「乗算」の意味と記号とは?計算のやり方や使い方と加算・除算も

「乗算」とは「掛け算」のことで、その記号は「×」です。ただしプログラミングでは「*」という異なる記号が使われますが、どうして別の記号が使われているのでしょうか。

この記事では、「乗算」の意味や記号のほかに、使い方や同義語や類語、反対語も解説します。「乗算」の英語表現も紹介しますので、お役立てください。

「乗算」の意味と記号とは?

乗算とは「掛け算」のこと

「乗算」とは「掛け算」という意味で、読み方は「じょうさん」ではなく「じょうざん」です。掛け算は、2つ以上の数字を掛け合わせる計算の方法を指します。また「乗算」は「乗法」とも呼ばれます。

「乗算」を表す記号は「×」

乗算の記号は「×」で、算数が数学などで使われています。乗算の記号が「×」になった理由は、イギリスの数学者であるオートレッド教授が自著『数学の鍵』(1631年)のなかで、乗算の記号として「×」を紹介したことが由来だと言われています。

「乗算」のパソコンでの記号は「*」

パソコンでは「×」の代わりにアスタリスクと呼ばれる「*」という記号が用いられます。アスタリスクの由来は「小さな星」という意味の古代ギリシア語で、日本語でも「星形」などと呼ばれることがあります。

「*」は乗算の記号としてプログラミング言語などで使われています。その理由は、パソコンのキーボードに「×」がないからです。そのため形が似ている「*」が使われるようになりました

「乗算」の計算のやり方は「A×B」

「乗算」の計算式は「A×B」のように表記されます。計算の意味としては、「A」を「B」の回数分足すということです。

例えば整数「2(A)」と「3(B)」を乗算により計算すると、「2」を3回繰り返して足すことになり、「2+2+2」で答えは「6」となります。計算式では「2×3=6」と表します。

「乗算」の使い方と例文

「乗算」は四則演算のときに使う

「乗算」という言葉は四則演算をするときに使われます。「四則演算」とは四則を使って計算することですが、特に計算するという行為に重点が置かれている計算の仕方です。

「四則演算」に似た言葉に「四則計算」がありますが、「四則計算」も四則を使って計算することです。しかし、「四則計算」は結果を求めることに重点が置かれていているのに対して、「四則演算」では計算するという行為がポイントになります。

「四則演算」と「四則計算」の言葉の違い
  • 四則演算
    「加算(足し算)」「減算(引き算)」「乗算(掛け算)」「除算(割り算)」
  • 四則計算
    「加法(足し算)」「減法(引き算)」「乗法(掛け算)」「除法(割り算)」

「乗算する」とは乗算をすること

乗算をするときには「乗算する」という動詞がよく使われます。「乗算」に行為を表す「する」を結びつけた表現です。「乗算をする」も使えるのですが、「を」を省略した「乗算する」のほうがよく使われます。

「乗算する」を使った例文

次の問題は乗算して答えを導き出しましょう

「乗算」はPhotoshopの描画モードにも

Photoshopの描画モードのひとつに「乗算」があります。Photoshopではレイヤーと呼ばれる画像を重ね合わせることで1枚の画像に仕上げます。このレイヤーを重ね合わせたときに、レイヤーそれぞれの画像が一枚の画像の中に合成されているように見えるモードです。

この「乗算」は初心者には使いこなせない機能のひとつですが、使い方がわかれば重宝する機能でもあります。

「乗算」の類語や反対語とは?

「乗算」の類語「掛け算」「乗法」

「乗算」の同じ意味の言葉に「掛け算」と「乗法」があります。意味は同じですが、「掛け算」は乗算をわかりやすく言い換えた言葉で、小学校の算数でも使われています。

一方、「乗法」は「掛け算」に比べるとやや難しい表現で、数学などで使われています。

「九九」とは1~9の「乗算」をまとめたもの

「九九(くく)」とは1~9までの掛け算の表で、1×1に始まり、9×9で終わります。乗算は掛け算そのもののことですが、「九九」はそれを表形式にまとめたものを指します。

「九九」の例文

小2の息子が、九九を覚える

「除算」は乗算の反対語

「除算(じょざん)」とは割り算のことです。「除算」は乗算の逆演算と定義されているため、乗算の反対語になります。

「除算」の例文

除算により、個々に割り当てられる個数を算出する

「乗算」の英語表現とは?

「乗算」は英語で「multiplication」

「乗算」は英語で「multiplication」です。「multiplication」のもともとの意味は「増えること」なので、ほかにも「増加」や「増殖」、「繁殖」という意味もあります。

「乗算する」という動詞形ならば、「multiply」が使われます。「multiply」に続く助詞によってその意味が少し変わります。

「multiply」と異なる助詞による意味の違い
  • 「multiply 2 by 3」⇒「2に3をかける」という意味
  • 「multiply 2 and 3」⇒「2と3をかける」という意味

「乗算」の英語例文

  • “He is learning multiplication at school.”
    「彼は学校で乗算を学んでいる」
  • “She has good at mathematic and no problem with multiplication.”
    「彼女は算数が得意で、乗算に問題はない」

まとめ

「乗算」とは「掛け算」のことで、主に演算のときに使われる言葉です。記号では「×」が使われますが、パソコンを使ったプログラミングなどでは「*」が使われます。記号が違ってもその意味は「掛け算」であることは変わりませんので、「乗算」とは掛け算のことだと覚えておくといいでしょう。

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「難解なワードでもわかりやすく」をモットーに、常識ワードからビジネス用語、時には文化・アート系など、幅広く記事を書かせていただいています。ドイツ在住で2児の母。好きな食べ物はビターチョコレートとナッツ類。