「プロパー」とはどんな意味?関連語・プロパー融資や反対語も解説

ビジネス用語の一つに「プロパー」がありますが、現代では「プロパー社員」「プロパー融資」のように多くの関連熟語が登場し始めました。「プロパーですか?」と聞かれて、何を聞かれているのかわからない場合もあるかもしれません。

ここでは「プロパー」の意味を確認しながら、ビジネスにおけるプロパーの使い方と熟語表現を紹介しています。どうぞ、参考にしてみて下さい。

「プロパー」の意味は?

まずはじめに「プロパー」の意味から紹介します。

プロパーの語源は英語の「proper」

「プロパー」は英語の「proper」のことです。発音は「ロ」に置き、「proper」の副詞は「properly」となります。

「プロパー」の本来の意味は「適切な」

「プロパー」の意味で最も一般的に知られているのが「適切な」です。平たく言えば、人やものごと、状況や状態に対して「適した」「そぐう」「ふさわしい」「相応の」「妥当な」ということになります。

また、「プロパー」は「全くの」「当然の」「然るべき」という意味もある他、「特有の」「独自の」、また作法や身のこなし方が「上品な」「礼儀の良い」などのように複数の意味があるため、状況に応じて言葉の意味が変化する言葉だと言えます。

カタカナ語の「プロパー」の意味は「正規の」

英語とカタカナ語の意味を比べると、やや使い方にニュアンスの違いがあることに気づくでしょう。

ビジネス用語の一つでもあるカタカナ語の「プロパー」には、「正規の」「本来の」という表現で用いられ事が多いです。もちろん英語の意味からつながる点はありますが、ビジネスで使われる「プロパー」は「まっとうな」「正しい」という意味合いの方が強いようです。

「プロパー」を使った関連用語

続いて「プロパー」のつくビジネス用語を7つ挙げ、意味を解説していきましょう。

「プロパー社員」「プロパー職員」の意味

「プロパー社員」「プロパー職員」は職種や業界によって使い方や意味が異なってきます。1つ目は「新卒からの生え抜き社員(職員)」2つ目は「正社員(正職員)」3つ目は「自社社員(自社職員)」です。

企業や役所などに勤務する社員といっても、あまりにカテゴリーが大きすぎます。そのため「プロパー」を頭に付けることによって、生え抜き社員に対し「中途入社」、正社員に対し「派遣社員」「パート社員」「非正規労働者」、また自社社員に対し「協力会社スタッフ」「下請け会社スタッフ」と区別をしているのです。

「プロパー融資」「プロパーローン」の意味

「プロパー融資」とは銀行が独自で行う融資のことで、信用保証協会を通さずにお金の借り入れができる融資を指しています。プロパー融資のメリットは「保証料金が必要ない」「限度額の設定がない」ことが挙げられますが、一方で「審査が厳しい」「審査に時間がかかる」ことがデメリットとなります。

また「プロパーローン」も同様に信用保証協会を介さず、銀行がリスクを負担し貸し出しをするローンのことです。

「プロパー価格」の意味

「プロパー価格」とは「固有価格」を意味し、値下げをしない「正規価格」を指しています。たとえば、シーズンが終わりバーゲンとなった値下げ商品や特売で販売した商品は「プロパー価格」で販売したことにはなりません。

ファッションやアパレル業界でよく使われる言葉になりますが、シーズン中に「プロパー価格」で売れたアイテムの比率のことを「プロパー消化率」と呼んでいます。

「プロパー商品」の意味

「プロパー商品」とは正規の流通ルートである「卸業者」から「小売業者」に直接卸される商品のことです。

また、似た言葉にフラッグシップのある店や百貨店で販売される商品を「プロパー品」呼びますが、正規店で一旦は扱った商品でありながら、店の都合上販売に至らなかった場合は、アウトレット店で販売することが多いでしょう。

「プロパーカード」の意味

「プロパーカード」は国際ブランドとしてのライセンスを取得しているカード会社が発行しているカードを指します。現在「プロパーカード」を発行しているのは「アメリカンエキスプレス」「ダイナース」「JCB」の3社のみとなっています。

ちなみに世界ブランドのVISAとMasterCardは自社としてのカード発行はしていません。

「プロパー」の反対語・対義語は?

続いて「プロパー」の反対語と反意語についてみてみましょう。

「プロパー」の反対語は「不適切な」「非正規の」

「プロパー」の反対語や反意語となる言葉は「不適切な」「非正規の」「非公認の」「非公式の」などです。「プロパー」の意味にある「独自の」に対して考えるなら「類似」「模倣」なども反意語の類として捉えてもよいかもしれません。

「プロパー社員」の対義語は「中途社員」や「契約社員」

「新卒生え抜き社員」や「正社員」の意味における「プロパー」の対義語は、「中途社員」や「契約社員」になります。会社や業界によっても「プロパー」の使われ方が異なるので、意味に応じて対義語を考えて使用できるとよいでしょう。

まとめ

「プロパー」の意味は「適切な」「相応しい」「特有の」「全くの」などがあります。日本のビジネスシーンでは「正規の」「本来の」という意味で用いられることが多く、「プロパー社員」「プロパー価格」などのような熟語表現の方が知名度としては高いと言えるでしょう。

しかし、「プロパー」は差別をするための言葉ではありません。使う相手や状況を見極めて、摩擦が生じないように心がけたいものです。