「弔辞」の意味と読み方とは?書き方の注意点と例文・英語も解説

「弔辞」は故人への思いや死を惜しむ気持ちを表した言葉のことです。一般的には、生前に故人と親しかった人が代表として別れの言葉を読み上げますが、書き方や内容において、気を付ける点があるのでしょうか?

ここでは「弔辞」の意味や読み方の他、書き方の例文や封筒について、英語表現とあわせて解説します。「弔辞」を入れる適切な封筒の選び方についても紹介していますので、参考にしてみて下さい。

「弔辞」の意味と読み方とは?

「弔辞」の意味は「故人への思いをまとめた言葉」

「弔辞」とは「故人への思いをまとめた言葉」のことです。生前に親しかった人が代表として、故人との思い出や感謝の気持ち、また、故人との別れを惜しむ気持ちを表したものをいいます。

故人への追悼の意を込めて、故人とのエピソードや人柄などを丁寧にまとめたものが「弔辞」です。つまり、故人へのお別れの言葉でもあります。

「弔辞」の読み方は「ちょうじ」

「弔辞」の正しい読み方は「ちょうじ」です。「弔辞」の「弔」には「故人をいたみ、悔やみを述べること」また「死者の霊をたずね、とむらい慰めること」という意味があります。「辞」には「言葉」という意味があるため、あわせて「故人への悔やみやとむらいの言葉」という意味になります。

「弔辞」は親族や孫などの代表が読み上げる

「弔辞」を読み上げる人は、生前に故人と親しかった人となります。主に親族や孫の他、会社関係や友人の代表が、故人を偲んで言葉を綴ります。親族以外、つまり、故人の会社関係や友人などに弔事をお願いする時は、故人の親族から丁寧に依頼を立てます。

「弔辞」の書き方とは?

「弔辞」は最初に故人への追悼の意を述べる

「弔辞」を書き上げる時の構成として、「最初に故人への追悼の気持ちを述べる」ことが挙げられます。親しい人が亡くなった時の心情は、非常に複雑なものでしょう。そのため「弔辞」の冒頭としては、「訃報を知った際の驚きや悲しみ」を素直に表現することが大切です。

続けて、故人とのなれそめ、思い出に残るエピソードなどを挙げていきます。故人の人柄や人間性などに触れながら、生前に成し遂げた功績や偉業などを、故人の足跡として言葉にしていきます。

この際、飾りきった言い回しや、堅苦しい表現をあえて使うことはありません。故人に語り掛けるように、素直な気持ちで言葉をまとめていくことが大切です。

「弔辞」は遺族への慰めの意で締めくくる

「弔辞」の最後は、遺族への慰めの言葉で締めくくります。複雑で悲痛な心情に接しながら、励ましの意を込めます。故人の冥福を祈る、心からの言葉を最後に述べましょう。

会社代表の時は故人の業績や活躍を述べる

会社の代表として「弔辞」を述べる際は、職場での業績や功績を中心に、職場での軌跡などを挙げるようにします。会社にとって大切な存在であったこと、また失ったことで与える影響などを、故人に敬意と感謝の気持ちを表しながら、端的にまとめていきましょう。

「弔辞」で注意することは?

「弔辞」は3分程度で読めるくらいにまとめる

「弔辞」は葬儀で読み上げる故人へのお別れの言葉です。そのため、長すぎないように、また短すぎないようにするのが礼儀となります。およそ1000文字程度、3分くらいで読めるくらいの「弔辞」が、適切な長さです。

「弔辞」を頼まれたら快く引き受ける

遺族から「弔辞」の依頼を受けた際は、出来る限り引き受けるようにするのがマナーといえます。身内を失い、悲しみの気持ちがぬぐえない遺族の心情を考慮するようにしましょう。葬儀の規模や遺族の意向にもよりますが「弔辞」は一般的に2名から5名程度にお願いすることが多いようです。

「弔辞」の封筒は一重の「白」を選ぶ

「弔辞」は通常白い封筒に入れるか、奉書に包むようにします。封筒については、縁起の関係から二重のものではなく、一重のものを選ぶようにしましょう。表に万年筆や黒いペンで「弔辞」と書き、読み終えたら霊前に向けて捧げるため、汚れの無いきれいな封筒を選ぶようにして下さい。

「弔辞」は英語で「Message of condolences」

「弔辞」を英語で表すと「Message of condolences(メッセージ・オブ・コンドーレンス)」となります。「Message」は言葉、また「condolence」は「追悼」や「お悔やみ」という意味があります。

「弔辞」で一般的な弔辞フレーズ

  • We are so sorry for your loss.
  • With deepest sympathy as you remember Taro.
  • I can’t imagine what you must be feeling right now.
  • We hope you feel surrounde by much love.
  • I was deeply saddened to know that Taro passed away

これらの文章の後に「Please accept my condolences」や「My most sincere condolences」「My heartfelt condolences」などをカードやEメールなどに書き加えて下さい。

まとめ

「弔辞」の読み方は「ちょうじ」で、意味は「故人との思い出やエピソードをまとめた言葉」となります。

「弔辞」の書き方で大切なのは、遺族への心痛をいたわる気持ちを表すこと、また故人への感謝の気持ちを忘れないことです。「弔辞」は白い封筒に入れるか、奉書に包むようにしましょう。

「弔辞」を綴るのは親族の他、孫や親しい友人、会社関係の人などさまざまです。3分程度にまとめるようにし、弔意を込めて読み上げるように心がけましょう。