イギリスの観光スポットをテーマ別に紹介!都市・田舎・世界遺産も

イギリスは観光地として、また英語の留学先としても人気の国です。今回は、イギリス観光に行く前の準備としてビザやベストシーズンについて解説した後、イギリスの観光名所を人気の観光都市、イギリスの田舎を楽しめる地域や町、ハリーポッターファンが見逃せない名所や世界遺産などテーマ別に紹介します。

※この記事の担当:Light1(海外在住20年。イギリス在住経験あり。イギリスのビネガー味のフライドポテトが好き)

イギリス観光で人気の都市とは?

「ロンドン」はイギリスの玄関口

イギリス観光で人気の都市は、首都「ロンドン」です。ロンドンは、日本からの玄関口で、観光スポットが目白押しの街です。

通称「ビックベン」で知られる国会議事堂や世界遺産にも登録されているウェストミンスター寺院、女王陛下の公邸であり迎賓館としても利用されるバッキンガム宮殿があります。「ロゼッタストーン」など展示物が満載で一日では見終わらない大英博物館や、ゴッホの「ひまわり」など有名絵画を数多く所蔵するロンドン・ナショナルギャラリーなどの博物館や美術館が入場無料で入れます。

街を歩けばトラファルガー広場やピカデリサーカス、ロンドンアイなど、観光ガイドで一度は見たことがある風景がたくさん見られます。少なくとも3日は滞在したい魅力的な街です。

ビートルズが生まれた海商都市「リヴァプール」

イギリス観光で人気の都市「リヴァプール」は、ビートルズの出身地として名高く、産業革命時代には港町として賑わった街で世界遺産としても登録されています。埠頭ピア・ヘッドにある赤レンガ倉庫アルバート・ドックには博物館や美術館などが入っていて観光名所のひとつです。リヴァプールのシンボル的な存在のリヴァプール大聖堂は英国内でも最大級の大きさです。

またビートルズの博物館ビートルズストーリーや名曲「ストリート・フィールド」の題材となったストロベリー・フィールドのほかにリバプール博物館にもビートルズに関する展示があります。

「エディンバラ」はその幻想的な風景が魅力

スコットランドの首都である「エディンバラ」の最大の魅力は街の中心の絶壁に建っているエディンバラ城とその街の風景です。城に続くメインストリートのロイヤルマイルは中世の街並みが残されていて、新旧街のコントラストの美しさから世界遺産に登録されています。

イギリスの田舎を楽しむおすすめスポットとは?

コッツウォルズ地方の田舎町でのんびり過ごす

コッツウォルズ(Cotswolds)は、イングランドのほぼ中央に位置する丘陵地帯で田園風景の残り、オックスフォード、バース、ストラットフォード・アボン・エイボンなどの観光都市も含む地域です。

田舎町の風景を味わいたいのなら、お伽噺の世界に足を踏み入れたかのような錯覚を覚えるバイブリー、中世からのチューダー様式の建物が残るライなどがおすすめです。

湖水地方で自然を楽しむ

イングランドの湖水地方は渓谷沿いに6ヵ所の湖と500以上もの池が点在していて、保養地としても有名です。その大部分が国立公園になっていて、イングランド最大の湖ウィンダミア湖や、詩人ワーズワースが眠る街グラスミア、ピーターラビットの作者ビアトリクス・ポターが暮らしたニア・ソーリーなど見どころが多いのも特徴です。レークサイド・ハーヴァーワイト鉄道の蒸気機関車の車窓からの風景も素敵です。

魅力的な海岸線「コーズウェイ」と「セブンシスターズ」

島国であるイギリスでは興味深い海岸線も多く残っています。そのうちの一つが北アイルランドにあるコーズウェイ海岸で、六角形の石柱が立ち並びます。人工的に作られたように見えますが自然にできた海岸で世界遺産にも登録されています。

またドバイ海峡に面したセブンシスターズは真っ白な崖が青く光る海とのコントラストが美しい海岸で、絶景スポットとしても有名です。

ハリーポッターファンが外せないイギリスの観光名所とは?

