「ブルジョワジー」の意味とは?使い方や「プロレタリアート」も

「ブルジョワジー」とは「資本家階級」という意味なのですが、資本家階級とはそもそもどんな意味なのでしょうか。

この記事では「ブルジョワジー」の意味のほかに、語源や「ブルジョワ」との違いなども解説します。また「ブルジョワジー」という言葉の使い方や類義語・対義語も紹介しますので、ご参照ください。

「ブルジョワジー」の意味と語源

「ブルジョワジー」の意味は「資本家階級」

「ブルジョワジー」とは「資本主義社会での資本家階級」という意味です。「資本家」とは、資本主義において生産手段のある人々のことを指します。

「ブルジョワジー」をわかりやすく言うと「生産手段があり、経済的に自立した人」で構成されている「階級」のことです。

「ブルジョワジー」の語源はスランス語「bourg」

「ブルジョワジー」の語源は「城」という意味のフランス語「bourg」です。中世のフランスで市民は城の下に暮らしていたことから、「城」という意味の「bourg」から派生して「ブルジョワジー」という言葉が生まれました。

「ブルジョワジー」と「ブルジョワ」の違い

「ブルジョワ」とは「資本家階級の人」

「ブルジョワ」とは「資本家階級の人」という意味です。資本主義において、生産する手段を持ち、人を雇い入れて利益を得るビジネスをしている資本家階級に属する人のことを指します。

また、資本家にはビジネスにおいて成功した人というイメージがあることから、「ブルジョワ」は「金持ち」「財産家」という意味で使われることもあります。

「ブルジョワ」の起源は中世フランスの農業経営

「ブルジョワ」という言葉は、中世のフランスにいた「農協経営」をする市民をブルジョワと呼んだことが語源だとされています。

フランスの17世紀から19世紀の頃、農業において労働者として農民を雇い、利益を得るような仕組みを作った市民がいました。こうした市民が「ブルジョワ」と呼ばれ、農民と貴族の中間に位置していたのです。

同様の仕組みで、農業を農村工業へと発展させた上層農民の一部も「ブルジョワ」と呼ばれていました。封建領主の支配下において市民は働いていましたが、経済的な自立に成功した人を「ブルジョワ」と呼ぶようになったのです。

「ブルジョワジー」の拡大でブルジョワ革命へ

かつてヨーロッパの多くの国々では封建主義的社会でしたが、資本主義を基礎としたブルジョワジーが拡大していき、後にブルジョワ革命へと繋がりました。

領主制が廃止されて、市民の間で経済的な自由が獲得されると、ブルジョワの権力が大きくなっていきます。その結果として、イギリスではピューリタン革命や名誉革命(17世紀)、アメリカの独立革命やフランス革命(18世紀)などのブルジョワ革命が起こりました。

ブルジョワ革命を通して、市民が経済的な自立の基礎作りとなっていったのです。

「ブルジョワジー」の使い方と例文

「ブルジョワジー」は「金持ち」を表すことも

「ブルジョワジー」は「金持ち」「資産家」という意味で使われることがよくあります。なぜならブルジョワジーの人は、資本経済において成功した人々が多くいるからです。

ただし、その経済的成功を妬み皮肉を込めて「金持ち」という意味合いで使われることもあります。

「ブルジョワジー」を使った例文

  • 彼はブルジョワジーの家庭に生まれた
  • ブルジョワジーが都市経済を支えている
  • ブルジョワジーの勃興が文化の発展をうながした

「ブルジョワジー」の類語と対義語

「ブルジョワジー」の類語は「中産階級」

「ブルジョワジー」の類語には「中産階級」があります。「中産階級」とは、資本主義社会における階級で、資本家と労働者の間に位置します。例えば、医師や教師などの知識層から自営業者、中小業を営む経営者などです。

「ブルジョワジー」には資本家が含まれていますが、「中産階級」に資本家は含まれません。「資本家」とは資本を持っている人という意味で、その資本を貸し付けたり資本をもとに事業をする人です。

「ブルジョワジー」の対義語は「プロレタリアート」

「ブルジョワジー」の対義語は「プロレタリアート」です。「プロレタリアート」と労働者階級という意味で、資本家などに雇用されて生活をしている人が属する階級のことです。

「プロレタリアート」は「ブルジョワジー」の対義語としてよく使われるのですが、その際には「ブルジョワジーに属さない人」という意味で使われます。つまり、「プロレタリアート」を労働者階級という意味だけでなく、「働いていない人」や「財産のない人」もあわせて「プロレタリアート」という言葉が使われることがあります。

「ブルジョワジー」の英語表現

「ブルジョワジー」は英語で「bourgeoisie」

「ブルジョワジー」は英語で「bourgeoisie」です。語源となったフランス語の「bourgeoisie」と同じ単語です。英語の「bourgeoisie」も資産家階級という意味で使われ、「金持ち」という意味で使われることもあります。

「ブルジョワジー」の英語例文

  • “He is from the bourgeoisie.”
    「彼はブルジョワジーの出だよ」
  • “The bourgeoisie spends time and money for their leisure.”
    「ブルジョワジーが余暇に時間とお金をかけている」

まとめ

「ブルジョワジー」とは「資産家階級」という意味ですが、「金持ち」や「財産家」という意味で使われることもあるでしょう。もともとは中世ヨーロッパで封建社会の中で経済的な自立に成功した市民のことを指しました。

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「難解なワードでもわかりやすく」をモットーに、常識ワードからビジネス用語、時には文化・アート系など、幅広く記事を書かせていただいています。ドイツ在住で2児の母。好きな食べ物はビターチョコレートとナッツ類。