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「緊張しい」とは?言い換え表現・特徴・短所・克服する方法も紹介

「緊張しい」とは、関西で使われている「緊張しやすい」という意味の言葉です。緊張しやすい人はまじめな半面、不安になりやすいようです。

この記事では、「緊張しい」の意味や読み方の他に、「緊張しい」の言い換えを解説します。また緊張しいの人の特徴や短所と長所、さらに緊張しやすい性格を治す方法も紹介します。

「緊張しい」とは?

「緊張しい」の意味①関西の方言では”緊張しやすい”

「緊張しい」の意味は、“緊張しやすい”ということです。関西で使われている言葉です。「緊張」とは、慣れないことや苦手なことに直面すると心と体の両方が張り詰めるような状態になることです。

「緊張しやすい」というとネガティブな意味合いがありますが、関西で使われる「緊張しい」には「緊張しやすい」の意味ほど深刻ではなくて、緊張しやすいのもむしろ人としての親しみやすさがあるといった少し良いニュアンスが含まれることがあります。

「緊張しい」の意味②上がり症

「緊張しい」には“上がり症(あがりしょう)”という意味もあります。「上がり症」とは緊張しやすい質(たち)のことで、人前に出るとうまく話せなくなったり、焦って汗をかいたり声が震えたりするなどの症状が出ることもあります。この緊張の度合いが日常生活にも支障が出てくるほどになると、社会不安障害と呼ばれる心の病気の一種として扱われます。

「緊張しい」の読み方は”きんちょうしい”

「緊張しい」の読み方は“きんちょうしい”です。関西の人でないと聞き慣れないかもしれませんが、関西では「緊張しい」のように、名詞に「しい」を付けた表現がよく使われます。例えば「ええかっこうしい」や「自慢しい」のようにそれぞれの人の特徴を表す表現として使われています。

「緊張しい」を使った例文

「緊張しい」を使った例文をご紹介しましょう。

  • あんたは緊張しいやなぁ。
  • 緊張しいの人のようだけど、気にしなさんな。

「緊張しい」の類語・言い換え表現とは?

「緊張しやすい・上がり症」に言い換えられる

「緊張しい」を言い換えるなら、”緊張しやすい”や”上がり症”などがあるでしょう。ただし「緊張しやすい」や「上がり症」には、”緊張しい”という言葉の持つ親しみやすさは含まれていません。そのため「緊張しい」を言い換えるときにはその意味をよく考えて、単に置き換えるのではなく補足する文章もあった方がいいでしょう。

「緊張しい」を言い換えた例文

「緊張しい」を言い換えた例文をご紹介しましょう。

  • 緊張しやすい質だけど、たいしたことではないよ。
  • 上がり症でプレゼンの前はいつも不安。でもなんとかなるから大丈夫。

「緊張しい」の人の特徴や短所・長所とは?

「緊張しい」の特徴はまじめで完璧主義

緊張しいの人の特徴は、まじめや完璧主義なところです。課題に真剣に取り組もうとするまじめな性格のため、結果を想像したときに失敗したらどうしようかと不安になります。そこに完ぺき主義なところも加わると不安に拍車がかかり、緊張しやすくなるのです。

「緊張しい」の短所:人間関係がうまくいきにくい

緊張しい人には自分に自信を持てなくて、対人関係がうまくいかなくなるという短所があります。誰かと友だちになりたくても緊張してしまって相手にうまく自分の気持ちを伝えられなくなります。そうしたことが続けば、人と付き合うことに億劫になってしまいます。

「緊張しい」の長所:慎重に行動できる

緊張しいの人の短所が目立ちやすいのですが、まじめなところや、慎重に行動するため大きな失敗はしないといった長所があります。また緊張しやすいことを知っていますから、前もって十分に準備をしておこうとする傾向もあります。

「緊張しい」の治し方はある?

「緊張しやすさ」を受け入れて自信を持つこと

緊張しやすい性格を克服するためには、緊張しやすいところも自分の特徴の一つととらえて受け入れることです。でも、簡単には受け入れにくいですよね。そこで自分に自信を持つようにしてみましょう。自信が持ててくると、緊張しやすいというネガティブなところも受け入れやすくなります。

目標を立てて達成する経験を何度か重ねる、好きなことを見つけてやってみる、日頃からポジティブな言葉を使うなどして前向きになれるような行動を取ってみましょう。すると徐々に自信がついてくるのがわかるはずです。

自信がついていて緊張しやすいところを受け入れられると、緊張もほぐれやすくなって緊張しにくくなるでしょう。

リラックスすることも効果的

リラックスすることも緊張しやすさを治すのに効果的です。深呼吸や軽いストレッチなどをして、緊張を和らげるようにしてみましょう。

何事も焦りは禁物です。時間をかけてゆっくりと緊張しやすいところを改善するようにしていきましょう。

「緊張しい」の英語表現とは?

「緊張しい」は英語で”to get nervous easily”

「緊張しい」の英語表現は”to get nervous easily”です。「to get nervous」は緊張するや神経質になるという意味で、「easily」は簡単にという意味の副詞です。

「緊張しい」の英語例文

「緊張しい」の英語例文をご紹介しましょう。

  • “You tend to get nervous easily.”
    「あんたは緊張しいやなぁ」
  • “You look that you get nervous easily, but you shouldn’t be care of it.”
    「緊張しいの人のようだけど、気にしなさんな。」

まとめ

「緊張しい」とは”緊張しやすい”という意味で、関西で使われている表現です。ただ標準語の「緊張しやすい」よりも親しみやすさが含まれていることがあります。とはいえ緊張しやすいことはつらいこともあり、そんな時は自分に自信が持てるように行動してみたり、緊張をほぐすようにリラックスしてみたりするといいでしょう。

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「難解なワードでもわかりやすく」をモットーに、常識ワードからビジネス用語、時には文化・アート系など、幅広く記事を書かせていただいています。ドイツ在住で2児の母。好きな食べ物はビターチョコレートとナッツ類。