ワークショップとは?意味や種類を解説!セミナーとの違いも説明

近年はさまざまな分野でワークショップが開かれています。誰もが気軽に参加しているワークショップですが、そもそもワークショップとはどのような意味なのでしょうか?

セミナーや研修との違いや進め方についても説明します。ワークショップに興味がある人や、開きたい人もぜひ参考にしてください。

ワークショップとは?

まずは英語の意味や背景について確認してみましょう。

「ワークショップ」の語源は英語の「workshop」

ワークショップの語源は英語の「workshop(ワークショップ)」です。英語では2つの意味があります。

  1. 修理や製作を行う工房・作業場 (studio(ステューディオ)とも言う)
  2. 研究集会・参加者が自主的に体験する講習会

「ワークショップ」の意味

外来語(カタカナ語)の「ワークショップ」は、英語の意味の2.「研究集会・参加者が自主的に体験する講習会」として使われています。

ワークショップの背景

20世紀中盤のアメリカの演劇界において、演劇の新形態を創造するための試みとしてのワークショップが行われるようになり、広く注目を浴びました。20世紀後半には世界の演劇界でそのようなワークショップがさかんに行われるように。日本においても当初は演劇や美術のワークショップから始まりましたが、近年は芸術分野に限らず、あらゆる分野で行われています。

さまざまなバックグラウンドを持つ参加者が対等な関係のもと、双方向に刺激を与えあったり、新しい視座を発見することを目的とするものです。

また近年では、ワークショップの方式を取り入れた、参加型の研修を行う企業が増えています。さらに商業イベントなどでもワークショップの手法を取り入れ、顧客の獲得や差別化を図ることが行われています。

ワークショップの種類とその特徴

現在日本で行われているワークショップの種類とその特徴について整理します。

教育・研修のワークショップ

教育や研修分野でのワークショップでは、参加型のグループ学習が行われています。講師が一方的に講義を行うのではなく、講師と参加者が意見交換を行ったり、実践的な体験を通じて知識や技術を学ぶのが特徴です。

ビジネスワークショップ

企業がビジネス戦略を練ったり、新しいプロジェクトを進める時に、ワークショップの手法を使うことがあります。それぞれが持ち寄ったアイデアについて全員が積極的に議論し、刺激しあうことで創造的な成果物を期待します。

学術研究分野のワークショップ

学術大会や研究会に組み込んで行われることが多く、専門的な技術や試験的な試みについて議論や検討を行います。

芸術分野でのワークショップ

美術館や博物館で行われるものは、一般的には教育の普及を目的として実施されます。アートに触れることで創造性を刺激したり、アーティストと参加者が一緒に制作体験を行ったりします。

ダンスワークショップ

著名なダンサーを招いて一緒にダンスを楽しんだり、初心者がダンスを体験したりできるワンスのワークショップが行われています。参加したい人はインターネットで検索することで簡単に見つけることができます。

まちづくりワークショップ

行政や民間非営利団体(NPO)が主催し、地域住民が参加して地域の活性化についてのアイデアを話し合ったりします。地域を知るための、まち歩きワークショップなどもあります。

ワークショップとセミナーの違い

ワークショップとセミナーが併記されているプログラムもよく見かけます。両者の違いを明確にしておきましょう。

セミナーの意味

セミナーはドイツ語の「ゼミナール(Seminar)」が語源の言葉です。セミナーの意味は2つあります。大学のゼミの意味と同様に「学生が教授のもとに集まり、演習や発表を行う場」という意味と、「講師である専門家や有識者のもとに一般の人々が集まり、話を聞く」という意味です。

セミナーは一方的な講義スタイル

セミナーは講師が一方的に教えるため参加者は受け身ですが、ワークショップは参加者が自発的に参加して体験するグループ学習の場であるといえます。

ワークショップ形式のセミナー

講師の話を出席者が一方的に聞くという講義形式のプログラムの中に、ワークショップの特徴である双方向性の議論の場や、体験の場を組み込んだプログラムのことを一般的にワークショップ形式のセミナーと呼びます。

ワークショップの進め方

ワークショップを開いてみたいと思った時、どのようにプログラムを構築すればよいのでしょうか?その分野や目的によって進め方はさまざまですが、ここでは企業におけるワークショップ形式の会議の一般的な進め方を紹介します。

ファシリテーターが進める

ワークショップは一般的にファシリテーターが進行役が務めます。ファシリテーターとは進行役のことです。促進者を意味し、議長と違って決定権を持たず、中立的な立場で会議を円滑に進める役割を持ちます。

目的・成果物・時間配分を設計する。

ファシリテーターは事前に綿密に設計された議論の内容や解決したい問題点、成果物の発表などの明確なゴール、さらに時間配分などに沿って滞りなく議事が進むよう進行を行います。

ワークショップの良し悪しはファシリテーターのスキルによるところが大きいため、企業内で選出する場合は良い人選を行うことが肝心です。

まとめ

体験型の学習の場であるワークショップはさまざまな分野で活発に行われています。ワークショップに参加することで、創造性が生まれたり、新しい気づきが生まれたりします。気になるワークショップがあったら参加してみるとよいでしょう。

また、自分が企画や進行をすることで、企画推進力が身についたり、コミュニケーション能力が向上したりします。それらはビジネスでも重要なスキルであるため、意義のあるチャレンジとなるでしょう。