「ペシミスティック」の意味とは?好意的な使い方と類語・対義語も

日本では英語を語源とする多くのカタカナ語がありますが、「ペシミスティック」もその一つです。ネガティブな意味合いで用いられることが多い言葉ですが、ちょっとしたニュアンスの違いで相手への伝わり方が変わってしまいます。

ここでは「ペシミスティック」の英語の発音にも触れながら、使い方の注意点と好意的な使い方、また類語・対義語などについて解説します。

「ぺシミスティック」の意味とは?

「ぺシミスティック」の意味は「人生に悲観的なさま」

「ぺシミスティック」とは「人生に悲観的なさま」を意味する言葉です。人生に対して悲観的に捉え、ネガティブな思考に陥ってしまう様子や傾向、またそういった思考タイプを表す時に使われます。

難しい表現では「厭世的(えんせいてき)」というようにも言い表します。人生や世の中に対して「生きているのが嫌になる」という感情を抱き、毎日の物事に対して楽しいと思うことができない様子を表しています。

また「ぺシミスティック」はこれから始まる将来に対しても悲観的で、人生におけるあらゆる事象をはかなむ傾向が強いのが特徴的です。

「ぺシミスティック」は英語で「pessimistic」

「ペシミスティック」の語源は英語の「pessimistic」です。英語でも同じ意味で使われますが、「悲観主義」や「厭世主義」、またはそのような人のことを表す時に使われています。

英語例文
  • Stop being pessimistic:悲観的になるなよ。
  • You are such pessimistic:君は何て厭世主義な人なんだ。

「ペシミスティック」の英語の発音に注意

「ペシミスティック」を英語で発音する時は、日本語の「ぺスミスティック」とやや異なり「パッシミスティック」や「ぺスミスチク」と発音をします。英語圏で使う時やビジネス英語として用いる時はちょっとした発音の違いを意識すると相手に伝わりやすくなりますので、ちょっとだけ意識してみるとよいでしょう。

「ぺスミスティック」の使い方と例文

「ぺスミスティック」を使って強く相手を非難しない

「ぺスミスティック」は悲観的・厭世的という意味があるため、どうしてもネガティブな感情を持って相手を非難してしまう傾向があります。

たとえば、相手に対して「ぺスミスティックだから失敗するんだ」「原因はぺスミスティックだからだろう」と、事の誤りやミスのせいにしてしまうのです。

「ペシミスティック」とは「悲観的」という意味で、本来は「悲観である傾向」「そういった思考タイプ」というニュアンスで使われます。言葉の正しく理解して、相手を強く非難する使い方はしないようにしましょう。

「ぺスミスティック」を使って相手を勇気づける

「ぺスミスティック」を使って、物事に投げやりになっている人を勇気づけてあげることもできます。たとえば「ぺスミスティックになっても何も始まらないよ」と言って、心に宿す悲観的な感情を追っ払ってあげるというニュアンスです。

そんな風に考えてもどうしもない、楽しく生きよう、そう言って、そっと肩をたたいてあげれば、厭世的でマイナス思考の自分の姿がみじめに思えてくるでしょう。願わくば「楽観的に生きよう」と思考がシフトするかもしれません。

「ペシミスティック」を使った例文

  • ペシミスティックになるより、楽天的に生きようよ。
  • 私は楽観主義だが、時にしてペシミスティックに陥ることがある。
  • ペシミスティックな思考は、物事を前向きに考える邪魔になってしまう。
  • 人生に落胆しても仕方がないよ。ペシミスティックにならないでさ。
  • 過去の私はペシミスティックさに溢れていた。
 
 

「ペシミスティック」の類語と対義語は?

「ペシミスティック」の類語は「ネガティブ」等

「ペシミスティック」の類語には「ネガティブ」や「マイナス思考」などがあります。「ネガティブ」はあらゆる物事に対して消極的・否定的であること、また「マイナス思考」は物事を後ろ向きに捉え、解決への意欲を示さないことを意味します。

「ペシミスティック」との違いは「悲観的」という感情表現が前面に出ている点です。「ペシミスティック」には、はかなげな表情をしたり、悲しく嘆いたりするようなニュアンスが含まれています。

一方で「マイナス思考」や「ネガティブ」はそういった感情を主として意味する言葉ではなく、物事を肯定的に捉えることができない思考の様子を主に表しています。以下でニュアンスの違いを比べてみましょう。

比較例文
  • 部長はいつもマイナス思考である。(思考が後ろ向きで)
  • 部長はいつもネガティブである。(ものごとの捉え方は肯定的ではない)
  • 部長はいつもペシミスティックである。(悲しく嘆いたりするニュアンス)

ニュアンスの違いを理解して上手に使い分けをするようにしましょう。

「ペシミスティック」の対義語は「オプティミスティック」

「ペシミスティック」の反対語となるカタカナ語は「オプティミスティック(optimistic)」です。意味は「楽天的」「楽観主義」「楽天家」などで、人生や世の中をポジティブに捉え、楽しく考えをもつ傾向を指します。

「オプティミスティック」はどのような状況に置かれても、またどんな厳しい現実が待っていても、「人生はバラ色」「楽しまなければ損」というように、楽観的に考えて前に進んでいく考えが根付いているさまを意味する言葉です。

また、楽天的に人生をとらえるという意味では「極楽とんぼ」や「のんき者」なども、類語の仲間となるでしょう。

例文
  • 私の長所はオプティミスティックなところです。
  • くよくよしていないで、オプティミスティックに行こうよ。
  • オプティミスティックな思考こそ、未来に向けての開発に必要な要素なのだ。

まとめ

「ペシミスティック」は英語の「pessimistic」で、意味は「人生に悲観的になる様子」「厭世主義」などになります。将来や置かれている状況などに対してネガティブな思考を軸に、はかなくげになってしまう傾向を指します。わかりやすく言えば、できることをできないと考えるのが「ペシミスティック」。できないことをできるという考えるのが「オプティミスティック」です。

また、英語での本来の発音は「パッシミスティック」や「ぺスミスチク」となりますので、英語圏やビジネスで使用する時はちょっとだけ意識してみて下さい。