルッチ」(„Guten Rutsch! “)で「よいお年を」という意味です。「ルッチ」とは「滑ること」という意味で、日本人にとって年末に滑るという表現を使うのには抵抗がありますが、「グーテンルッチ」と言うことで「新年にうまく滑り込んでくださいね」という意味合いになります。

まとめ

ドイツ文化で挨拶をする習慣は大切にするため、知人や友人だけでなく見知らぬ人とも挨拶が交わされます。通りすがりなら「ハロー」、知人や友人にも「ハロー」、目上の人に丁寧に「グーテンターグ」等相手によって使い分けられます。ドイツ人と目が合ったら気軽に「ハロー」と声をかけてみましょう。すると相手からも「ハロー」と返されるはずです。