「傲慢」の意味と使い方とは?類語や対義語も解説

「傲慢(ごうまん)」は、どちらかといえばかなりネガティブな言葉といえます。「傲慢な人」には近づきたくないと誰もが考えるでしょう。しかし、自分では気づかずに「傲慢な態度」をとってしまっている可能性もあります。

「傲慢」について解説しますので、何か気になることがあったら、記事を参考にセルフチェックをしてみてください。

「傲慢」の意味とは

「傲慢」は「人を見下す様子」を意味する

「傲慢」は「ごうまん」と読み、「思い上がった気持ちで、人を見下す様子」という意味です。

多くの類語があり、「傲慢無礼」という四字熟語や「傲慢な態度」「傲慢な人」という表現でよく使われます。

傲慢を使った四字熟語「傲慢無礼」とは

「傲慢無礼(ごうまんぶれい)」という四字熟語があります。「思い上がって他人を見下し、礼を失する態度」という意味です。「傲慢」の2文字の中にも、「無礼」の意味が含まれているともいえます。

「傲慢な態度」「傲慢な人」とは

傲慢な態度とは、相手の話しを聞こうとしない、相手の話しの腰を折る、相手のことを認めない、など相手を見下すような態度です。

自分の意見に自信を持ちすぎて、相手の意見に耳を貸そうとしない状態の時や、逆に自分に自信が無いために批判されることを恐れて、無意識に傲慢な態度に出てしまうこともあります。しかし、こうした態度を続けていると「傲慢な人」と言われる可能性が。

自分では気が付かないところで、ビジネスシーンで「傲慢な態度」を取っていないかどうか、チェックする習慣を持つことをおすすめします。

4つの「傲慢」の類語

「傲慢」の類語と意味を紹介します。

傲慢の類語1「高慢」

「うぬぼれが強く、人を見下す様子」のことを「高慢」といいます。「人を見下す様子」は「傲慢」と同じですが、人より自分の才能や容姿などが優れていると思い、「うぬぼれる態度」が加わると、「高慢」となります。

傲慢の類語2「横柄」

「人を見下したような偉そうな態度」のことを「横柄」といいます。「人を見下したような態度」は「傲慢」と同じですが、そこに「偉そうな態度」が加わると「横柄」になるといえます。取引先に「あそこの社員は横柄だ」などと言われないように注意したいものです。

傲慢の類語3「不遜」

「思いあがって、へりくだらない態度」のことを「不遜」といいます。「不遜な態度」のように、人の態度や様子について表現されることが多い言葉です。

「不遜」の「遜」は「自分をさしおいて相手を立てる」という意味です。

傲慢の類語4「高飛車」

「威圧的な態度を取るさま」を「高飛車」といいます。「高飛車な態度に出る」というように、積極的・攻撃的な様子を伴います。「人を見下す様子」も含まれるため、「傲慢」とのハイブリッド(異なった要素の組み合わせの意)であるともいえます。

2つの「傲慢」の対義語

傲慢の対義語1「謙虚」

「傲慢」の対義語は「謙虚」です。「へりくだって、すなおな様子。他に学ぶ気持ちがあること」という意味です。

周囲に無用なストレスを発生させない「謙虚な態度」で仕事に臨むことは大切なスキルともいえるでしょう。

傲慢の対義語2「謙遜」

「傲慢」の対義語に「謙遜」もあります。「控えめな態度で自分を低く評価すること」という意味です。「控えめな態度」という意味では「謙虚」と同じですが、自分を低く評価するという意味が「謙遜」には含まれています。

「傲慢」な態度に見えないか気にするあまり、過剰に自分を謙遜してしまうようなことが日本人にはありがちかもしれません。

「傲慢」の英語表現は2つ

傲慢の英語表現1「arrogant」

「傲慢な・尊大な・横柄な」の意味の形容詞に「arrogant」があります。「an arrogant person」は「傲慢な人」という意味です。

傲慢の英語表現2「pride」

カタカナ語でも定着している「プライド(pride)」には、実は「高慢・うぬぼれ」という意味があります。良い意味では「自尊心・誇り」があります。

「プライド」というと良い意味を思い浮かべますが、実際には「プライドが高い人」などという場合は、「高慢な人」という意味合いを含んでネガティブな意味として用いられています。

(付録)「傲慢」は「七つの大罪」のひとつ

キリスト教の用語で「七つの大罪(ななつのたいざい)」という言葉があります。英語表記では「Seven deadly sins」です。

「七つの大罪」とは、罪の根源と考えられる七つの感情や欲望を示す言葉で、そのうちの一つに「傲慢」が入っています。英語では「pride」です。

ちなみに七つの大罪は「暴食」「色欲」「強欲」「憤怒」「怠惰」「傲慢」「嫉妬」となります。

「傲慢」は日本でもネガティブな言葉ですが、西欧の思想に大きな影響を持つキリスト教においても、罪の根源として「傲慢」が挙げられていることは注目に値します。

グローバル社会で仕事をこなすビジネスパーソンの教養としても、「傲慢」な態度は慎むべきものといえるでしょう。

まとめ

「傲慢」は「思い上がって人を見下す様子」という、ビジネスパーソンとしても注意すべき態度のことでした。その対義語は「控えめで、すなおな様子」の意味の「謙虚」です。

優れたリーダーや、仕事ができる人ほど「謙虚」であるとよく言われます。その逆で考えるなら、「傲慢な人」は仕事ができない可能性が高いといえます。

周囲に良い影響を与えられるような「謙虚な人」を目指したいものです。