センシティブの意味は?使い方やナイーブなど類語との違いも解説

「センシティブ」は日常生活で無意識のうちに使われるカタカナ語の一つですが、本来の意味や正しい使い方にはあまり気を使うことがないかもしれません。

ここでは「センシティブ」をピックアップし、意味と使い方、よくある熟語表現、「デリケート」「ナイーブ」との違いについてまとめています。



「センシティブ」の意味は?

まずはじめに「センシティブ」の本来の意味から解説します。

語源は英語の「sensitive」

「センシティブ」の語源は英語の「sensitive」で、「名詞」と「形容詞」の2つの使い方があります。ちなみに名詞で使う時は「傷つきやすい人」「感受性の高い人」「霊感のある人」というように「人」に対して使われるのが特徴です。

意味は「敏感な」「感覚がある」

センシティブ」の意味は一般的に外の刺激に対して「敏感な」「感覚がある」「傷つきやすい」「影響を受ける」となります。

また、芸術作品などが「繊細な」「微妙な」「感性溢れる」、他人に対して「親切な」「思いやりのある」、情報や技術が「機密である」、また問題が「公にできない」「慎重に取り扱うべき」、市場や金融分野において「不安定な」などのような意味もあるため、併せておさえておきましょう。ちなみに、カタカナ語「センシティブ」の意味と使い方は、英語とほぼ同じになります。

  • センシティブな内容だから、時間をとってゆっくり話そう。
  • Nさんは人との付き合いでセンシティブな一面を持っている。

似た言葉「センシブル」の意味

「センシティブ」に似た言葉に「センシブル=sensible」があります。「センシブル」は人が「思慮深い」「分別がある」、外のものごとに対し「感知できる」「理解している」という意味がある言葉です。

たとえば、「もっともセンシブルになるべきだ」という文章なら「もっと思慮深く、良識のある行動をとるべきだ」という意味となり、また「あの人はセンシブルだ」という文章なら「あの人はものごとをよく理解できている」という意味になります。

「デリケート」「ナイーブ」との違いは?

続いて「センシティブ」に意味が近い言葉「デリケート」「ナイーブ」との違いについて解説しましょう。

「デリケート」は「繊細な」「細かい」

「デリケート=delicate」は「繊細な」「壊れやすい」「細かい」という意味のあるカタカナ語です。たとえば、洗濯機で「delicate」は傷みやすい素材のものや下着などを指し、衣服の形状が繊細であることを意味しています。また、赤ちゃんの肌を表現する時にピッタリなのも「デリケート」です。

また、デリケートな顔立ちとは「優美で繊細な顔立ち」のことで、デリケートな仕事とは「細心の注意を払うべき、さじ加減が微妙な仕事」となります。これらの使い方を見ると「センシティブ」の「感覚がある」「敏感である」とはややニュアンスが異なってくるのがわかるでしょう。

「ナイーブ」は「無知」「未熟」

カタカナ語の「ナイーブ=naive」は「感受性が高い」「繊細な」という意味合いで使われていますが、英語の「naive」の意味は「うぶ」「無知」「未熟」「世間知らず」「考えが甘い」などのように良い意味で使われることは少ないです。

もともと「naive」はフランス語であり、「素直な」「無邪気な」という良い意味と「鈍感」「ばか正直」という悪い意味とが混在した言葉です。そして、カタカナ語の「ナイーブ」はフランス語の良い意味の部分が派生し「感受性の強い」という意味合いに発展したと考えられています。

そのため、国際環境において「ナイーブ」を使う時には十分注意が必要です。同僚のことを「感受性の強い素直な人」と良い意味で説明しようと思っても「鈍感で無邪気な正直者」と悪い意味で受け止められてしまうことがほとんどだからです。

「センシティブ」の類語と反対語は?

それでは「センシティブ」の類語についてみてみましょう。

類語は「感じやすい」「神経質」

「センシティブ」の類語はカタカナ語での意味「敏感」「感覚のある」の他に、「感じやすい」「「神経質」「過敏」「鋭敏」「多情多感」「短慮」などがあります。言い換えをする時は文脈を見ながら状況に合わせて適切な類語を選んでみて下さい。

  • 彼はものごとに対して神経質だ
  • 娘は多情多感な時期を迎えている。

反対語は「鈍感」「無感覚」

「センシティブ」の反対語にあたる言葉は「敏感」や「感覚のある」という意味と正反対にある「鈍感」「無感覚」「平然」「無神経」などになります。

まとめ

「センシティブ」は英語の「sensitive」のことで、意味は「敏感な」「感覚のある」となります。「デリケート」と「ナイーブ」は似たような使われ方をするため混同しがちですが、ニュアンスが微妙に異なるため、使い分けをするようにして下さい。

ビジネスシーンでは「センシティブな取引」「センシティブな契約」「センシティブな交渉」など、さじ加減を調節しなければ上手く行かないような場面でで使われることが多いです。そのような時は、全神経を集中させて上手にことを納めるように努めなければなりません。

 

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某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。