「秘密主義」の意味や心理は?類語・対義語や英語表現も解説

「秘密主義」とは、干渉されることをうざいと感じ、他人や家族にもある程度の距離を保って付き合いたいという考え方。秘密主義度を診断する心理テストなどもあります。

この記事では、「秘密主義」の意味、秘密主義者の心理や特徴について解説。類語や対義語と英語表現についても紹介します。

「秘密主義」の意味とは?

「秘密主義」の意味は「物事を秘密にすること」

「秘密主義(ひみつしゅぎ)」とは、必要最低限のこと以外の情報を他人には話さず秘密にするという考え方のこと。自分のプライベートなことや考えていることなどを他人に話さない人などを「秘密主義者」と表現します。他人とは一定の距離を保って付き合いたい人や、ひとりの時間を大切に考える人に多い考え方です。

「秘密主義」を使った例文

  • 彼女は秘密主義でプライベートなことは何も教えてくれない。
  • 秘密主義と言われるかもしれないが、会社ではプライベートなことは話したくない。
  • 内緒話を他人に話されたトラウマで秘密主義になりました。
  • 秘密主義なのでプライベートなことを干渉されるのが苦手です。

「秘密主義」の英語表現は?

「秘密主義」の英語表現には「secretive person」というフレーズが当てはまります。「secretive」は「自分の考えや気持ちを隠したがる」や「秘密にする」という意味。また、自分のことを話さない人やプライベートを大切にする人というニュアンスの「private person」も「秘密主義」という意味で使えるフレーズです。

秘密主義者の特徴や心理とは?

「秘密主義者」は警戒心が強い

「秘密主義」な人の特徴のひとつに、自分の内面や意見を人に知られるのを嫌うなど、周囲に対する警戒心の強さがあります。相手を信用するかどうかをゆっくり判断するため、親しくなるまでは自分の内面や余計なことは話さない場合が多いですが、親しくなって警戒心がとけると、オープンになる人もいます。

干渉が苦手で他人や家族とも距離を保ちたい

「秘密主義」な人は、他人から干渉されるのを嫌うという特徴もあります。人からプライベートなことを根掘り葉掘り聞かれると相手に束縛されているように感じるなど、必要以上なことをオープンにするのを嫌がります。また、他人はもちろん家族とも適度な距離を保って付き合いたいと考えていることも多く、自分のことを人に話す必要がないと考えている場合も多いです。

仕事とプライベートは別と考えている

「秘密主義」な人の中には、仕事とプライベートをきっちりと分けて過ごしたいと考える人も。職場や仕事関係の知り合いにはプライベートの部分をオープンにする必要がないと考えるため、職場での食事や飲み会の誘いにものらなかったり、プライベートなことは話さなかったりします。

自分に自信がなく話すのが苦手

自分に自信がなく、自分の考えていることや意見を話すのが苦手な人もいます。そのような人の場合、「秘密主義」というよりは単に話が苦手なだけの場合も。しかし、意見やプライベートを話さないことから周囲の人には「秘密主義」な人と思われている可能性もあります。

「秘密主義」の類語・類義語は?

「個人主義」とは「個々の考え方を尊重する」

「個人主義(こじんしゅぎ)」とは、個々の考え方や思想を尊重する考え方。そもそもは個人の権利や自由を尊重して国家や社会を否定する思想のことですが、個人を尊重し独立や自律を重視する考え方をさします。

「秘密主義」は必要最低限のこと以外の情報を人に秘密にするという考え方をさしますが、「個人主義」は個々が独立して活動するという考え方です。

「排他主義」とは「仲間以外は排除する」

「排他主義(はいたしゅぎ)」とは、自分の仲間やグループのみを受け入れ、それ以外は受け入れない考え方。部外者を閉めだしたり受け入れなかったりすることを「排他的(はいたてき)」とも言います。

「秘密主義」はプライベートを他人に言わないなど自分のことを秘密にする傾向がありますが、「排他主義」は自分の仲間のみを受け入れそれ以外を排除する考え方をさします。

「マイペース」とは「自分のペースで動く」

「マイペース」とは、周囲に影響されないで自分のペースを崩さないことをさす言葉で、和製英語です。ポジティブな意味とネガティブな意味の両方の表現に使い、「彼はマイペースですね」などと表現します。

「秘密主義」は自分の考え方や意見を他人に秘密にすることをさしますが、「マイペース」は他人には左右されず自分の考えや行動を変えないことをさしています。

「秘密主義」の反対語・対義語は?

「公開主義」は「物事を秘密でなく公開する」

「公開主義(公開主義)」とは、物事や自分のプライベートなどを秘密にしないで公開するという考え方。個人の考え方というよりも、社会のルールとしての考え方をさすことの多い言葉です。また、裁判傍聴における公開審理主義の略称でもあります。

何事も秘密にする考え方である「秘密主義」に対し、何事も公開して行うという考え方が「公開主義」です。

「オープン」は「開放的でおおらかな人」

「オープン」とは開けるという意味ですが、人の性格や付き合い方について使う場合には、「開放的で隠し事をしないおおらかな人」を意味します。

自分の内面やプライベートなことを他人には話さない「秘密主義」に対し、初めて会った人にもいろいろなことを話し社交的な人を「オープンな人」と表現します。

まとめ

「秘密主義」とは、自分の考えていることや行動などを他人に秘密にするという考え方のこと。必要最低限のこと以外は他人に話さない人などを「秘密主義者」と呼びます。

他人とはある程度の距離を保って付き合いたいと考える人も多いですが、親しくなればオープンに付き合うこともあるでしょう。干渉を嫌い余計なことを話さない人は、人の悪口を言ったりうわさ話をしたりということも少ないため、実は信用のおける付き合いやすい人とも言えそうです。