マージンとは?意味やマージン率・マージンミックスなども解説

意味がわかるようでわからないビジネス用語、みなさんにはありませんか?「マージン」はビジネス用語の一つですが、無意識のうちに言葉にするものの、意味や使い方に自信がないこともあるでしょう。

ここでは「マージン」というカタカナ語について、本来の意味と使い方、また「マージン」の関連熟語を挙げながら解説をしています。スマートな社会生活に、ぜひお役立て下さい。



「マージン」の意味とは?

さっそく、マージンの意味から確認していきましょう。

意味は「手数料」

「マージン」は本来「ページにある余白や欄外」「ページの縁」などの意味がありますが、ビジネスにおいては「手数料」「利幅」「利益」「利鞘(りざや)」の意味で使われることがほとんどです。これらの意味をもう少し細かく正せば、商売の取引において、買主と売り主の間に第三者などの中間業者が介入するとき、受け取るべき収益の一部を「マージン」とするのが一般的な解釈でしょう。つまり商売で生じる「差額利益」のことです。

また、商売の状況によっては、あるルートで得た商品を「再売買」する時に、売値から買値を引いた「儲け」の部分を「マージン」と呼ぶこともあります。

英語では「margin」

「マージン」は英語の「margin」のことです。意味はカタカナ語の「マージン」とほぼ同じですが、金融分野では証券の信用取引で支払う「委託証拠金」、貸付額と担保価値の差を示す「貸付余裕額」のことも指しています。

また経済分野では「企業が存続していくために最低限、必要な利益のこと」を「margin」と呼んでいます。

商社や量販店では日常語

「マージン」は業界によってはほとんど耳にしないこともありますが、海外と輸出入をしてビジネスを成立させる「商社」や、製造元から中間業者を経て販売に至る「量販店」などでは日常帝に使われる言葉です。ちなみに、取引総額に対して何割の取り分になるかを示す時に、「マージンは15%」というような形で使われます。

費用の負担を軽減するには「マージン」のカットも検討すべき課題ですが、直接的な取引ができない場合は、仲介業者や中間業者を雇って「マージン」を支払わなければなりません。考え方の視点を変えれば、中間業者はなくてはならない存在とも言えるでしょう。

「マージン」が付く3つのビジネス熟語

続けて「マージン」のついた熟語3つについて説明します。

マージン率

派遣事業で使われる言葉で、派遣会社が派遣先の企業から受け取る「派遣料金」から、派遣社員として働く人に支払う金額を引き、派遣料金で割ったものを指します。

つまり、マージン率が高ければ高いほど、派遣社員に支払える給料が下がってしまうことになります。マージン率はそれぞれ派遣会社の裁量で決められるため、他の派遣会社より給料が少ない場合はマージン率を高く見積もっていると考えられるでしょう。

マージンコール

「マージンコール」とは「追加証拠金」のことで、一般的には「追い証」としても知られています。「マージンコール」は信用取引や先物取引、CFD取引等の比較的リスクの高い商品取引において、「委託証拠金」の総額が不足した時に支払う義務のあるお金のことを指しています。不足する原因は経済影響による「相場の変動」ですが、「マージンコール」は一時的な緊急措置であり、損失を抑えられるかを保証するものではありません。

ちなみに、商品の先安が案じられると「マージン」を回避するための「投げ売り」が始まりますが、この行為は相場下落を加速する要因ともなっています。

マージンミックス

「マージンミックス」は商品販売で使われる手段で、粗利益率での高低を組み合わせて販売を実践していくことを意味する言葉です。粗利益が高い商品と粗利益が低い商品を併せることで、安定した粗利益率と客単価の保持を目的としています。

「マージン」を使った10個のビジネス例文

それでは「マージン」を使ったビジネス例文を10個挙げてみましょう。状況に応じてアレンジしてみて下さい。

「マージンを取る」

「マージン」を取るは「手数料を徴収する」という意味で使われます。

  • 今回の取引で、何%のマージンを取るつもりだろうか?
  • 海外との輸入の取引で25%ものハイマージンを取られた。
  • マージンを取られたくなければ、直接取引に踏み出すしかない。
  • 中間業者から20%のマージンを取られたが、売り上げには響いていない。
  • マージンを取って商売が成り立つのが仲介業者である。

「マージンがかかる」

  • マージンがかかるが、商売のルール上仕方のないことだ。
  • 香港から部品を輸入したが、ハイマージンがかかるのは想定内であろう。
  • マージンを25%かけてでも手に入れたい産業機器がある。
  • 扱う量が2000個を超えれば、マージンはさほどかからない塩梅だ。
  • マージンがかかるからこそ、安心してサービスを受けられるとも考えられるだろう。

まとめ

「マージン」のビジネス上での意味は「手数料」「仲介料」のことで、商品の全体の価格から仲介業者に支払う取り分のことを指す言葉です。

金融分野ではその他、「イニシャルマージン(当初証拠金=IM)」「インテンシブマージン(集約的限界)」「ローンマージン(貸出利鞘)」「代替えマージン」などのように「ローン」と組み合わせた用語もたくさん使われており、商品の値動きがある金融分野ではフルに活躍している言葉だと言えそうです。ぜひ、これを機に「マージン」という言葉の意味を含めて、ビジネスシーンでも上手に使いこなしていきましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。