「出社拒否」の症状と行動とは?原因や対処法・会社への対応の仕方

昨日まで元気に出社していた人が突然来なくなったのは「出社拒否」かもしれません。出社できないのは自分に対する甘えとは限らず、病気の一種としても「出社拒否」は考えられています。

今回は「出社拒否」の意味や症状のほかに、出社拒否になった人の行動や原因、対処方法なども解説します。

「出社拒否」の意味とは?

「出社拒否」の意味は「会社に行かないこと」

「出社拒否」という言葉の意味は、会社に行かないことです。会社に行きたくないと強く思う気持ちという意味もあります。

「出社拒否症」とは出社ができなくなるという病気

出社拒否の状態が長く続くと「出社拒否症」と呼ばれる病気だと考えられます。「出社拒否症」は身体的または精神的なある症状が出てきて出社できなくなります。出社拒否の症状は突然現れることもあり、その対応に本人だけでなく会社も戸惑うことが多いでしょう。

出社拒否症の症状と行動とは?

吐き気などの出社拒否による代表的な症状

出社拒否となった時の症状は人それぞれですが、その主な症状は次の通りです。

出社拒否の主な症状
  • 吐き気
  • 腹痛
  • めまい
  • 頭痛
  • 手の震え
  • 気力がない
  • 不眠症
  • 食欲減退、つい院障害などの鬱的症状など。

出社拒否になると遅刻や無断欠勤をする

出社拒否の症状が出てくるために出社できなくなるのですが、出社できなくなる以前、または出社できなくなってからの行動として次のような行動をすることがあります。

出社拒否の人のよくある行動例
  • 遅刻。
  • 無断欠勤。
  • 電話に出られない。
  • メールやSNSなどに答えない。
  • 自宅に閉じこもる。
  • 会社以外の場所に出かけてばかりいる。
  • 仕事以外のことになら夢中になれる、など。

出社拒否となり、ふさぎがちで家に閉じこもるようになるという行動がみられる一方で、出社以外の外出ならば気持ちよくできたり趣味に高じたりなどアクティブに行動するパターンも見られます。

出社拒否の原因は?

出社拒否の原因はいろいろ考えられるのですが、その中でも特に主な原因として考えられる原因を紹介します。

仕事に関するストレス

出社拒否の症状が出た原因のひとつは、仕事に関するストレスです。仕事から受けるプレッシャー、職場内外の人間関係によるストレス、人事評価が低いことなどが原因してストレスとなり、出社拒否をするようになります。

責任感が強い人こそ出社拒否になりやすい

責任感が強く人や完璧主義の人は普段の仕事ぶりの評価が高いのですが、結果を出そうという気持ちが強いために頑張りすぎることでストレスとなり、出社拒否の症状が出てくることがあります。また一回のミスに傷ついてしまい、自信を無くして体調不良に陥ることもあります。

使命感が強い真面目なタイプ

真面目で努力家、引き受けた仕事は100%こなそうという気持ちが強いタイプは、自分が抱えているストレスを感じにくく、無理をしてしまう傾向があります。やらなくてはならないという気持ちが先行して、気づいたときには出社拒否の症状が出ていることがあります。

出社拒否の症状が出たときの対処の仕方とは?

リフレッシュしてストレス対策

一日の生活の中でストレスを発散する、またはストレスをため込まないようなリフレッシュできる時間を持つことが大切です。気兼ねのない散歩やショッピング、久しぶりにバッティングセンターで打ちっぱなしをするなど気分転換をする工夫をしてみましょう。

気分転換としてお酒を飲みすぎはかえって疲労が取れなくなりストレスを貯める原因にもなりますので、過食暴飲を避けて十分な睡眠をとるように心がけてみるのもいいでしょう。

休暇を取り仕事から離れる

ストレスがなかなか抜けないと感じられるときは、仕事を忘れられるように強制的に仕事から離れるというのも出社拒否の対処法のひとつです。そのために休暇を取って自分の好きなことをしたり、普段はできないことを試したりしてひと時でも仕事を忘れることで、また働きこうという気持ちが高まってくることがあります。

友人や職場、専門医に相談

一人で思い悩んでいても解決されないときには、話を聞いてもらうことで問題が解消されることがあるので、友人や家族に相談して悩みを打ち明けてみましょう。また職場の上司や人事に相談することも解決の糸口が見つかるきっかけになるかもしれません。

出社拒否が何日も続くようならば、専門家の診断を受けることをおすすめします。カウンセリングで精神的な安定を取り戻せるようなアドバイスを受けたり、心療内科や精神科などの専門医を受診して薬物療法を受けたりすることもできます。

出社拒否での会社への対応の仕方は?

会社に連絡して診断書を提出

出社拒否の症状が出て出社できない場合には、会社に欠勤の旨を伝えます。休みが数日続くようならば専門医を受診して、診断書を会社に提出しましょう。職場復帰ができるのか、それとも一定期間の休職が必要なのかなどを見極めるための判断材料になるからです。

もしも無断欠勤が続き診断書も提出しなければ、会社が解雇を含めて検討することになりますので、早めの対応が大切です。

転職は焦らずに

現在の職場環境が原因と考えられるなら、転職を考えることも一案です。しかし転職先がすぐに見つかるとは限りません。早急に転職を決断するよりも、職場や専門医などに相談して出社拒否に対する的確な対処法を見つけることが先決です。

まとめ

「出社拒否」は出社したくないために腹痛や頭痛などの身体的な症状が出てきて出社できなくなることです。自分に対する甘えが原因だと考えらえることもありますが、自分を責めて解決できるとは限りません。リフレッシュする時間を持ち、症状が重い場合には上司や専門医などに相談して一人で悩まないようにしましょう。