「感受性」の意味や類語とは?高い人と低い人の強み・弱みも解説

「感受性」とは性格を表す言葉です。「豊か・強い」「乏しい・弱い」と表現することもあるため、「感受性が高い方が良い」と思っている人もいるようです。しかし、感受性が豊かすぎると困る場面や、感受性が低い方が有利な職業もあります。意味や類語とあわせて確認しましょう。また、抗菌薬などに関わる意味もご紹介します。

「感受性」の意味

「感受性」の意味とは「刺激や印象を感じ取る働き」

「感受性(かんじゅせい)」の意味は「周囲の刺激や印象を感じ取る働き」です。「高い・強い・豊か」と表現される場合は感じ取りやすい性格、「低い・弱い・乏しい」と表現される場合は感じ取りにくい性格だとされます。例えば、映画の登場人物に感情移入しやすい人や、音楽に感動しやすい人は「感受性が高い」と言えるでしょう。

なお、頭がいいこととは関係がないと考えられています。

「感受性が乏しい(低い)」ことのメリットもある

感受性が乏しい(低い)ことにもメリットがあるため「感受性は高い方が絶対に良い」とは言えません。感受性が乏しい人は「周囲の悪い影響を受けにくい」「危機的状況でも取り乱しにくい」とも言えます。また、他人の悪意に耐えられるため、ストレス耐性が高い人が多いでしょう。

医学では「抗菌薬への反応」「病気にかかりやすい」

医学分野の「感受性」は、「抗菌薬への反応」「病気にかかりやすいこと」という意味を持ちます。医療関係者以外はあまり使用しない意味ですが、念のため覚えておくとよいでしょう。

「抗菌薬への反応」は、抗菌薬の効果があるかどうかを意味します。例えば、細菌Aに抗菌薬Bの効果があった場合の表現は「細菌Aは、抗菌薬Bへの感受性がある」です。逆に、耐性があって効果がない場合は「細菌Aは、抗菌薬Bへの感受性がない」になります。

「感受性」の使い方

「感受性が豊か(高い)」は人の性格を表す

「感受性」がよく使われるのは、人の性格を表すときです。「感受性が豊か(高い)」は、周囲の物事から多くのことを感じ取る性格を表現します。

感受性が豊かと言われやすい特徴
  • 芸術的なセンスがよく、色彩や音色の違いに敏感。
  • ジェスチャーや喋り方、表情から人の気持ちを察する。
  • 人に優しく接する。

「感受性が豊か(高い)」は褒め言葉にならないこともある

「感受性が豊か(高い)」は褒め言葉にならない可能性がある言葉です。感受性が高すぎることで起きる問題に悩んでいる人にとって、自分の弱点を指摘する言葉に聞こえる可能性があります。

感受性が高すぎると起きやすい問題
  • 他の人にとっては何でもないことでも大きな影響を受けるため「神経質」だと非難される。
  • 周囲の人の悪意に耐えられずストレスが溜まったり、体調を崩したりしてしまう。
  • 緊急時に取り乱してしまい、実力が発揮できない。

「感受性が乏しい(低い)」をポジティブに伝える言い方

先ほど説明した通り「感受性」は低いことがメリットになる場面もあります。しかし「乏しい」「低い」「弱い」といった単語にネガティブな印象があるため、誉め言葉には向きません。「感受性が乏しい」をポジティブに伝えたい場合は、別の言葉に言い換えるとよいでしょう。

言い換え例
  • 他人に流されない。
  • 冷静で、自分の感情をコントロールできる。
  • 意志が強い。
  • 精神的に安定している。

「感受性」の類語

「感受性」の類語は「共感力」

「感受性」の類語は「共感力」です。他人の感情や考えを感じとって、自分も同じ気持ちになる能力を意味します。「感受性」と違い、対象になるのは「他人の感情・考え方」だけです。そのため、言い換えにつかえる場面も限られます。

言い換えに使える例

Aさんは感受性が高いため、こちらの気持ちをすぐに察してくれる。
→Aさんは共感力が高いため、こちらの気持ちをすぐに察してくれる。

言い換えに使えない例

感受性が高いBさんの絵画は、プロの画家のように独特で美しいものだった。

「感受性が高い」の類語は「繊細」

「感受性が高い」の類語は「繊細(せんさい)」です。「繊細」は人の性格を表す場合「感情がきめ細やか」ことを意味します。

「繊細」は「感受性が高い」よりも「傷つきやすい人」「打たれ弱い人」のイメージが持たれやすい言葉です。イメージが合うかどうか考えてから、言い換えに使用しましょう。

言い換え例

Bさんは感受性が高いため、強い口調の顧客に怯えてしまった。
→Bさんは繊細なため、強い口調の顧客に怯えてしまった。

「感受性」が高い人・低い人の特徴

「感受性が高い人」の特徴と向いている職業

感受性が高い人は「人の気持ちを察しやすい」「芸術的センスが伸ばしやすい」が特徴です。そのため、以下のような職業が向いていると言えます。

  • カウンセラー、看護師など人と接する職業
    人の気持ちを察して、相手に寄り添うことが得意な人に向いています。ただし、相手の苦しみや悲しみに共感しすぎて自分もつらくなってしまう人には厳しいかもしれません。
  • 芸術家、作家、音楽家などクリエイティブな職業
    芸術的なセンスを活用できます。
  • 飼育員、農家など動植物に関わる仕事
    動植物とは会話できないため、わずかな変化から異変を感じ取る必要があります。

「感受性が低い人」の特徴と向いている職業

感受性が低い人は「周囲の悪い影響を受けにくい」「冷静で取り乱しにくい」という特徴があります。長所を生かせる職業の例は以下になります。

  • 営業など、競争が多い職業
    ライバルの妬みに怯まず、冷静に営業を続けられるでしょう。ただし、顧客の希望を察しにくいという面もあるため、努力が必要になる場面もあるかもしれません。
  • 医者、警官など冷静さが重要な職業
    ストレスが多い状況でも取り乱さないことが求められます。

まとめ

「感受性」の意味は「周囲の刺激や印象を感じ取る働き」です。周囲の人の気持ちを察しやすい人や、自然から芸術的な感情を得やすい人が「感受性が高い」と言われます。

感受性が低い人は悪い面を注目されがちです。しかし、周囲の影響を感じ取らないということは「悪い影響を受けず常に冷静」という強みになります。

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「いず あむ」と読みます。 一般事務、営業事務としてビジネスメールを送信する機会が多くありました。複雑な事柄でも、分かりやすく説明することを目標としております。