「諜報」の意味とは?使い方の例文や類語と日本の諜報機関も紹介

小説や映画に登場する言葉に「諜報」があります。目的達成のために暗躍するというイメージですが、実は日本にも存在する正式な機関です。

この記事では「諜報」の意味や使い方、「諜報機関」「諜報員」を使った例文を紹介します。くわえて、「諜報」の類語や英語表現も紹介しましょう。

「諜報」の意味とは?

「諜報」とは「秘密を集めて報告すること」の意味

「諜報」とは「秘密や情報を集めて報告すること」を表します。「諜」には「敵の様子を集めて知らせる」「回し者」という意味があり、「報」には「報告する」という意味があります。

「諜報」の読み方は「ちょうほう」

「諜報」の読み方は「ちょうほう」です。同じ「ちょう」と読む漢字には、虫の「蝶」がありますが、漢字の左側に位置する偏(へん)が異なるため、書き間違いに注意しましょう。

「諜報」の使い方と例文

「諜報活動」とは情報を集める活動のこと

「諜報活動」とは「政治・経済・軍事に関する国内外の情報を集める活動」を指します。すでに公開されている資料から情報を得ることもあれば、他国の通信を受信し、暗号を解読して情報を得ることもあります。

「諜報機関」とは情報を集める組織のこと

「諜報機関」とは「秘密や情報を集めて報告する機関」のことです。ただの情報収集ではなく国のために情報を集め、総理大臣や大統領などのトップに報告する機関を意味します。アメリカの「中央情報局(CIA)」や、ロシアの「ロシア対外情報庁(SVR)」も諜報機関に当てはまります。

日本の諜報機関は「内閣情報調査室」

日本の諜報機関は「内閣情報調査室」です。政策に関する情報収集を行う機関で、約200名の職員により成り立っています。海外を専門にする「国際部門」や、画像収集を専門にする「内閣衛星情報センター」などに分かれており、収集・分析した情報はすべて総理大臣に報告されます。

また、映画や小説に登場する機会が多い「公安調査庁」も諜報機関の1つです。情報を収集するという意味では似ていますが、内閣情報調査室は政策に関する情報を集めるのに対し、公安調査庁は国に影響を与える犯罪組織を明らかにするために情報を集めます。

「諜報員」「諜報部員」とは情報を集める人

「諜報員」や「諜報部員」は、秘密や情報を集めて報告する人を指します。個人で情報収集にあたっている人は「諜報員」「諜報部員」と呼ばず、政府機関に雇われて諜報活動を行う人にのみ使われます。

日本の「内閣情報調査室」に所属して諜報員になる場合、一般的な国家試験と面談を突破すれば可能です。ネット上で求人情報が公開されていますが、採用されるのは2名程度で狭き門となっています。

「諜報」を使った例文

  • この映画は、アメリカの諜報機関から追われる1人の男が主人公だ
  • 私が諜報員だとバレた場合、すぐさま国に帰らなくてはいけない
  • 主要人物を懐柔し、諜報部員としての才能を開花させた

「諜報」の類語とは?

類語1:「スパイ」とは雇われて情報を得る人

「諜報」の言い換え表現(類語)には「スパイ」が当てはまります。「スパイ」とは「政府や組織に所属し、相手の情報を得る人物」を意味する言葉です。「スパイ活動」や「スパイ組織」のように使いましょう。

類語2:「工作」とは密かに働きかけること

「工作」も「諜報」の言い換え表現(類語)です。「工作」は「目的を成し遂げるために水面下で働いたり、下準備をしたりすること」を意味します。

「諜報」の主な活動は情報収集であるのに対し、「工作」は情報収集のほかに破壊や妨害など、自国の利益になるすべての行いを指します。「工作員」や「工作活動」のように使いましょう。

「諜報」の類語を使った例文

  • スパイ活動を成功させるには冷静さが大切だ
  • 何人もの工作員が我が国に入り込んでいる

「諜報」の英語表現と例文

「諜報」は英語で「Intelligence」

「諜報」の英語表現は「Intelligence」です。「Intelligence」は「秘密情報」や「諜報活動」「諜報部員」を意味する単語で、諜報を行う人からその活動にまで幅広く使用できます。「intelligence activity(諜報活動)」や「intelligence officer(諜報部員)」のように使いましょう。

「諜報」の英語表現を使った例文

  • He may have been an American intelligence officer.
    (彼はアメリカの諜報員だった可能性がある。)
  • No one should know that they are doing intelligence.
    (彼らが諜報活動をしていることは誰も知らない。)

まとめ

「諜報」とは「情報を集めて報告すること」を意味する単語で、「諜報機関」や「諜報活動」のように使います。日本の諜報機関には「内閣情報調査室」や「公安調査庁」が当てはまり、政策・犯罪に関する国内外の情報を収集しています。

「諜報」以外の表現を使いたい場合は、類語の「スパイ」や「工作」へと言い換えましょう。

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hana
大阪在住の新人ライターです。学生時代にビジネスマナーや医療事務・秘書などの検定を取得し、前職は医療秘書として医院勤めでした。料理とスポーツが得意なので、いつか記事にできたらなと思っています。よろしくお願いします。