「プレゼンス」の意味とは?使い方の例文と向上の秘訣も解説

最近、国際問題や経済ニュースなどで耳にするカタカナ語に「プレゼンス」という言葉がありますが、意味や使い方を知っていますか?経済やビジネスの分野で登場する言葉であり、国際的な会話を必要とするビジネスパーソンには必須の一語です。

ここでは「プレゼンス」について意味と使い方を中心に、熟語表現とプレゼンス向上のコツを併せて紹介しています。



「プレゼンス」の意味と使い方は?

早速ですが「プレゼンス」の意味と使い方について解説しましょう。

「プレゼンス」の意味は「存在」「存在感」

カタカナ語の「プレゼンス」は英語の「presence」が語源で、意味は「存在すること」「存在感」です。「プレゼンス」はある環境の中で示される「存在」「存在感」のことで、広い意味では「意識すべきものごと」とも解釈できます。

英語「presence」の意味は「出席」「駐留」

一方、英語の「presence」の意味は「存在すること」「存在感」の他に、「出席」「参列」「同席」また、軍隊や警察の「配備」「駐留」を指すこともあります。

経済において「存在」示す言葉

「プレゼンス」は国内において、ある別の国が経済的、軍事的、または政治的に大きな影響力を持ち、その「存在感」を無視できない状況の時に使われます。

たとえば、「米国では輸出入において、中国のプレゼンスが高まっている」なら、米国で中国の存在感が強力になっている、という意味です。

また、「日本でも米国の軍事プレゼンスに注目が集まっている」なら、日本国内でも米軍の駐留や配置について注目が高まっている、という意味になります。

「プレゼンス」を使った6つの熟語表現

カタカナ語での「プレゼンス」は経済、軍事、政治にの分野で使われることがほとんどです。これらの分野を中心に「プレゼンス」を使った熟語表現を6つ挙げてみます。

「プレゼンスが高い/高まる」の使い方と例文

「プレゼンスが高い」「プレゼンスが高まる」は経済、軍事、政治において、ある国での存在感が高い(または高まる)」という意味で使われます。

  • 中国は世界的に投資分野でのプレゼンスが高い。
  • 軍事でのプレゼンスが高まると、国民は一気に緊張を覚える。

「プレゼンスを発揮する」の使い方と例文

「プレゼンスを発揮する」はある国において存在感をアピールするという意味で使われます。おおむね「プレゼンスを発揮する」が使われるときは、政治的、軍事的な計画や活動が実践される時です。プレゼンスを発揮することによって、存在が強大であることを誇示しているのです。

  • 軍事プレゼンスを発揮することで、国家の最大の強みを示すことができる。
  • 新大統領の来日で、見事に政治的プレゼンスを発揮した。

「プレゼンスを示す」の使い方と例文

「プレゼンスを示す」は「プレゼンスを発揮する」とまで事態の展開はないものの、「存在を明らかにした」「存在感を表した」というようなニュアンスで使われます。

  • 各派閥のプレゼンスを示す討論が始まった。
  • K社はアパレルでダントツの売り上げを誇り、業界一位のプレゼンスを示した。

「プレゼンスが拡大する/低下する」の使い方と例文

「プレゼンスが拡大する」「プレゼンスが低下する」は国内での存在や影響が拡大する(または低下する)ことを表す言葉です。経済的、軍事的、政治的に勢力が拡大し(または縮小し)、国内経済に変化が生じるような状況で好んで使われています。

  • 日本企業のプレゼンスは東南アジアを中心に拡大している。
  • 海外企業に買収されたため、一時的にプレゼンスが低下した。

プレゼンスを向上させる3つの秘訣

最後に、企業や組織において「プレゼンス」を向上させるために必要な3つの秘訣を紹介します。新規事業を効率的に軌道にのせるための3本の軸です。

徹底的な差別化を図る

どの業界でも敵となる競合相手はいくつか出てくるでしょう。顧客は同じような商品やサービスがあれば、決まって「比較」をするものです。企業のプレゼンスを向上させるには、まず他との違いを明らかに「差別化」をしっかり図ることが大切です。

メディアをフル活用する

企業としての「プレゼンス」を高めるなら、マスメディアの力無くしてはかなり難しいと言えるでしょう。少ない費用でも広い範囲で効率的に宣伝ができるのは、インターネット広告やサイトの立ち上げです。「マスメディア=認知度の向上」ということを理解し、SNSなどもフルに使いながら知名度も上げていきましょう。

明確なビジョンを掲げる

プレゼンス向上で見落としがちなのが「ビジョンの打ち出し」です。商品やサービスを購入してくれる未来の顧客に向かって「共感」してもらえるような強い「志」を掲げましょう。志が決まれば、目標達成へのビジョンが開け、それに近づくためのステップも見えてきます。

まとめ

カタカナ語の「プレゼンス」は英語の「presence」のことで、「存在」「存在感」を意味する言葉です。英語にはその他「出席」「同席」、また軍事や警察の「駐留」「配置」など軍事的存在を表す意味で使われることもあります。

「プレゼンス」は日本では国際問題や軍事関係のニュースで耳にしますが、意味としては「国内で存在感が増してきた(減ってきた)」など、意識を促す意図をもって放たれることが多いでしょう。国をまたぐセンシティブな内容には「何がどうした」というようなストレートな表現はさけ、「プレゼンス=存在感」という広い表現を使うことで、ある程度の摩擦を抑えているのかもしれません。

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某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。