イギリス時間とは?日本との時差とサマータイム・英語表現も解説

イギリスと日本の時差は9時間ですが、サマータイムでは8時間です。では、現在のイギリス時間は、時計の針を先に進めるべきなのでしょうか。それとも遅らせるべきなのでしょうか。

今回はイギリス時間で採用されているグリニッジ標準時やイギリス時間の出し方、またサマータイムで起こりがちなトラブルなどを解説します。

※この記事の担当:Light1(海外在住20年。イギリス在住経験あり。イギリスのビネガー味のフライドポテトが好き)

イギリスで使用される時間とは?

イギリス時間はグリニッジ標準時を使用

イギリスの時間は、世界的に採用されているグリニッジ標準時を採用しています。「グリニッジ標準時」とは、経度0度に位置するイギリスのロンドンにあるグリニッジ天文台で恒星の日周運動の観測を基に太陽の動きと合わせて導き出された「平均太陽時」のことです。

グリニッジ標準時とは英語で「GMT」

グリニッジ標準時とは英語で「Greenwich Mean Time」と表現します。頭文字をとって「GMT」と表記されることも多いでしょう。

グリニッジ天文台は海事博物館になっている

グリニッジ天文台はロンドン南東部にあるテムズ川を望むグリンニッジパークの丘に建っています。1675年にチャールズ2世によって設立されて、1884年にグリニッジ天文台を通る子午線を本初子午線(経度0度0分0秒)として定められました。

1920年代以降は、アビンジャーやハーストモンソー、スペインのカナリア諸島にあるラパルマ島、ケンブリッジにも移転しました。

現在は、天文台として使われておらず、国立海事博物館の一部として公開されています。この国立海事博物館は天文台の他に、イギリスの大航海時代に関する資料などイギリスの海事に関するコレクションが満載の国立海事博物館やクイーンズ・ハウスなどもあります。

イギリスと日本の時差とは?

イギリスと日本の時差は9時間

イギリスと日本との時差は9時間です。日本の方が9時間進んでいますので、日本にいてイギリスの時間を知りたいときは、日本時間から9時間を引くとイギリスの時間がわかります。

夏はサマータイムで時差は8時間

夏を中心にしたサマータイムが導入されている時期は、日本との時差は8時間になります。

「サマータイム」とは夏季は日が長いため、その日の長さを有効的に使うために1916年に導入されました。サマータイムが実施される期間は、3月の最終日曜日1時から10月の最終日曜日1時までです。

サマータイムは英語で「summer time」

サマータイムはイギリスを含むヨーロッパでは、サマータイムの直訳にもなる「summer time」が使われています。

しかしアメリカでは「summer time」ではなく、「日光節約時間」と直訳される「daylight saving time」が使われています。

サマータイムが実施されるときの時計の戻し方とは?

アナログ時計は時間の調整が必要

サマータイムの変わり目では時計を1時間進めたり戻したりしなくてはいけません。一部の時計や携帯電話、パソコンなどでは自動でサマータイムを調整する機能があり、自動的に時間が調整されます。しかし自動設定機能がついていないアナログの時計などは、時間を手動で変えなくてはいけません。

サマータイム始まるとき時計を1時間進める

サマータイムが始まる3月最後の日曜日の午前1時になったとき、時計を1時間進めます。つまり冬時間で午前1時になった瞬間に、サマータイムでは午前2時になります。

サマータイムが終わるとき時計を1時間遅らせる

サマータイムが終わる10月最後の日曜日の午前2時になった時、時計を1時間遅らせます。つまり、サマー時間の午前2時になった瞬間に、冬時間であるグリニッジ標準時に戻します。

サマータイムにまつわるトラブルとは?

サマータイムの変わり目には遅刻が多発することもある

サマータイムが始まる3月の日曜日、またはサマータイムが終わる10月最後の日曜日はトラブルがつきものです。アナログ時計の時間の調整を忘れてしまうと、3月最後の日曜日では、待ち合わせの時間に遅刻してしまうことがよくあります。その一方で、10月最後の日曜日では、サマータイムのままで行動していたために、約束の時間よりも早く着いてしまうことがあります。

サマータイムが始まるときと終るときは要注意です。

サマータイムは慣れるもの

日本では導入されていないサマータイムなので、サマータイムがあると戸惑うのではないかと思われるかもしれません。しかし実際には、サマータイムに慣れることはそれほど難しくありません。

サマータイムが始まるときは日曜日が1時間短くなりますが、所詮日曜日なので少し遅く起きるだけのことですし、サマータイムが終わるときは一日が1時間長くなるため長く寝られるから良かったと思えばいいのです。

ただ体調はすぐにサマータイム実施前後の時間に慣れませんので、サマータイム前後では軽い時差ボケのような状態になることもあるでしょう。

イギリスでの時間の言い方とは?

10時15分は「quarter past ten」

時間をイギリス英語で言い表すときには、10時ちょうどなら「ten o’clock」、10時30分は「ten thirty」のようになり、アメリカでも同じように表現されます。

しかし15分に関しては、イギリスならではの言い方があります。15分を1/4を意味する「quarter」を使い、10時15分なら「quarter past ten」と言います。意訳すると「10時15分過ぎ」になります。

10時45分は「quarter to eleven」

45分を指すときは、また1/4を意味する「quarter」を使って、10時45分なら「quarter to eleven」、直訳すると「11時まで15分」という言い方になります。

使い慣れないと誤解されることもある表現方法ですが、イギリス人の日常会話ではよく使われています。

まとめ

直行便なら約12時間半で到着するイギリスと日本との時差は9時間です。サマータイムの時期では1時間短く、8時間になります。日本の方が時間は進んでいるので、イギリスの時間を知りたい時は日本の時間から標準時なら9時間を、夏時間では8時間を引きましょう。

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Light1
「難解なワードでもわかりやすく」をモットーに、常識ワードからビジネス用語、時には文化・アート系など、幅広く記事を書かせていただいています。ドイツ在住で2児の母。好きな食べ物はビターチョコレートとナッツ類。