「映える」の意味とは?類語や「ばえる」と読む場合の使い方も解説

「映える」は昔から使われている言葉ですが、近年では使われ方に違いが出てきました。手作り料理を派手に仕上げたり、カフェのお菓子と小物を並べたりするなど、撮り方が工夫された華やかな写真が「映える」と言われます。この場合は「インスタ映え(ばえ)」のように読み方が「ばえる」になるのも特徴です。「映える」の意味や使い方、類語をご説明します。

「映える」の意味

「映える」の意味とは「目立っていて美しい」

「映える」は「はえる」と読みます。基本的な意味は「目立っていて美しい」です。具体的には、以下のような意味合いを持っています。

  • 光を受けて、輝いている。
  • 別のものとよく調和して、引き立ってより美しく見える。
  • 立派で目立っている。

「栄える」と表記することもあります。特に「立派で目立っている」という意味で使われることが多いようです。

新語・流行語としては「ばえる」と読む

新語・流行語としての「映える」の読み方は「ばえる」です。もともと「インスタ映え(ばえ)」「SNS映え(ばえ)」のように、他の言葉に続けて使っていた表現が、独立して動詞になったからだと考えられます。

「目立つ」「美しい」という基本的な内容は変わりませんが、「映える(ばえる)」の場合にメインになるのは「写真」に関する意味合いです。「SNSへ投稿する写真の被写体に向いている」や「撮影した写真が他者から高評価をもらえそう」という意味で使われています。

「映える」の使い方と例文

「映える」は「光を受けて輝くもの」に使う

「映える」は美しいものを表現する際に使用します。その中でも、太陽などの光を受けて、美しく輝いているものに使われることがあります。

例文
  • 夕日に映える海を撮影したくて、連休を使って熱海へ行った。
  • ライトアップされた紅葉は、暗闇に良く映えていた。

「よく調和して美しいもの」「目立っているもの」も表現できる

「映える」は「別のものとよく調和して、より美しく見えること」の表現にも使われます。また、単純に「立派で目立つもの」「似合っているもの」も表現が可能です。

例文
  • このゴールドのネックレスは、お気に入りのブラックのドレスによく映えるはずだ。
  • 普段は地味な印象の女性だったので、着物が良く映えていて驚いた

「映える(ばえる)」の使い方と例文

「映える(ばえる)」はインスタなどのSNSで目立つ写真や被写体に使う

「ばえる」と読む場合、インスタなどのSNSで目立つ写真や、撮影し甲斐のある被写体に使われます。ただし「若者向けの新語・流行語」だと受け取られますので、かしこまった場面には向きません。職場で企画の打ち合わせに使う際は、相手によっては意味の説明を加えると良いでしょう。

例文
  • 若年層の利用者を増やすために、映える内装にするのはどうでしょうか。
  • 映える写真の撮り方を教わったので、早速カフェに行って試してみよう。

「映える(ばえる)」は口頭でも使う表現

「映える(ばえる)」はSNS利用者から生まれたため、ネット用語の一面もあります。しかし、多くのネット用語と違い、口頭でも使用されます。友人同士の会話で、気軽に使用されているようです。

例文
  • このメイクなら、加工しなくても映えるでしょ?
  • せっかくだし映えるポーズしようよ。
  • このお店、映えすぎ!最高!

「映える(ばえる)」は古いという意見もある

一部の若者の間では「映える写真を撮る」のは古いという意見があります。言葉自体は廃れていませんが、最先端の言葉だと思って使うのは避けた方が良いでしょう。

華やかな場所に出かけたり、小物やポーズを工夫して「映える写真」を撮ることに疲れてしまった若者が増えているようです。また、人の評価を気にせず、地味でも自分らしい写真を共有したいと思っていると考えられます。

「映える」の代わりに人気があるのが「チル」です。「落ち着く」「ゆったりする」という意味で、飾らない自分を表現しています。

「映える」の類語

「映える」の類語は「引き立つ」「際立つ」

本来の「映える」の類語は「引き立つ(ひきたつ)」や「際立つ(きわだつ)」です。「引き立つ」は類語としては「別のものと合わせると、より良く見える」という意味を持ちます。「際立つ」は「周囲のものと違って目立っている」です。どちらもポジティブな意味合いで使用されます。

例文
  • 肌の白さが引き立つように、チークは忘れずに塗った方が良いだろう。
  • 中央のリンゴが際立つような構図を考える。

「映える(ばえる)」の類語は「フォトジェニック」

「映える(ばえる)」の類語は「フォトジェニック」になります。「写真に向いている」「写真うつりが良い」という意味です。

由来になった英語「photogenic」と意味はほぼ同じなのですが、使用する対象だけ違っています。日本ではおしゃれなお店やかわいいアクセサリーなどの「物」に使用します。しかし、海外で使われる対象は、スタイルの良い人やたくましい人など、見栄えの良い「人」です。その違いから、フォトジェニックは和製英語だと考える人もいるようです。

例文
  • フォトジェニックなシートを買ってきたから、アクセサリーを撮影するときに下に敷いて使おう。
  • He is very photogenic.(彼はとても写真うつりが良い)

まとめ

「映える」は「はえる」と読み、目立っていて美しいものに使用されます。新語としての読み方は「ばえる」で「SNSに投稿する写真に最適な、目立っていて美しいもの」という意味です。

使用シーンや読み方が変わっているため違和感があるかもしれませんが、根本的な意味は同じです。新語だと構えずに使ってみましょう。