「エアメール」とは?住所の書き方・切手の値段や追跡も紹介!

「エアメール」とは航空便のことで、日本からアメリカなど国外に送る国際郵便のひとつ。通常はローマ字表記ですが、アメリカから日本へ送るなら受取人住所は日本語でも大丈夫です。現在はコロナ渦の影響で国際郵便を送れない国もあります。

この記事は「エアメール」の書き方や値段、追跡についての解説です。

「エアメール」とは?

「エアメール」とは”航空便”のこと

「エアメール」とは、“配達までの時間短縮をするために航空機を使った郵便”のことです。航空郵便や航空便などと呼ばれ、国内間や海外へ手紙やはがきなどを送ることができます。

国内間でも航空便ならば「エアメール」です。しかし、国際郵便の中でも利用頻度の高いのが「エアメール」であり、一般的に日本で「エアメール」といえば、国際郵便をさしている場合が多いでしょう。

また、「エアメール」といえば赤と青の縁取り封筒が印象的ですが、縁取りのない封筒でも「エアメール」として使えます。

コロナ渦の影響で発送できない国や地域がある

現在はコロナ渦の影響のため、航空便が減便されている国や地域があります(2020年12月末時点)。そのため、「エアメール」を含む国際郵便が送れない国や地域が発生しています。また、発送はできても配達までの期間が長くなっている場合も。

発送する場合には郵便局のサイトなどで確認が必要です。

「エアメール」の書き方とは?

「エアメール」は差出人が左上で受取人が右下

海外に「エアメール」を送る場合、差出人は左上に書き、受取人は右下に書きます。受取人の氏名や住所が少し大きくなるよう書くと良いでしょう。

差出人と受取人どちらも名前が最初です。会社名や役職があればその次に書きます。住所は日本の書き方とは逆で、マンション名や番地が先に書いて町名や市区町村と続き、最後に国名を書きましょう。

切手は右上に貼る

切手は右上に貼ります。日本から送る場合には、普通の日本の切手で問題ありません。金額が合っていればポストへの投かんも可能ですが、料金や値段は国や地域によっても異なるため、不安な場合には確認が必要です。

”VIA AIR MAIL”と書いておく

封筒の左下か切手の下などに”VIA AIR MAIL”の文字を記載します。”VIA AIR MAIL”とは、エアメール(航空便)で送ることを意味しています。

アメリカから日本へ送るなら受取人は日本語も可

アメリカなど海外から日本へ向けて送る場合には、受取人の住所や氏名は日本語でも問題ありません。その場合には、住所や氏名の書き方も通常の国内へ送る場合と同じ順番で書きます。ただし、最後に国名の記載は必要ですので、日本へ送る場合にも”JAPAN”の文字を書いておきます。

同じように、日本からアメリカなど海外へ送る場合には、差出人の住所氏名が日本語でも問題ありません。

「エアメール」の値段・料金とは?

「エアメール」は地域によって値段が違う

海外へ送る「エアメール」は、国や地域で料金が変わってきます。地域は3つにわかれているため、発送する際には配送先がどの地帯に当たるのか確認が必要です。金額が合っていればポストに投かんしても問題ありませんが、わからない場合には郵便局で確認をするのが安心です。

エアメールの値段・料金
  • 第1地帯(アジア、米国の海外領土、パラオほか)
    手紙(定型内):25gまで90円・50gまで160円
    手紙(定型外):50gまで220円・100gまで330円
  • 第2地帯(オセアニア、ヨーロッパや中近東、北中米、西インド諸島)
    手紙(定型内):25gまで110円・50gまで190円
    手紙(定型外):50gまで260円・100gまで400円
  • 第3地帯(南米、アフリカ)
    手紙(定型内):25gまで130円・50gまで230円
    手紙(定型外):50gまで300円・100gまで480円

「エアメール」専用の国際郵便はがきは70円

エアメール専用の国際郵便はがきは、世界各国へ一律70円という安価な料金です。エアメール専用国際郵便はがきは郵便局で販売されており、そのままポストへ投かんできます

「エアメール」の追跡はできる?

追跡するならEMSで発送する

「エアメール」を含む国際郵便で追跡したい場合には、EMSなどを利用します。EMSとは「Express Mail Service」の略で国際スピード郵便のこと。書類や物品などをスピーディーに送ることができる配送サービスです。通常は2万円の損害補償と追跡番号がついており、郵便局のサイトで配達状況を確認できます。

追跡が反映されない場合もある

「エアメール」をEMSで発送した場合、タイミングや国によっては追跡が反映されない場合もあるため、注意が必要です。

フランスへのEMSでは、不在持ち戻りの場合にシステム上では「お届け済み」と表示されるなど、国や地域によっては表示が正確ではない場合もあるようです。

まとめ

「エアメール」には、宛名や住所など封筒の書き方に決まりがあります。差出人と受取人の書く場所が間違っていると、”VIA AIR MAIL”と記載しておいても郵便が戻ってくることになります。ビジネスでも扱うことのある「エアメール」ですので、いざというときに戸惑うことなく対応できるよう、正しい書き方を覚えておきましょう。