「おはようございます」は何時まで?意味や語源・英語や韓国語も

「おはようございます」は丁寧な朝の挨拶です。一般的に使われていますが「語源が分からない」「何時まで使えるのか」と気になる人も多いようです。「おはようございます」の意味や詳細な使い方を説明しましょう。また、英語・韓国語などの海外の丁寧な挨拶や、手話についても紹介します。

「おはようございます」の意味と語源

「おはようございます」の意味とは「朝・起床時の丁寧な挨拶」

「おはようございます」は、朝の挨拶「おはよう」を丁寧に言う言葉です。起床時や、朝会う人にする挨拶になります。

漢字で「お早う御座います」や「御早う御座います」と表記することもありますが、一般的ではありません。特別な理由がない限り、ひらがなで書く方が無難です。

「おはようございます」の語源は歌舞伎という説がある

「おはようございます」の語源は、歌舞伎だと考えられています。「お早いお着きでございます」が転じたという説です。

この言葉が使われた理由には諸説あります。「練習のために早く楽屋へ来る役者を裏方が労った」や「準備のために早く来た役者を下っ端が気遣った」などです。他にも「トリを務めるために遅く来た座長を周囲が気遣った」という説もあります。

どの説でも「朝以外にも使われていた」という共通点があります。公演時間によっては、夕方に使われることもあったようです。

「おはようございます」の使い方

「おはようございます」は10時頃まで使う

「おはようございます」を何時まで使えるのか定まっていません。そのため、人によって感じ方が違っています。一般的に考えられているのは「9時~10時頃まで」です。

9時までならほとんどの人が問題ないとしています。10時を過ぎると違和感を覚える人もいるようです。しかし、多くの企業が10時半を目安に切り替えている(飲食店のモーニングセットも10時半までが多い)ため、あまり心配する必要はないでしょう。

遅い時間でも「おはようございます」には同じ文言で返す

「おはようございます」と言われて返事をする側になった場合、時間に関わらず同じ文言で返す方が無難です。たとえ遅い時間だったとしても、相手は朝だと思って「おはようございます」を使っているためです。「こんにちは」と返したら、揚げ足を取られたと不快に思われる可能性があります。

同じように、朝早い時間に「こんにちは」と言われた場合も、「おはようございます」と返すのは避けた方がよいでしょう。

「おはようございます」は目上の人にも使いやすい

「おはようございます」は「おはよう」を丁寧にした挨拶です。そのため目上の人にも使いやすく、ビジネスシーンでもよく使われます。

対して「こんにちは」「こんばんは」には丁寧に表現する言葉がありません。そのため「おはようございます」と違い、使用を避ける職場もあります。

1日中「おはようございます」を使う業界と理由

時間に関わらず、1日中「おはようございます」を使う業界があります。有名なのはテレビ業界です。その他に該当するのは、飲食店やホテル、コンビニなど24時間体制で働く業界です。

理由は「『おはようございます』を『1日の始まりの挨拶』として捉えている」ためだと考えられます。24時間体制の職場は、夕方や夜が『1日の始まり』になる人が多くいます。人によって挨拶が違うのは煩雑なため、時間を問わず「おはようございます」に統一されたという説です。

さまざまな言葉の「おはようございます」

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英語の「おはようございます」は「Good morning, Sir(Ma’am)」

英語の「おはようございます」は「Good morning, Sir.」です。発音の目安は「グッドモーニング、サー」になります。「Sir」は目上の男性に対する敬称です。女性の場合は「Ma’am(マァム)」を使います。

「Good morning」には敬語表現がありません。そのため、表情やトーンで使い分けられます。それでも不足する場合は、目上の人を呼ぶ呼称をつけ、より丁寧な表現にします。

女性に使う場合の注意点

「Ma’am」には注意が必要です。地域によっては「若い人には使わない」という印象があるためです。そのため「Ma’amと言われたから、年上に見られた」と思う人もいます。

他の敬称も年齢や結婚の有無を限定するため、差別的だという声が増えているようです。女性の場合は敬称をつけず、言い方で敬意を表した方が無難かもしれません。

フランス語・スペイン語の「おはようございます」

フランス語の「おはようございます」は「Bonjour, Monsieur.」です。発音の目安は「ボンジュール、ムッシュー」になります。「Monsieur」は目上の男性に使う敬称で、女性の場合は「Madame(マダム)」を使います。ちなみに、昼の挨拶も同じです。

スペイン語の「おはようございます」は「Buenos dias」になります。発音の目安は「ブエノスディアス」です。カジュアルな「おはよう」の場合は、時間を問わず使える「Hola(オラ)」が一般的です。

韓国語・中国語の「おはようございます」

韓国語の「おはようございます」は「안녕하십니까?」です。「アンニョンハシムニカ」が発音の目安になります。有名な「안녕하세요?(アンニョンハセヨ?)」より丁寧なため、目上の人に向いています。

中国語の「おはようございます」は「早上好」です。「ヅァォシァンハァォ」や「ザォシャンハォ」が発音の目安です。目上の人との会話や、ビジネスシーンでよく使用されます。

「おはようございます」の手話

「おはようございます」を手話で伝える場合は「朝」と「挨拶」の手話を続けて表現します。「朝」は、右手を握って、目の横にあててから下ろします。枕をイメージしているようです。「挨拶」は、両手の人差し指を向かい合わせて、お辞儀をするように指を折り曲げます。

それに加えて、挨拶の気持ちのこもった表情をする必要があります。手話は「手の動きは補助」という意見もあるほど、表情と口の動きが重要な言語です。

まとめ

「おはようございます」は朝の丁寧な挨拶です。おおむね9時~10時頃まで使われていますが、個人差があります。時間を厳守するより、相手と気持ちよく挨拶できることを優先した方が良い場面も多いでしょう。