ドイツのコンセントはCタイプとSEタイプ!変圧器の購入は慌てずに

ドイツのコンセントはCタイプとSEタイプが混在していて、両方のタイプのプラグを使えます。日本製品を使うなら、変換プラグを使うだけでなく電圧の確認も大切です。

今回は、ドイツのコンセントのタイプとおすすめの変換プラグを紹介します。またドイツ旅行に変圧器を持参するかどうかの目安についても解説します。

※この記事の担当:Light1(ドイツ在住歴12年。ドイツの長い夏とドイツワインが好き)

ドイツのコンセントはCタイプそれともSEタイプ?

CタイプとSEタイプの両方が混在

ドイツのコンセントにはCタイプとSEタイプが混在しています。

どちらのコンセントにも丸い二つの穴が左右についていて、穴の間隔は約19㎜です。電圧はCタイプが220~240Vで、SEタイプは207~253V、プラグのピンの太さはCタイプが直径約4~5㎜ですが、SEタイプは直径約4.8㎜です。つまり、ピンの太さがほんの少し違うだけで電圧も近く、ピンの間隔も同じため、どちらのタイプのプラグもコンセントに差し込めて使えるようになっています。

ただSEタイプにCタイプのプラグを挿し込むと少しぐらつくことがあるのですが、使用上の問題はありません。

SEタイプ=Fタイプ「シュコープラグ」

ドイツのコンセントにはCタイプとSEタイプが混在していると前述しましたが、Cタイプのコンセントの方が古い型となり、現在ではSEタイプの方が主流です。

SEタイプという呼び名はドイツを含めてヨーロッパでは使われておらず、ヨーロッパではFタイプと呼ばれています。Fタイプには「シュコープラグ」という別称あり、守るという意味の「シュッツ(ドイツ語:Schutz)」と接続という意味の「コンタクト(ドイツ語:Kontakt)」のそれぞれの頭文字をとって「シュコープラグ」と名付けられました。

日本製品をドイツで使うためには?

日本製品をドイツで使うなら変換プラグが必要

日本のコンセントはAタイプなので、日本製品をドイツで使うならCまたはSEタイプの変換プラグが必要です。

変換プラグどの電気店でも取り扱っているというタイプの商品ではなく、規模が大きめの家電量販店やネット通販での購入が便利です。またC型なら100円ショップでも(2020年9月現在)購入できます。

ドイツの家電量販店でもマルチタイプの変換プラグが売られていますが、せっかくの旅行中ですから変換プラグは日本で購入して持参したほうがいいでしょう。

ドイツ以外の国でも使えるコンセントタイプとは?

ヨーロッパ周遊に役立つCタイプ

Cタイプはヨーロッパの主要各国で使われているコンセントのタイプなので、ドイツ以外のヨーロッパの国々を訪れる方にはCタイプの変換プラグがおすすめです。

Cタイプが使われている主なヨーロッパの国

フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、オランダなど。

またアジア諸国なら、韓国、中国、マレーシア、インドネシアなどでもCタイプが使われています。

マルチタイプの変換プラグで世界中を旅する

コンセントには紹介したCタイプやSEタイプの他にも、イギリスではBFタイプ、アメリカやカナダではAタイプ、オーストラリアやニュージーランドでOタイプなど様々な形態があります。

旅行先に合わせて変換プラグを買い足していくのが面倒ならば、マルチタイプの変換プラグを選ぶといいでしょう。マルチタイプの変換プラグは複数の異なるタイプのプラグがセットになっているので、コンセントに合わせてプラグを差し替えて使えます。一つのタイプだけでの変換プラグよりも高価になりますが、将来的にいろいろな国に行く予定があるのならばおすすめです。

ドイツ旅行に変圧器はあった方がいい?

電化製品が240Vまで対応していれば変圧器はいらない

ドイツでの電圧は230Vなので、日本製品で定格入力がAC100V~240Vの海外対応の製品なら変圧器は必要なく、変換プラグがあればドイツで使えます。

ただし、海外対応の電化製品でも、例えばPCなどのACケーブルが海外の電圧に対応していないことがあります。その場合は海外対応のACケーブルが必要になるので、ドイツ行きの前に電化製品の本体だけでなくケーブルなどの備品も併せて海外対応かどうかをチェックしましょう。

代表的な海外対応の電化製品

ノートバソコン、スマートフォン、電動カミソリ、カメラ、ポータブルゲーム機など。

海外対応ではない電化商品は変圧器があれば使える

海外対応ではない電化商品は変圧器が使えばドイツで使えます。定格入力がAC100Vと表示されているのが国内のみで使える製品になり、もしもこうした製品を変圧器なしでドイツで使うと回路がショートして煙が出たり、ボンッと音がしたまま動かなくなってしまうことがあります。家電製品が壊れるだけでなく感電を起こす可能性もあり危険ですので、電圧を確認したうえで変圧器がいるかどうかを判断しましょう。

変圧器はダウントランス式を持参

変圧器(トランス)には、電圧を下げる「ダウントランス式」と電圧を上げる「アップトランス式」があり、ドイツで日本製品を使う場合にはダウントランス式の変圧器が必要です。

ただし小型の変圧器でも荷物になることを考えると、海外対応の電化製品だけを持っていくようにする工夫も大切です。

変圧器があってもドライヤーが使えないことも

せっかく変圧器を使っても使えない電化製品があります。変圧器によって電圧だけでなく電気容量も減るため、高い消費電力が必要とする電化製品は使えなくなるトラブルがあります。例えばヘアドライヤーですが、作動はするものの温風が出てこないという不具合が生じます。

高い電気容量を維持できる変圧器もありますが、そうした変圧器は辞書二冊分ほどの大きさで数キロもする重いものとなり旅行には向いていません。海外旅行の際には、海外対応の製品の方が取り扱いやすいのでおすすめします。

変圧器があっても持参しない方がいい電化製品

ヘアドライヤー、ヘアアイロン、電気ポット、炊飯器など。

まとめ

ドイツのコンセントはCタイプとSE(F)タイプが混在していて、どちらも使うことができます。日本製品をドイツで使う場合は、海外対応の電化製品であることを確かめてから、変換プラグのCタイプかSEタイプを使いましょう。マルチタイプの変換プラグなら、海外のどこに行くのにも便利です。