一概の意味と使い方を知りたい!使いこなせる5つの例文

「一概には言えない」など「一概」という言葉は時々耳にしますが、本当の意味を知っていますか。実は勘違いして使っている人も多いかもしれません。今回は、一概の意味と正しい使い方を解説します。「一概」を使った例文も紹介しますので、ビジネスの場でスムーズに使えるようになりましょう。



一概ってどういう意味?

「一概」とは強情なこと

辞書によると一概の意味は、自分の意見を強引に押し通すことや、強情なことをいいます。「その考えは一概です」というように名詞としても使いますし、「ずいぶんと一概な考え方をしますね」というように形容動詞としても使うことができます。しかし、ビジネスの場で一番よく用いられるのは「一概に」という副詞です。

「一概に」とは同じように扱う様子

「一概に」と「一概」は、意味が異なります。「一概に」とは、細かい違いを気にせず同じように扱うことをいいます。例えば「一概に良いとは言えない」とは、細かく見ていくと違いがあり、全部が良いわけではないという意味です。

一概の使い方は?

打消しの語をつける

一概は、打消しの語とセットで使うことが多いです。「一概には言えない」というフレーズがよく使われています。

クッション言葉として使う

クッション言葉とは、なくても意味が通じる前置きの言葉です。相手に対してやわらかい印象を与えるために使います。自分の意見を伝えるときに「一概には言えないけれど〇〇だと思っています。」と伝えれば、強く主張しているのではなく、やわらかく自分の意見を伝えた印象になります。相手の意見を尊重しているという意思表示にもなりますので、積極的に使ってみましょう。

ビジネスで使う「一概」の例文は?

高学歴であれば仕事ができるとは、一概には言えない。

高学歴の人が必ずしも仕事ができるというわけではなく、人によって差はあるという意味の例文です。仕事の内容や向き不向きなどで、同じ高学歴でも苦手な仕事はあります。人それぞれの違いを考えずに、一言でまとめてしまうのは無理があるということを伝えています。

一概には言えないけれど、ゆとり世代はコミュニケーションが苦手だと思う。

ゆとり世代はコミュニケーションが苦手だという意見を、やわらかい印象で伝えています。ゆとり世代であってもコミュニケーションが得意な人もいることを理解していると譲歩した上で、自分の意見を述べています。

スマートフォンの便利さは、一概には判断できない。

スマートフォンが便利かどうかを判断するには、さまざまな違いを見てみる必要があるという意味です。スマートフォンを使う目的や機種ごとの特徴によっては、便利ではないと感じる可能性もあります。細かい部分を考慮しないと判断できないという意味で使われています。

言い換えて使える一概の類語と例文は?

「一概」の類語は「強情」「かたくな」「意地っぱり」

一概の意味を理解していない人もいますので、類語で言い換えられるようにしておきましょう。例えば「その考え方は一概だ」というよりも「その考え方は強情だ」と伝えた方が伝わりやすくなります。

「一概に」の類語は「必ずしも」「ひとくちに」

一概には打消しの語とセットで使うことが多いです。類語である「必ずしも」は打消しの語とセットでしか使うことができませんので、注意しましょう。「一概に悪いとは言えない」を言い換えると、「必ずしも悪いとは言えない」となります。また、「ひとくちに悪いとは言えない」と言い換えることもできます。

類語を使った例文

「一概」の類語である「強情」を使った例文

「あなたの考え方は強情なので、もっと柔軟に考えて欲しい。」

「一概に」の類語である「必ずしも」を使った例文

「その商品は、必ずしも悪いとは言えませんが、もっと良いものがあるのではないでしょうか。」

「一概」や「一概には言えない」を英語で言うと?

外資系の会社で働く方は、英語でも「一概」を使えるようになっておくと便利です。

一概は英語で「perverse」「wayward」「obstinate」

強情という意味を表す一概を英語にするには、「強情を張る」という意味の「perverse」を使います。また、「言うことを聞かない」「わがままな」という意味の「wayward」や、「がんこな」という意味の「obstinate」を使うこともできます。

一概には言えないは「That can’t be said sweepingly.」

「一概に」は英語で「sweepingly」と言います。「That can’t be said sweepingly.」とは、「それは一概に言うことができない。」という意味です。少し堅苦しく感じる場合は、「一概には言えない」よりも、「必ずしも言えない」に近い表現を使いましょう。「Can’t say that it’s completely〇〇.」で「完全に〇〇とは言えない。」という意味です。

まとめ

「一概に」という表現は、相手の意見を尊重しながらコミュニケーションを取る時に使いやすい言葉です。「一概には言えない」というフレーズを使いこなせるようになれば、人とのつがなりや仕事の幅も広がるかもしれません。積極的に使ってみましょう。また、「一概」も知っておいて損のない言葉です。「一概に」との違いも含めて覚えておきましょう。

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kingyo120

国立大学法学部卒。事務職、コールセンターでの勤務経験あり。現在は2児の育児をしながらフリーランスとして活動しています。趣味は料理と裁縫。健康のためにウォーキングに挑戦中です。