「真剣」の意味とは?語源や類語の「真面目」・刀についても解説

「真剣」とは”本気で取り組む様子”や”本物の刀剣”の2つの意味をもつ言葉です。「真剣に考える」のように使う「真剣」の、類語を知りたいという方もいるでしょう。

この記事では「真剣」を使った例文や語源、英語表現を解説します。くわえて「真剣(日本刀)」の重さや値段、販売方法も解説しましょう。

「真剣」の意味と語源とは?

「真剣」の意味は”本物の刀剣・本気で取り組む様子”

「真剣」の意味は、“本物の刀剣・本気で取り組む様子”です。日常生活では「本気で取り組む」という意味で使われることが多く、”真剣に見る”や”真剣に○○する”のように表します。

また、「本物の刀剣」とは刃のついている刀を指しているため、木刀(ぼくとう)や竹刀(しない)とは全くの別物です。

真剣(しんけん)

  1. 木刀や竹刀ではない、本物の刀剣。
  2. 本気で取り組む様子。

「真剣」の語源は命を懸けることにある

「真剣」の語源は“刀剣を使った命がけの勝負”にあります。「真剣」とは、本来”木刀や竹刀ではない、本物の刀剣”を意味する言葉でした。本物の刀剣を使って命がけの勝負をしたことから、「本気で取り組む様子」という意味が加えられたのです。

「真剣」の使い方と例文とは?

主に「本気で取り組む」という意味で使う

「真剣」には2つの意味がありますが、日常生活では主に”本気で取り組む様子”という意味で使われます。「真剣に○○する」のように使う他、「真剣み」や「真剣さ」のような使い方があります。

「○○み」「○○さ」はどちらも”○○な状態であること”を意味しているため、「真剣み・真剣さ」は”真剣な状態であること”を表す状況で使いましょう。

「真剣に考える」「真剣に取り組む」のように表す

「真剣」は”真剣に考える”や”真剣に取り組む”のように使われます。どちらも本気でその行為に力を注いでいることを表しており、他にも「真剣にやる」や「真剣勝負」などの使い方もできます。

例文
  • 彼との結婚を真剣に考えていると、両親に伝えた。
  • 真剣に取り組んでいないのに、良い結果を得られるわけがない。

「真剣」を使った例文

「真剣」を使った例文をご紹介しましょう。

  • 日本の少子高齢化問題について、真剣に考えてみた。
  • 彼女の真剣な横顔を見るのが好きだ。
  • 彼の真剣な眼差しを見て、覚悟を決めたんだと悟った。

「真剣」の類語とは?

「真剣」の類語は”真面目”

「真剣」と似た意味をもつ言葉(類語)には“真面目(まじめ)”が当てはまります。「真面目」とは”嘘やいい加減なところがなく、真剣である様子”を意味する言葉です。「真剣」と「真面目」はどちらも取り組む様子を評価する言葉で、”本気であること”という意味が共通しています。

「真面目」と書いて”しんめんぼく”や”しんめんもく”と読むこともありますが、その場合「人や物事の本来の姿」という意味での使用が多いため、読み方に注意しましょう。

「真剣」の類語を使った例文

「真剣」の類語を使った例文をご紹介しましょう。

  • 彼にとっては些細なことで、真面目に考えるまでもないのだ。
  • 真面目な顔をしているが、また馬鹿馬鹿しいことを考えているのだろう。

「真剣」の英語表現と例文とは?

「真剣」は英語で”Seriously”

「真剣」の英語表現には“Seriously”が適しています。「Seriously」とは”真剣な・本気の”を意味する単語です。たとえば「To be Seriously about~」と使うことで、”真剣に○○する”を表せます。

「真剣」を用いた英語の例文

「真剣」を用いた英語の例文をご紹介しましょう。

例文
  • To think seriously about environment issues.

意味:環境問題について真剣に考える。

また、「真剣」を「本物の刀剣」という意味で使用する場合、英語では「A real sword」と表します。

例文
  • My father bought a real sword.

意味:わたしの父は、真剣を購入した。

「真剣」の重さや値段・販売方法とは?

「真剣」の重さは約1kg前後

真剣の重さは太刀(たち)や短刀など刀の種類によって大きく異なりますが、約1kgが平均的だと言われています。竹刀(約400g)や木刀(約600g)と比較すると倍ほどの重さで、刀の種類だけでなく重心の位置や持ち方によって重さが変わることもあります。

「真剣」の値段は知名度や古さで変わる

真剣の値段は安いものから高いものまで様々なため、いくらあれば購入できると言い切ることができません。刀の種類によって値段は異なりますが、その他に制作された年代や知名度などによっても値段が大きく異なるのです。

刀自体の出来の良さや作者の知名度によっても左右されます。例えば、江戸時代には切れ味で刀を分類した『懐宝剣尺(かいほうけんじゃく)』という本が出されており「最上大業物(さいじょうおおわざもの)」や「大業物(おおわざもの)」など、ランクが上であればあるほど現代でも高値で取引されます。

「真剣」は通販でも販売している

真剣は実店舗だけでなく、インターネット通販でも購入できます。店へ足を運ぶ手間が省けることや好きな時間に購入できるところが通販の利点ですが、粗悪品や偽物を掴まされる可能性もあるため注意が必要です。

まとめ

「真剣」とは”本物の刀剣・本気で取り組む様子”を意味する言葉です。日常生活では主に「本気で取り組む様子」という意味で、”真剣に考える”や”真剣に取り組む”のように使われます。

類語には「真面目」が当てはまるため、「真剣」以外の表現を使いたい場合は言い換えてみましょう。

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hana
大阪在住の新人ライターです。学生時代にビジネスマナーや医療事務・秘書などの検定を取得し、前職は医療秘書として医院勤めでした。料理とスポーツが得意なので、いつか記事にできたらなと思っています。よろしくお願いします。