ロンドンのキングスクロス駅には「9と3/4番線」が再現

ロンドン中心部北側にあるキングスクロス駅には、プラットフォーム「9と3/4番線」のプレートに壁に半分吸い込まれたカートも再現されています。その隣にはハリーポッター公式ショップもあるのでお土産を買うのにも便利です。

またロンドンには映画のロケ地として使われたセントパンクラス駅レドンホールマーケットミレニアムブリッジもあります。

大学都市「オックスフォード」は映画のロケ地が多数あり

ロンドンからの日帰り観光として人気の街オックスフォードは、イギリスで最も古い大学の街です。このオックスフォードは『ハリーポッター』のロケ地としてたくさんの場所が使われています。クライスト・チャーチ・カレッジポドリアン図書館ニューカレッジ内の小道などハリーポッターファンにとって見逃せない場所が目白押しです。

「グロスター大聖堂」は魔法学校のロケ地

ロンドンから電車で約2時間のところにあるグロスターのグロスター大聖堂の回廊や中庭が、映画のなかでホグワーツ魔法学校の一部として使われました。ロマネスク式とゴシック様式混合の外観は気品に溢れています。イギリス最古の扇状のアーチも残り、ステンドグラスも美しい教会です。

「ヨーク」にはダイアゴン横丁のモデルがある

ロンドンから電車で約2時間、イングランド北部の街ヨークは中世時代の色合いが色濃く残っていてイギリス観光にも魅力的です。この街のシャンブルズ通りは映画『ハリーポッター』のダイアゴン横丁のモデルとなりました。

イギリスの世界遺産とは?

イギリスには全部で31件もの世界遺産があるのですが、ここでは観光におすすめの世界遺産を厳選して紹介します。

「ストーンヘンジ」の謎はまだ解明されていない

ストーンヘンジはイングランド南部のソールズベリー平原にそびえ立つ円形に並べられた巨石群です。太陽崇拝と関係する祭場という説が有力ですが、その目的はまだ解明されてはいません。

「コンウィ城」はロマンチックな古城

ウェールズにあるコンウィ城は13世紀末にウェールズ制服の拠点としてエドワード一世によって建立されました。現在では外壁と8つの塔が残されているだけですが、城塞内部の作りがわかるだけでなく、城から見る街と海が織りなす景色も美しいです。

「ウィンザー城」はロンドン最古の城

ロンドン市街から電車で約1時間とアクセスしやすいウィンザー城は女王が週末を過ごす城として有名で迎賓館としても使われています。ウィンザー城の特徴はチューダー式やゴシック様式などさまざまな様式が見られることです。人気の衛兵の交代もありますよ。

「Bath」の語源となった街「バース」

市街全体が世界遺産として登録されているバースは、蜜蝋色のバース石で作られた街並みが美しい街です。お風呂を意味する英単語「bath」の語源となり、2世紀頃にはすでにローマ帝国によって温泉施設が建てられていました。現在でも温泉が出ていて保養地になっています。

イギリス観光で知っておきたいポイントとは?

6ヶ月以内で観光目的ならビザは不要

イギリスの滞在期間が6ヶ月以内の観光目的ならビザは必要ありません。パスポートの残存期間が日本の帰国予定日まで有効かどうかを確認できれば、いつでもイギリスに旅立てます。

イギリス観光のベストシーズンは「夏」

イギリス観光のベストシーズンはです。ロンドンのあるイギリス南部なら6月~7月、北部なら5月~9月までが一年の中で最も天候が安定しています。イギリスの夏は湿度が低く過ごしやすく、日の入りは21時以降と遅いので一日をゆっくりと過ごせるでしょう。

ただ朝晩は夏でも肌寒いことがあるので、羽織れるものは持参しましょう。

まとめ

今回の記事では、特に見ていただきたい街や場所などを厳選して紹介しました。名所が多いイギリスなので、イギリス観光の前には街や古城などご覧になりたいものを決めてから旅行プランを組まれるといいでしょう。

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Light1
「難解なワードでもわかりやすく」をモットーに、常識ワードからビジネス用語、時には文化・アート系など、幅広く記事を書かせていただいています。ドイツ在住で2児の母。好きな食べ物はビターチョコレートとナッツ類。