「ジョイント」の意味とは?ビジネスでの使い方や類語も紹介

「ジョイント」は一般的な生活でごく普通に使われるカタカナ語の一つです。もともとは継ぎ目や接合箇所を表す言葉ですが、ジョイントコンサートなどをはじめ、ビジネスシーンでは異なる使い方をします。

ここでは「ジョイント」の意味を中心に、使い方や類語などをわかりやすくご紹介していきます。ビジネスワードの一つとして意味を深めていきましょう。

「ジョイント」の意味とは?

「ジョイント」の意味は「接合・継ぎ目箇所」

「ジョイント」とは機械やパイプなどの「接合箇所」のことです。多くの部材を接合して作る時の接手部分や、整合する時に使う部品そのものを表します。

「ジョイント」には「提携・合同」の意味もある

「ジョイント」は「提携・合同」という意味も持ち合わせています。よく使う熟語表現に「ジョイントコンサート」がありますが、これは「合同コンサート」を意味します。つまり、「ジョイント」は一緒に何かをしたり、連結して物事を進めていことを表す言葉でもあります。

たとえば、イベントや企画の他、事業や工事などを合同で行うような場面で「ジョイント」という言葉を使うことがありますが、これは「複数が共同で仕事する」という「ビジネスモデル」を表しています。

「ジョイント」は英語の「joint」のこと

「ジョイント」とは、もともと英語の「joint」を語源に持つカタカナ語で、英語での意味は多岐に渡ります。

日本語として主に使われている「継ぎ目・結合部分」や「提携」の他に、人間や動物の手足の関節や、植物の茎にある節の部分、また地学では岩石に生まれる割れ目箇所を表す言葉でもあります。

また、英語の「joint」は、やや俗語的な使い方となりますが「マリファナたばこ」「大麻を紙でくるんだ巻たばこ」という意味もあります。その他、「店や場所」を「joint」という抽象的なフレーズを使って言い表すこともあります。

「ジョイント」は英語では多義語となります。「joint」という単語の意味を正しく理解して、適切に使うようにしましょう。

「ジョイント」のビジネスでの使い方と例文

「ジョイント」は現代ビジネスの必須用語

「ジョイント」とは、「接合・継ぎ目部分」という軸の意味から転じ、カタカナ語では「提携すること」という意味で使われている言葉です。

「ジョイント」は「資本提携」や「業務提携」の他、「技術提携」や「研究提携」といったシーンでも好んで用いられます。おおむね「ジョイント」は、現代ビジネスでは必須用語の一つとも言えるでしょう。

「ジョイント」とは、自分(自社)と他人(他社)の力を併せて「共同体」でビジネスを進めるのが基本です。つまり、他力本願ではなく、双方が協力をして一つのゴールを達成していくことを目標としています。

「ジョイント」を使った熟語と意味をおさえておく

「ジョイント」は、ビジネス用語としても使い方をしっかり抑えておきたい言葉です。下記で「ジョイント」のつく基本的な熟語表現と意味を挙げてみます。

例文
  • ジョイントベンチャー:複数の企業が、一つの大規模工事を請け負うこと
  • ジョイントアド:新聞や雑誌などで、複数の企業が共同して広告を出すこと
  • ジョイントアカウント:夫婦や家族などの複数人が、一つの口座を作り共有すること
  • ジョイントフォース:軍事用語の一つで、一指揮下にある陸海軍における統合部隊のこと

「ジョイント」を使った例文

  • 巨大マンション建築でA社とのジョイントベンチャーを本格的に進めることにした。
  • 今回のアイドルのジョイントコンサートの入り数は、過去最高のものとなった。
  • 他社とのジョイントをフルに活用し、新作商品の販促に力を入れていこう。
  • ジョイント企画を成功させるには、各企業の特徴を有効に活用していくことである。
  • 遠方に住む娘のために、母は銀行のジョイントアカウントを作った。

「ジョイント」の類語とは?

「協賛」はスポンサーのこと

「協賛(きょうさん)」とは、いわゆる「スポンサー」のことで、催事や興行などの趣旨に賛同して、資金や技術をはじめ、人的・物的に協力する企業のことを言います。

「ジョイント」の意味とはやや異なり、「協賛」は「合同」というニュアンスが薄く、「金銭や人、モノを提供し協力する」という意味合いが強くなります。

例文
  • 今回のイベントはこれらの協賛でお送りしました。
  • 協賛会社を増やして、テレビ番組の質を高めていこう。

「協働」は「複数の人が力を合わせること」

「協働(きょうどう)」とは、二人以上の人が力を合わせることを意味します。複数の人数で協力して働いたり、何かを作成したりすることを指す言葉です。

「ジョイント」が持つ「(技術や資金などを通じて)提携する」という直接的な意味は薄くなりますが、状況によっては言い換えができると語句の一つです。

また、「協働」と間違えやすい語句に同音の「共同」がありますが、意味は「心を共にして助け合いながら働く」となります。

例文
  • A社と協働して、高性能の掃除機をを開発していく予定だ。
  • 来年からライバル会社3社と協働して、市場で勝ち残る戦略を考えている。

まとめ

「ジョイント」は英語の「joint」に語源を持つ言葉です。基本的な意味は「接合箇所」「継ぎ目部分」となりますが、ビジネスシーンでは「提携すること」「合同で作業をすること」という意味で使われています。

主に他社と共同で広告を出したり、複数の企業で建設工事を実施する時などに「ジョイント」という言葉は頻出します。「ジョイント」が持つ「共同で何かをする」という意味をしっかり理解し、正しく使っていきましょう。