ドイツのお菓子とは?名物からクリスマス限定・お土産向きまで紹介

ドイツでは週末にケーキを食べてお茶を飲む習慣があり、甘いものが大好きなお国柄。日本でも人気のあるバウムクーヘンやシュトレンはドイツ生まれのお菓子でご存知の方も多いのではないでしょうか。

今回は、日本では見慣れないドイツ名物のお菓子やケーキに加えて、クリスマス限定のお菓子やドイツ土産に向くお菓子まで紹介します。

※この記事の担当:Light1(ドイツ在住歴12年。ドイツの長い夏とドイツワインが好き)

ドイツ名物のお菓子

「モーンクーヘン」はケシの実がたっぷりと入った黒いケーキ

真っ黒な見た目に驚かされる「モーンクーヘン」(Mohnkuchen)は、ケシの実を粉にして砂糖やバターを練り込んだフィリングをぎゅっと詰め込んだケーキです。ケシの実のプチプチとした食感が楽しく、甘さを抑える役割もしています。

ドイツ近隣のポーランドやチェコなどでも作られているケーキですが、ドイツでも人気のケーキとして定着しました。

「シュトロイゼルクーヘン」はサクサクとした食感を味わいたい

小麦粉とバターを混ぜてポロポロと粒状にした「シュトロイゼル」(Schtreuselkuchen)をケーキの上にトッピングとして乗せて焼いたケーキです。トッピングの下にはチェリーなどの果物をたっぷりと使ったケーキが多く、ケーキのやわらかさと香ばしいシュトロイゼルのサクサクとした食感を同時に味わえるのが嬉しいケーキです。

「ダンプフヌーデル」は温かく懐かしい味

バイエルン地方で食べられる伝統的なケーキ「ダンプフヌーデル」(Dampfnudel)は、ジャムなどを入れた蒸しパンにバニラソースをかけていただく温かいケーキです。バニラソースの甘さが懐かしさを感じさせる味わいです。デザートとして食べられますが、腹持ちがいいので小食の人なら食事の代わりにもなります。

「チーズケーキ」は飽きの来ないさっぱりめ

ドイツのチーズケーキは「ケーゼトルテ」(Käsetorte)と呼ばれ、日本のチーズケーキとは少し違った味わいがあります。日本のチーズケーキほどに濃厚ではなく酸味も少ないのが特徴で、その理由はクワーク(Quark)と呼ばれるフレッシュチーズが使われているからです。クワークの醸し出す味わいはあっさりとしながらもコクがあるので、チーズケーキ独特の濃厚さが苦手という方には特に試してもらいたいケーキです。

クリスマスに食べられるケーキやお菓子たち

ドイツではクリスマス時期にしか食べられないお菓子やケーキがありますので、そちらを紹介します。

ドイツのクリスマスケーキと言えば「シュトレン」

「シュトレン」(Stollen)はクリスマス時期に食べられるケーキで、ドライフルーツやマジパンをたっぷりと入れたパウンドケーキですが、その生地にやわらかさはなく、まるでパンのようにどっしりとしています。

ドイツではシュトレンを薄く切り、フォークを使わずに指でつまんで食べるのがマナーです。

クリスマスマーケットの定番「焼きアーモンド」

クリスマスの約1か月前から町の広場などに立ち並ぶクリスマスマーケット。クリスマスの飾りを施した山小屋をイメージした屋台が立ち並び、クリスマスの雰囲気を盛り上げてくれます。屋台では、クリスマスの装飾品や温かい料理が売られます。スパイスを効かせて温めたワイン「グリューヴァイン」を立ち飲みすれば、寒い冬でも友人たちとの会話も弾みます。

このクリスマスマーケットでの定番のお菓子と言えば「焼きアーモンド」です。焼いたアーモンドにシナモンやカカオ、チェリーなどのフレーバーを足したお砂糖をたっぷりとかけてあります。甘くて香ばしく、寒さも吹き飛ばしてくれるようなお味です。

クリスマスクッキーのひとつ「レープクーヘン」

クリスマスの時期が近づくと家庭ではたくさんのクリスマスクッキーを焼く習慣がありますが、少し手の込んだクリスマスクッキーに「レープクーヘン」(Lebkuchen)があります。

オブラートを下敷きにして、シナモンなど様々な香辛料を混ぜ合わせた生地を乗せて一口大のドーム状にして焼いたクッキーです。外はぱりぱり、中はしっとりと焼き上げられています。

ドイツのお土産におすすめのお菓子

ドイツを代表するお菓子「グミ」

ドイツを代表するお菓子のひとつ「グミ」(Gummi)は果汁などをゼラチンで固めたお菓子です。1920年代に子供の噛む力を鍛えるために生まれたお菓子で、伝統的にドイツのグミはゴムのように歯ごたえがあります。

中には真っ黒なグミもあり「ラクリッツ」(Lakritz)と呼ばれています。世界一まずいお菓子という噂がある一方で、大好きと言う人もいるという評価が二分する「ラクリッツ」。話のネタにお土産にいいかもしれません。

(個人的にはラクリッツはまずいと思いますが、ドイツ人の主人と子供たちは大好きです)

種類が豊富な「チョコレート」

チョコレート好きの多いドイツでは、スーパーなどに行けばフレーバーの異なるたくさんのチョコレートがすぐに見つかります。大きさも普通の板チョコサイズからミニサイズがあり、価格も手頃とあってお土産にもいいでしょう。

チョコレート専門店には一粒一粒を丁寧に仕上げた高級感のあるチョコレートもあり、見ているだけでも楽しくなってしまいます。

独特の風味を味わいたい「マジパン」

「マジパン」は粒状にしたアーモンドに砂糖を練り合わせたもので、チョコレートのフィリングやケーキの飾りなどによく使われています。加工しやすく色やデザインを楽しめるため、パン屋やスイーツ店では小さな動物などの形をして置物のように飾られていることもあります。

一口サイズにパッケージされているマジパンもあり、食べやすくお土産にも重宝します。

ドイツで見つけるのは困難?「バウムクーヘン」

バウムクーヘンは日本では買い求めやすいお菓子のひとつのようですが、ドイツでは一般的とは言えず、バウムクーヘンを街中で見つけるのが難しいケーキです。特殊な機械に専門技術も要するケーキなので、高級菓子としてバウムクーヘンの専門店などで売られています。

街中では見つけにくいものの国際空港などでは売られていることがあります。本場ドイツのバウムクーヘンを買い求めたいのなら、帰国前の空港内の免税店で探すのが手っ取り早いかもしれません。

まとめ

ドイツには日本では味わえないようなお菓子やケーキがいろいろあります。もしもドイツに訪問する機会があればぜひカフェに立ち寄って、美味しいケーキに舌鼓を打ってください。その大きさとボリュームにきっと驚かされますよ。