分野別にみる「フォーカス」の使い方は?意味と5つの例文を紹介

「さあ、フォーカスして!」と先生や上司に言われたことはありませんか?「フォーカス」は日常でも職場でもよく使われるカタカナ語の一つですが、ここでは改めて「フォーカス」の使い方について着目したいと思います。

さっそく、分野別にみる意味の違いとビジネスで応用できる例文などを紹介していきましょう。普段から使っているカタカナ語「フォーカス」の意味をもう一度チェックしてみて下さい。



「フォーカス」の本来の意味とは?

さっそく、「フォーカス」の意味からスタートしましょう。

意味は「注目」「集中」

「フォーカス」は英語の「focus」のことで、意味は意識や興味、関心や活動に「注目する」「着目する」「集中する」、「ピントを合わせる」「焦点を合わせる」です。

また「フォーカス」の意義に「ものごとを重点的に取り組む」というものがありますが、これはビジネスシーンで問題や課題に取り組む時にピッタリな使い方でしょう。

通常「フォーカスする」「フォーカスが必要である」などのように使われ、グループ活動やチームワークで行動するときに、同じゴールに向かって進む「掛け声」のような枠割を果たしています。もちろん、個人活動でも業務や役割分担に焦点を合わせ、集中して取り組む意図で使われているでしょう。

3つの分野別にみる「フォーカス」の意味

続いて「カメラ」「医療」「IT」のそれぞれの分野でみる「フォーカス」の意味について解説します。

カメラでは「焦点を合わせる」

カメラ好きな人は「フォーカス」と聞いてピンときたのではないでしょうか。「フォーカス」はカメラや写真で対象となるものに焦点、つまり「ピントを合わせる」ことを指す言葉です。

オートフォーカスは自動でピントを合わせる機能を意味し、ピンボケとは「ピントがぼける」を省略した呼び方となります。どちらも今や、立派なカタカナ語として普通に使われています。

医療分野では「看護記録」の一つ

「フォーカス」は医療分野において、患者の状態の変化、患者の行動や心配事、また患者のトピックスなどの情報を記録する方式の一つです。正式名を「フォーカスチャーティング」と呼び、英語で「FOCUS」と記す場合もあります。

「フォーカス」を用いる利点は、患者の経過記録のフォーマットに統一性が生まれることや、縦読みすることで患者のプロフィールや全体像が瞬時に把握できることです。

IT分野では「入力準備OK」

IT分野からはコンピューターの操作関係で「フォーカス」という専門用語を使うことがあります。コンピューター画面でウィンドウなどが選択され、入力操作の準備が整った状態、つまり、マウスやキーボードでウィンドウに言葉が入力できる状態のことを「フォーカス」と呼んでいるのです。

複数の画面が開いているときは、その中から一つを選んで使用するため、対象物を一つに絞り焦点を当てるという意味で「フォーカス」と表現するようになった背景があります。

また、別の画面に移動する時は「フォーカスが外れる」「フォーカスが離れる」という表現を使います。

「フォーカス」の使い方と5つの例文

続いて「フォーカス」の具体的な使い方と例文を5つ挙げてみます。

フォーカスされるは流行語にも

「フォーカス」は日本独特のニュアンスで形を変え、成長を遂げた言葉の一つでもあります。かつて流行語となった「フォーカスされる」は、プライベートな状況において「カメラの焦点を当てられる」「誰かに写真を撮られること」の意味で誕生した言葉です。むしろ、現在では「見られたくない状況を見られてしまうこと」というニュアンスでの使い方の方が一般的かもしれません。

また「フォーカスを当てる」は「ものごとにピントを当てる」「集中して取り組む」の意味でビジネスシーンでも使われる言葉です。言葉には「効率的に」「間違えないように」という意図も含まれていると考えられます。

「フォーカス」5つのビジネス例文

  • 資料の内容に間違いがないか、フォーカスから外れないように確認をして下さい。
  • フォーカスを得た戦略を実行しないと、顧客の獲得は難しい。
  • 目の前にある課題にフォーカスを当てて、仕事をするべきだ。
  • できるだけ重点項目にフォーカスを絞って、まとめて下さい。
  • フォーカスから離れないように、集中してリストの抽出をしている。

「フォーカス」の2つの予備知識

「フォーカス」についての理解をさらに深めるために、会話のスパイスとしての予備知識を紹介します。

米国フォードが開発した名車

「フォーカス」は米国に拠点を置くフォードが1998年に製造をスタートさせた名車の一つです。ファミリー向けにデザインされ、4ドアセダンのハッチバック型が人気の車種となりました。

米国映画「Focus」は詐欺師がテーマ

もう一つ「フォーカス」で知られるのは、2015年に公開されたハリウッド映画「Focus」です。内容は天才詐欺師と元恋人が繰り広げる「騙し合い」をテーマとするサスペンスとなっています。

まとめ

「フォーカス」は「集中する」「着目する」「焦点を合わせる」「ピントを合わせる」という意味のカタカナ語で、英語の意味とほぼ同様に使われています。

カメラや写真はもちろん、医療やITの分野でも用いられる言葉ですが、「焦点を合わせる」というベースの意味から派生した用語として、意味の解釈は容易にできることでしょう。

また、ビジネスシーンでは「フォーカス」は仕事の効率や能力を向上させるために必要なエッセンスです。職場でゴーサインが出たらいつでも「フォーカス」できるように、日ごろから集中力を高める自分なりのコツを見つけておきましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。