ドイツ観光おすすめのモデルコースは?定番の名所と人気都市を紹介

ドイツには歴史的建築物はもちろんのこと、東西分断および統一という稀有な歴史のために世界的に珍しい観光ポイントが多い国です。この記事では、ドイツ観光のおすすめモデルコースと日数の他に、定番の観光名所と観光に人気の都市を厳選してお届けします。

※この記事の担当:Light1(ドイツ在住歴12年。ドイツの長い夏とドイツワインが好き)

ドイツ観光におすすめのモデルコースと日数

ドイツ観光の人気3大都市を拠点にしたモデルコース

ドイツ観光におすすめのモデルコースは、ドイツ観光として人気のあるベルリン、ミュンヘン、フランクフルトを拠点にしてプランを組むのがおすすめです。それぞれの都市に魅力がありますし、ベルリンからならサンスーシ宮殿が有名なポツダムやドレスデンなど見どころの多い町まで電車で約30分から1時間です。

ミュンヘンはドイツ観光の最大の名所とも言われるノイシュバンシュタイン城まで最も近い主要都市でありロマンチック街道の一都市です。そのため中世の宝石箱とも呼ばれる中世の街並みの残るローテンブルクにも日帰りできます。

フランクフルトはドイツ最大の金融都市ですが、ユーロを統括する欧州中央銀行もあるEUの金融の中心地でもある都市です。フランクフルトからは、ロマンチック街道の起点となるヴュルブルグやハイデルベルグ、さらにケルン大聖堂のあるケルンにも鉄道で約1時間とアクセスがしやすい位置です。

おすすめの日数は1週間

日本からの直行便があり、一都市を中心に観光するなら3泊5日の短い日数でも楽しむことはできます。しかし郊外や別の都市に足を延ばそうと思ったら、1週間ほどの旅程を組めるといいですね。観光地を足しげく回るのではなく、街をのんびり歩きドイツらしさを感じ取りたいならば、少し余裕をもった旅程がおすすめです。

ドイツ観光で定番の名所3選

「ノイシュバンシュタイン城」は贅を凝らした豪華絢爛の城

ドイツに残る多くの城が城塞で厚い壁に取り囲まれた装飾のない城なのですが、この「ノイシュバンシュタイン城(Schloss Neuschwanstein)」は珍しく装飾性の溢れた煌びやかなだけでなく、ヴィーナスの洞窟呼ばれる人口の洞窟があるなど大変凝った造りになっています。

19世紀にバイエルン王ルートヴィッヒ2世によって建築されて、「ノイシュバンシュタイン」とは新しい白鳥の石の城という意味です。ディズニーランドの城のモデルとしても有名です。

「ケルン大聖堂」のゴシック建築に圧巻

ケルンにある「ザンクト・ペーター・ウンド・マリア大聖堂(Dom St.Peter und Maria)」はゴシック建築の聖堂として世界一の大きさを誇る聖堂です。1248年に建設が始まり、途中200年ほどの中断を経て1884年に完成しました。1996年にはユネスコ世界遺産にも登録されています。

ケルン大聖堂の何百体もの彫刻と精巧な造りには目を見張る美しさがあるのですが、その大きさにも圧倒されます。大聖堂の正面近くに立つと157メートルもあるファサードが迫ってくるようです。

堂内の広さも圧巻で、荘厳なつくりの聖堂にケルン出身のアーティストであるリヒターの幾何学模様のステンドグラスとの相性も興味深いものがあります。

「ハイデルベルク城」で古き良きドイツを味わう

ハイデルベルク城はドイツで最も有名な城址のひとつで、ハイデルベルクの町の高台に位置しています。城は1689年に破壊されて一部は修復されたものの、当時のまま残されている箇所も多く、戦争の足跡を訪れるという意味でも価値のある城です。

城内にはドイツルネッサンス様式の傑作とも呼ばれるオットーハインリッヒ館や半分壊れかけた火薬庫、世界一大きなワイン樽など見どころも満載。

またこの城からの眺めがよく、ネッカー川を背景にした赤い屋根の街並みも中世の古き良きドイツを思い起こさせてくれるでしょう。

ドイツ観光で人気の3大都市

ここでは、ドイツ観光で人気の都市であるベルリン、ミュンヘン、フランクフルトのそれぞれの魅力をコンパクトにまとめてみました。

「ベルリン」は東と西の文化が融合

ドイツの首都ベルリンはドイツの国家粋議事堂もあり政治の中心都市ですが、同時に文化の中心地としても発展していて若いアーティストたちが集まってくる町です。

1990年に再統一を果たしたときのシンボルとして有名になったブランデンブルク門があり、東西に分断していたベルリンの壁はシュプレー川沿いに約1.3キロにわたって残されているイーストサイドギャラリーもあります。

「博物館島」と呼ばれるシュプレー川の中州には全部で5つの博物館と美術館があり、そのうちの一つペルガモン博物館は古代ギリシャや古代中東の遺跡をそのまま再現する世界有数のコレクションを持っています。

クラシック音楽も盛んで、世界的に有名なベルリン・フィルハーモニーもここベルリンが拠点です。テクノを生んだドイツらしくクラブシーンも活気があります。

「ミュンヘン」で落ち着いた街並みを歩く

ビールのお祭りオクトーバーフェストで有名なミュンヘンは都市でありながら、落ち着いた街並みが広がる街です。町の中心マリエン広場に面する新市庁舎はゴシック建築で、定時になると等身大の人形が踊る仕掛け時計が人々の視線を集めます。レジデンツ宮殿は、ルネッサンス様式やバロック様式など改築を重ねるごとに様々な様式が取り入れられて、その煌びやかな室内インテリアに時間を忘れてしまいそうになります。

ピナコテークと呼ばれる3つの美術館のうち、ノイエ・ピナコテークにはモネ、ルノアール、ゴーギャンなどの巨匠のコレクションに加えて、ゴッホの「ひまわり」もあります。

車好きの方ならBMW博物館がおすすめで、BMVの歴代モデルや工場見学などもできます。

「フランクフルト」はレーマー広場を中心にのんびりと過ごす

金融都市フランクフルトの見どころは、旧市庁舎のあるレーマー広場。グリム童話の挿絵に描かれているような切妻屋根の建物が並び、そのうちの真ん中の建物でかつて神聖ローマ新皇帝の戴冠式が行われたという歴史ある建物があります。この広場ではドイツ最大規模だと言われるクリスマスマーケットも催されます。

レーマー広場のすぐ裏手の位置にあるのがフランクフルト大聖堂で、毎週第一土曜日にパイプオルガンの無料演奏があります。ドイツが誇る文豪ゲーテが幼少期に過ごした家は現在、ゲーテ博物館として使われていて、当時の様子が再現されています。

お天気のいい日ならシュプレー川の川下りを楽しんだり、ドイツ最大の植物園パルメンガーテンでのんびりと散策したりするのもいいですよ。

まとめ

ドイツにはご紹介した名所や都市以外にも、グリム童話「ブレーメンの音楽隊」で有名なブレーメンや魔女伝説が残り魔女祭り「ヴァルプルギスの夜」が行われるハルツ国立公園、バウハウス関連の学校などがあるワイマールデッサウなど見どころがたくさんあります。

ドイツを観光で訪れるときは、ドイツで何を見たいのかを絞ってから旅行プランを立てる満足の行く旅行になるでしょう。