「確定申告」で必要な持ち物は?医療費控除・住宅ローン控除の例も

初めて確定申告をする場合、必要な持ち物についてよくわからないという人も多いのではないでしょうか?とく、医療費控除や住宅宅ローン控除などを受ける際は、プラスアルファで必要な書類が出てくるため、あらかじめ準備をしておくことが大切です。

ここでは「確定申告」で必要な持ち物を中心に、状況別にわかりやすくご紹介します。

「確定申告」共通で必要な持ち物は?

印章(ハンコ)

まず、「印章(ハンコ)」です。こちらは、あらゆる手続きに必須アイテムとなりますが、印鑑登録をしているものではなく、一般的なハンコで大丈夫です。

マイナンバー

「マイナンバー」は番号確認書類や身元確認書類として必要になります。マイナンバーの原本がなく、コピーを持参する場合は、必ず表面と裏面の両方を持参するようにして下さい。

「マイナンバー」が無い場合は、番号確認書類として「通知カード」が「マイナンバーが記載されている住民票のコピー」のいずれか一つ、また身分確認書類として「運転免許証」「被保険者証(社会保険・国民保険など)」「パスポート」「在留カード」のいずれか一つを持参します。つまり、「マイナンバー」が無い場合は合計「2点」の確認書類が必要になるということです。

加えて、扶養している人・事業専従者がいる場合は、その人のマイナンバーも持参するようにしてください。

前年の確定申告の控え

次に、前年に確定申告を行った際の控えです。これは前の年に確定申告を行った人のみですので、始めて確定申告を行う人は、もちろん必要はありあせん。

また、前年に確定申告会場で「電子申告」をした人は「利用者識別番号・暗証番号が記載されている書類」また「利用者識別番号がわかる書類」を持参しましょう。

「確定申告」収入関係で必要な持ち物は?

源泉徴収票

給与として収入がある人は「申告する年に得た給与所得の源泉徴収票」、また公的年金などを受け取っている人は「申告する年に受給した公的年金の源泉徴収票」を持参しましょう。

必要経費・収入金額がわかる書類

「個人事業主」や「フリーランス」などで収入を得た人、また「不動産所得」「山林所得」「事業所得」などがある人は「青色申告決裁書」か「収支内訳書」を持参して下さい。「収支内訳書」はご自身で作成したもので構いません。

「医療費控除」で必要な持ち物と注意点は?

医療費控除の明細書

「医療費控除」を受ける人が必要な持ち物は「医療費控除の明細書」のみです。以前、必須書類だった「医療費などの領収書の添付、または提示」は、平成29年分の確定申告から不要となりました。

そのため、医療控除で必要な持ち物は「医療費控除の明細書」1点と、最初にご説明したハンコやマイナンバーなどの「共通の持ち物」となります。

「医療費控除」で含まれないものを確認する

「医療費控除」を行う前に確認しておきたいこと、それは「医療費控除の対象となるものであるのか、そうではないのか?」という点です。

ご自身は「医療費」に該当すると思っていても、実際は「医療費控除」の対象にならない項目があります。後でガッカリしないように、下記の項目に該当していないか、確認をしてみて下さい。

  • 治療に関係ない、はり灸師・マッサージ師による施術費用や謝礼金
  • 美容や病気予防、健康増進を目的とするサプリメントやビタミン剤の購入費用
  • インプラントや矯正などの歯列費用
  • 介護や治療の手伝いにきた親族・知人への謝礼金

「確定申告」住宅ローン控除で必要な書類は?

住民票のコピー

まず、「購入した住居の住所が記載された住民票のコピー」が必要です。夫婦で住宅ローン控除を受ける時は、それぞれの住民票のコピーを市町村の役所などで取得するようにして下さい。

年末残高証明書

住宅ローンの手続きをした金融機関から発行されるものです。2種類以上の住宅ローンを組んだ場合は、すべての年末残高証明書を揃えるようにしましょう。

不動産売買契約書・工事請負契約書のコピー

土地や建物を購入した時の契約書と工事を依頼した際の工事請負契約書、それぞれ2つのコピーが必要になります。新たに土地を購入して家を建てた人に必要な書類です。

建物・土地の登記事項証明書

「建物・土地の登記事項証明書」は建物や土地を購入した住所を管轄している法務局で発行しています。最寄りの法務局は以下のホームページから検索できます。

法務局HP:http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/static/kankatsu_index.html

認定長期優良住宅・認定低炭素住宅などの証明書

中古住宅を購入し「認定長期優良住宅」や「認定低炭素住宅」などのタイトルを有する場合、また、一定の耐震基準満たす住宅に購入した場合は、不動産会社からそれぞれ該当する証明書のコピーが必要です。

住宅借入金等特別控除額の計算明細書

住宅を新築したり、新築住宅を購入した時に必要な書類です。一般的には「住宅ローン控除」や「住宅ローン減税」と称されるものです。

この書類は「税務署」で入手、もしくは「国税庁のHPからダウンロード」することができます。お時間の無い方は下記のホームページからダウンロードしてみください。

国税庁HP:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/yoshiki/02/01.htm

まとめ

「確定申告」で必要な持ち物は、申告者が共通して必要なものの他、「医療費控除」や「銃タウローン控除」などを行う際に必要な書類が別枠であります。

今回の記事では一般的な例を対象に「確定申告」で必要な持ち物を紹介させていただきましたが、それ以外でも「社会保険料控除」「生命保険料控除」「地震保険料控除」「寄付金控除」「小規模企業共済等掛金控除」など、申請できる項目がいくつかあります。

また「確定申告」を行う前に、最寄りの税務署・確定申告会場を調べておきましょう。「確定申告」で不安な人は「市役所の相談センター」へ直接連絡し、疑問点をクリアにしておくことをおすすめします。