ドイツで求人を見つけるには?就職状況と働き方・スキルも紹介

ドイツで働きたいと思っても、ドイツ語ができないから無理だと諦めていませんか。しかし実際の求人では英語力を重視するケースもあり、ドイツ語ができなくてもドイツで働いている方は大勢いらっしゃいます。今回は、ドイツの就職状況や働くための方法、スキルの他に、ドイツで働くための求人の見つけ方を紹介します。

※この記事の担当:Light1(ドイツ在住歴12年。ドイツの長い夏とドイツワインが好き)

ドイツでの就職状況とは?

経済好調なドイツでは就業率が高い

ヨーロッパの中でも経済状況が好調なドイツでは、就業率が高く失業率は6.3%(2020年7月)と低いのが特徴です。連邦政府も労働市場に介入して、2015年から最低賃金は適用されています。また男女差別を減らすために管理職での女性比率が設けられていて、監査役には30%の女性を雇用しなくてはならないことが決められています。

賃金面では同一労働同一賃金制があり、企業内で労働内容が同じ人は賃金も変わらないことが保証されています。

新卒大量採用はない!

ドイツでは企業にポジションの空きが出たら募集を始めるというスタイルなので、求職者は企業のサイトや求人サイトなどを通して求人を見つけて応募をします。つまり、日本のような新卒者向けの企業フェアや新卒者を一定時期に大量採用することはありません。

そもそも大学卒業も卒業までのデッドラインが決まっているものの、卒業資格に必要な単位を取り卒業論文を提出したら卒業となるので、卒業時期だけでなく就職時期も学生ごとに違います。

就職前の実績づくりが大切

ドイツでの求人は実務経験が重視される傾向があります。学生の場合はインターンなどを通して実務経験を積み就職に備えます。そうした企業での実務体験が実績として認められて、就職に繋がります。

地域と求人の結びつき

ドイツでは業界が地域ごとに中心となる産業が違います。たとえば金融業ならフランクフルト、自動車産業などの製造業はデュッセルドルフやケルン、物流関係はハンブルグを代表とするドイツ北部、IT系のスタートアップ企業や芸術関連はベルリンなど地域ごとにある一定の職業が集中しています。

地域の経済的な特性が求人にも影響してくるので、ドイツで〇〇系の企業に就職したいと思ったのなら、就職する地域も限られていく傾向があります。

ドイツで働く方法は?

ドイツで働く方法には主に3つあります。日本に所在している日系企業またはドイツ系企業に就職してドイツに転勤して駐在として働くか、ドイツ所在の企業に現地で採用されるか、またはワーキングホリデーを使って働くことです。ここでは、それぞれの特徴を紹介しましょう。

ドイツ駐在として働く

日本を拠点とする日系企業に勤めてドイツで駐在員として働いている日本人は多くいます。特に日本企業が集中しているデュセルドルフやフランクフルトでは日本人の数も多く、海外生活に慣れていない日本人にとっても比較的暮らしやすいと言えるでしょう。主に製造業関連の企業が多く見受けられます。

現地採用で働く

ドイツを拠点にしている企業に採用されるのが現地採用です。日系企業でもドイツにある支店が求人を出していて採用された場合にも現地採用になります。

現地採用ではドイツで就職活動をすることになります。日本で仕事をしながら現地採用を狙うこともできますが、企業はドイツに住んでいることを条件としていることが多いため、求人は限定されるでしょう。

ワーキングホリデーで学んで働く

「ワーキングホリデー」略して「ワーホリ」は、18歳から30歳の人が使える働くことを許されている海外留学制度です。通常の留学では働くことは許されていませんが、ワーホリでは就労ができるのが特徴です。

ワーキングホリデービザを取得すれば3ヶ月から1年、ドイツに滞在できて、一つの職場で最長6カ月間働けます。働きながらドイツ語を学ぶことのできるワーホリは、海外生活を楽しみながら、労働を通してドイツ人の日常に密着した生活も体験できるのではないでしょうか。

ワーキングホリデービザはドイツ大使館または総領事館で申請して取得後、自分で求人を見つけて仕事を探すことになります。

ドイツで働くために必要なスキルとは?

専門知識や業務経験が決め手

実務経験を条件としていることが多いドイツで仕事を探すのなら、職種に合った専門知識や業務経験がすでにあることが大切でしょう。そうした知識や業務経験が乏しいのであれば、日系企業に勤めて実務経験を身に着けてからドイツに駐在または転職することを検討することもできます。

ドイツ語より英語が重視されることもある

職種によっては英語力が重視される求人も多く、特に日本人を採用するとなると日独またはドイツと他国の間を取り持つマーケティング部門などが考えられます。つまりドイツ語ができなくても採用される可能性はあるのです。ドイツ語でできる仕事はドイツ人に任せればいいのであって、ドイツ語ができなくてもできる職務で日本人が採用されることがあります。

ドイツ語はできるに越したことはない

職務にドイツ語が必要なくても、働いている場所がドイツならドイツ語ができるに越したことはありません。ドイツではドイツ語が母国語ですから、職場でのコミュニケーションや外食に行けばドイツ語ができたほうが便利でしょう。

仕事をしながら少しずつドイツ語を勉強してもいいかもしれませんね。

ドイツで求人を見つける方法は?

求人サイトや転職エージェントとコンタクトを取る

ドイツで仕事を探す一般的な方法は求人サイトを使った職探しです。もしも職種が絞れているのなら同業者の会社のホームページで検索するか、転職エージェントを通すこともできるでしょう。ただし求人の数からいえば、転職エージェントは日本拠点ではなく、ドイツ拠点のエージェントと連絡を取りましょう。

またドイツで発行されている日本語のフリーペーパーには、不定期ですが短・長期の仕事の求人広告が掲載されているので利用してもいいでしょう。

まとめ

私の個人的な印象では、ドイツで長期的に働きたいのなら日系企業に勤務して駐在員としてドイツで働く方法ですが、手っ取り早いのはワーホリを使ってドイツで働くのがいいでしょう。最初は英語しかできなくても実務経験を積みつつドイツ語力も磨いていけば、さらなるステップアップも考えられるでしょう。