「馬脚を現す」の意味とは?由来や使い方の例文・類語も解説

「馬脚を現す」とは「隠していたものが現れること」を意味することわざです。なぜ「正体が現れること」を馬の脚で例えるのか?という疑問をもつ人もいるでしょう。この記事では「馬脚を現す」の語源・由来や例文、類語(類義語)の「化けの皮が剥がれる」を解説します。くわえて「馬脚を現す」の英語表現も解説しましょう。

ことわざ「馬脚を現す」の意味とは?

「馬脚を現す」の意味は「隠していたものが現れる」

「馬脚を現す(ばきゃくをあらわす)」とは「隠していたものが現れること」を意味することわざです。今まで隠していた物事や正体が、なんらかのきっかけで暴かれてしまうことを表します。

例文

追い詰められたとき、人は馬脚を現すのだ。

意味:追い詰められたとき、人は本性を現すのだ。

「馬脚」の読み方は「ばきゃく」、「馬脚を露わす」とも書く

「馬脚を現す」の読み方は「ばきゃくをあらわす」です。「馬脚を現す」を書き言葉として使う場合、「馬脚を露わす」とも表します。よくある誤用として「馬脚を晒す」や「馬脚を出す」があげられますが、正しくは「馬脚を現す(露わす)」であるため注意しましょう。

「馬脚を現す」の由来・語源は「芝居」

「馬脚を現す」の由来・語源は「芝居」にあります。「馬脚」とは本来「芝居の中で馬の脚を演じる役者」を意味しています。足を演じる役者がうっかりと姿を現してしまったことから、「隠していたものが現れること」という意味で使われるようになったのです。

「馬脚を現す」の使い方と例文

「馬脚を現す」は悪い意味で使われる

「馬脚を現す」は主に悪い意味で使われます。隠していた本性や悪事、ごまかしていた出来事がなにかのきっかけで明るみにでてしまう状況で使用しましょう。

例文

遠くない未来に、馬脚を現すことになるだろう。

意味:遠くない未来に、隠していた本性が明らかになるだろう。

「馬脚を現す○○」のように使う

「馬脚を現す」は「馬脚を現す○○」や「馬脚を現した」のように使います。「馬脚を現す○○」は「馬脚を現す政治家」のように、「馬脚を現した」は「失言により馬脚を現した」のように使用できます。

例文

・不用意な発言により、馬脚を現す政治家は絶えない。

・A氏が馬脚を現した瞬間を、わたしたちは見てしまった。

「馬脚を現す」を使った例文

  • 放っておいても、そのうち馬脚を現すことになるだろう。
  • 長官の失脚に気を取られ、副長官が馬脚を現したことに気づきもしない。
  • 鳴り物入りで入社した彼だが、すぐに馬脚を現すことになった。
  • 専門的なつっこみを入れれば、たちまち馬脚を現すだろう。
  • 人畜無害なふりをしている彼だが、いずれ馬脚を現すことになるさ。

「馬脚を現す」の類語(類義語)

「馬脚を現す」の類語は「化けの皮が剥がれる」

「馬脚を現す」の類語(類義語)には「化けの皮が剥がれる(ばけのかわがはがれる)」が当てはまります。「化けの皮が剥がれる」とは「隠していた正体や物事の真相が明らかになること」を意味することわざです。

「馬脚を現す」と「化けの皮が剥がれる」は「隠れていたものが現れる」という意味が共通しているため、類語に当てはまるのです。

例文

・どんなに取り繕っていても、いつかは化けの皮が剥がれるだろう。

・化けの皮が剥がれてからは、誰も彼の相手をしなくなった。

・彼女を知る友人は、そろそろ化けの皮が剥がれる頃だと言った。

「頭角を現す」とは意味が異なる

「馬脚を現す」と似た表現には「頭角を現す(とうかくをあらわす)」がありますが、意味が異なるため注意しましょう。「頭角を現す」とは「才能や腕前が、周りの人より優れていて目立つこと」を意味する言葉です。

「潜んでいたものが現れる」という意味では類似している「馬脚を現す」と「頭角を現す」ですが、「頭角を現す」は良い意味で使われるのに対し、「馬脚を現す」は悪い意味で使われます。意味が混同しないように注意しましょう。

例文

・チームの一員となって1年がたつ頃には、頭角を現しはじめた。

・プレイヤーとしての頭角を現した結果、有名校へとスカウトされた。

・その後、彼女はITの分野で頭角を現すようになったのだ。

「馬脚を現す」の英語表現とは?

「馬脚を現す」は英語で「Show one’s true colors」

「馬脚を現す」の英語表現には「Show one’s true colors」が適しています。「Show one’s true colors」とは「正体を現す」を意味する表現です。

直訳すると「本当の色を示す」になりますが、「colors」には「本性」や「本音」という意味も含まれることから「正体を現す」として使用されます。

まとめ

「馬脚を現す」とは「隠していたものが現れること」を意味することわざです。現代では主に隠していた本性や悪事、ごまかしていた出来事など、悪いものが現れる状況で使用されます。

類語の「化けの皮が剥がれる」へ言い換えることができるものの、似た表現の「頭角を現す」とは意味が異なるため、注意しましょう。

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大阪在住の新人ライターです。学生時代にビジネスマナーや医療事務・秘書などの検定を取得し、前職は医療秘書として医院勤めでした。料理とスポーツが得意なので、いつか記事にできたらなと思っています。よろしくお願いします。