「一喜一憂」の意味や使い方とは?一喜一憂する人の特徴や類語も

恋愛中に相手の言動などで喜んだり悲しんだりすることを一喜一憂するといいます。一喜一憂しないためには何が必要なのでしょうか?

他にも「一喜一憂」の意味や使い方について例文を使って解説していきます。また類語・類義語や反対の意味のことわざ、英語表現も紹介しましょう。

「一喜一憂」の意味とは?

「一喜一憂」の意味は「物事の変化で喜んだり悲しんだりすること」

「一喜一憂」の読み方は「いっきいちゆう」で「物事の変化により喜んだり悲しんだりすること」を表す言葉です。「喜」は読んで字のごとく「よろこぶ」という意味で、「憂」は「心配する」や「案ずる」という意味。物事が変化することによって感情が振り回される、というネガティブなニュアンスを含むこともあります。

ささいな出来事や他人の言動によって、喜んだり心配したりと相反する感情に振り回され落ち着かないようすを「一喜一憂する」と表現します。

「一喜一憂」を使った例文

  • 彼は応援するサッカーチームの試合結果に毎日一喜一憂している。
  • 彼女の言動に一喜一憂ばかりしていて疲れました。
  • 上司や取引先の機嫌に一喜一憂していると仕事が進まないよ。

一喜一憂しやすい人とは?

「一喜一憂」しやすい人は考えすぎる

「一喜一憂」しやすいのは、何ごとに対しても考えすぎてしまったり、普段から感情の起伏が激しかったりする人です。特に物事を悪い方へ考えすぎてしまう場合、何かあるたびに、もっと悪くなるのではないかと心配してしまい、ちょっとした変化でも悲しんだり落ち込んだりしてしまうもの。また、周りの反応が気になりすぎたり、自分の考えに自信がなかったりする人も、物事の変化によって感情が振り回されてしまいます。

一喜一憂しないためには自分に自信を持つこと

物事の変化に一喜一憂しないためには、自分に自信を持つことが大切です。自分の考え方や主義主張に自信を持つことで、周囲の言動などにまどわされず堂々としていられます。

一喜一憂すること自体は悪いことではありません。嬉しい気持ちを出したり楽しいことに対して喜んだりするのは良いことでしょう。しかし、感情に振り回されて喜んだり悲しんだりを繰り返していると、自分自身はもちろん周囲にいる人も疲れてしまいます。

心配なことは抱え込まず、考えすぎないようにすることが大切です。

「一喜一憂」の使い方

スポーツの経過などに気持ちが振り回されるとき

「一喜一憂」という言葉は、スポーツ観戦をしているときにもよく使われる言葉です。

応援しているスポーツチームの試合結果によって喜んだり落ち込んだりする人に対しては「彼は試合結果によって一喜一憂するね」などといいます。また、試合中にミスをすれば落ち込み、点を取れば喜びと、感情を大きく表現する人も「一喜一憂している」と表現できます。

ビジネスシーンでは一喜一憂しないことが望ましい

ビジネスシーンで、ミスがあったときに一喜一憂していては先に進めません。心配したり落ち込んだりするよりも、冷静に判断することで同じミスを繰り返さないことにつなげていきましょう。また、新しい事業に成功したときにもただ喜ぶだけではなく、落ち着いて確認したり判断したりすることが大切です。

恋愛での「一喜一憂」は振り回されるというニュアンス

恋愛において、相手の言葉や態度によって喜んだり悲しんだりと感情が振り回されることも「一喜一憂する」と表現します。

振り回されることで疲れてしまい、相手との関係がうまくいかなくなることも。相手に対して過度の期待をしてしまうと、期待通りになれば喜びますが、期待が裏切られたときには落ち込んでしまうものです。

「一喜一憂」の類語・類義語

「一喜一憂」の類語は「哀歓」

「哀歓(あいかん)」とは、悲しみと喜びの2つの感情のこと。「哀」は「悲しみ」と意味し「歓」は「喜び」を意味します。

たとえば人生について書かれた本に対し「人生の哀歓がつまった本だ」などの言い回しで使います。人生の悲しみや喜びについてのエピソードが詰まった本であるという意味です。

喜んだり悲しんだりというニュアンスの「一喜一憂」に対し、「哀歓」は単純に「悲しみと喜び」という2つの感情をさしています。

「悲喜こもごも」も「一喜一憂」の類語

「悲喜こもごも(ひきこもごも)」とは、悲しみと喜びが同時にもしくは交互に起きることです。一人の感情の中に悲しみと喜びが混在していることをさしており、複数の人の感情に対して、悲しむ人や喜ぶ人がいるという意味で使用するのは誤用です。

たとえば、親友が結婚して遠方へ引っ越すとき「親友の結婚は嬉しいが遠方へ嫁ぐので悲喜こもごもな気持ちです」などの言い回しで使います。結婚することは嬉しく喜ばしいことだけれど、遠方へ引っ越すことで会えなくなることが悲しいという気持ちを端的に表す表現です。

「一喜一憂」に関係することわざとは?

「人間万事塞翁が馬」は一喜一憂しないこと

「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいこうがうま)」とは、不幸や幸福は予測ができないという意味のことわざ。古代中国の本にある物語で、逃げた馬が優れた馬を連れて帰ってきたり、落馬して骨を折ったことで兵役に行かなくてもよくなったりというエピソードが由来の言葉です。不幸と思ったことが実は幸運につながっていることもあるため、物事に対してすぐに喜んだり悲しんだりすることはないという意味につながっています。

「禍福は糾える縄の如し」は一喜一憂しても仕方がないこと

「禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)」とは、幸福と不幸は交互にやってくるという意味の故事成語です。「禍福」は「わざわいとしあわせ」をさしています。幸福だと思っていたら不幸がやってきたり、不幸だと思っていたら幸福につながったりと、2つの紐をより合わせた縄のように交互に現れるものだから、喜んだり悲しんだりしても仕方がないという意味の言葉です。

「一喜一憂」の英語表現は?

「一喜一憂」は英語で「emotional roller coaster」

「一喜一憂」の英語表現はいくつかありますが、ここでは「emotional roller coaster」を紹介しましょう。

「emotional」は「感情の」という意味で、「roller coaster」は「ジェットコースター」のことです。感情がジェットコースターのように上がったり下がったりするというニュアンスのフレーズで、喜んだり悲しんだりという「一喜一憂」の英語表現に適しています。

「alternate hope and fear」という英語フレーズも

「一喜一憂」は「alternate hope and fear」というフレーズでも表現できます。「alternate hope and fear」とは「希望と恐怖が交互にやってくる」というニュアンスで「一喜一憂」を英語で表現するのに適しています。

また「おもちゃのヨーヨーのように感情が上がったり下がったりする」というニュアンスの「emotional Yo Yo」も「一喜一憂」の英語表現として使われるフレーズです。

まとめ

「一喜一憂(いっきいちゆう)」とは、物事の変化によって喜んだり悲しんだりすることです。感情が振り回されるというニュアンスも含まれます。スポーツ観戦をしていて試合経過に喜んだり悲しんだりすることも「一喜一憂」です

類語には「哀歓」や「悲喜こもごも」があります。