「戸籍抄本」の意味と内容とは?「戸籍謄本」との違い・取り方も

「戸籍抄本(こせきしょうほん)」とは戸籍の一部を写した公式文書なのですが、似た言葉の「戸籍謄本」とどのように違うのでしょうか。また、戸籍抄本はどこで受け取ることができるのでしょう。

この記事では、「戸籍抄本」の意味と記載内容のほかに、戸籍謄本との違いや請求場所や請求時に必要なものなどを解説します。

「戸籍抄本」の意味と内容とは?

「戸籍抄本」とは「戸籍の一部を写した公式文書」

「戸籍抄本」とは「戸籍の一部の写した公式文書」のことです。戸籍で、請求した人についての部分だけを抜き出して転写された文書になります。

戸籍がコンピュータ化(電算化)されていると名称が変わり、「戸籍抄本」ではなく「戸籍個人事項証明書」です。

「戸籍抄本」には請求した人の戸籍に記された内容が記載

「戸籍抄本」には請求した人についての戸籍に記された内容が載っています。

戸籍抄本の記載内容例
  • 本籍地や氏名
  • 父母の名前
  • 長男など、父母との続柄
  • 出生日や出生地、など

「戸籍抄本」は「こせきしょうほん」と読む

「戸籍抄本」は「こせきしょうほん」と読みます。「抄本」とは「抜き書きした本」という意味で、「抄」には「すくい取る」などの意味もあります。

「戸籍抄本」は親子関係の証明やパスポートの手続きに使える

「戸籍抄本」の使い道は、親子関係を証明するときに使えます。また、戸籍抄本は個人情報を必要とする場合に使われます。例えば、パスポートの手続き、資格の登録手続き、資格の登録手続き、各種保険金や年金などの受給手続きなどに使われます。

行政によっては、婚姻の手続きに戸籍謄本の代わりに戸籍抄本が使えることもあります。

「戸籍抄本」はどこでもらえる?【取り方と必要なもの】

「戸籍抄本」は本籍地の役所で受け取る

原則として、「戸籍抄本」の請求は本籍地のある役所で行います。

戸籍抄本を請求するときに必要なものは、次の通りです。

戸籍抄本の請求に必要なもの

申請書類:戸籍の本籍と筆頭者の氏名を記入

個人を証明するもの:運転免許証、マイナンバーカードや写真付きの住民基本台帳カード、パスポートなど

戸籍抄本は、住民票があっても本籍地のない役所では請求できません。本籍地の役所まで出向けない場合には郵送か、本人の代わりに代理人によって請求してもらうか、自治体によってはコンビニで受け取ることもできます。

自治体によりコンビニで戸籍抄本を受け取れる

自治体によっては、全国にあるコンビニにあるマルチコピー機を使って戸籍抄本をプリントアウトできます。

必要な書類は、マイナンバーカードか住民基本台帳カードです。

ただし、このサービスを行っていない自治体もありますし、また現住所と本籍地の自治体が違う場合には事前申請が必要です。

コンビニで戸籍抄本を受け取る場合には、事前にコンビニで請求できるかなど調べておきましょう。

戸籍抄本を郵送で取り寄せる

郵送で戸籍抄本を取り寄せることもできます。申請書類を役所のホームページからダウンロードして記入、身分証明書のコピー、交付手数料として現金書留か定額小為替、そして切手を貼った返信用封筒が必要です。

申請してから受け取りまで、通常約1週間から2週間かかります。

代理人申請は委任状を持参すればOK

本人による委任状があれば、本籍地のある役所での代理人による戸籍抄本の申請ができます。

委任状は本籍のある役所に用意されているので、取りに行くか、該当の役所のホームページからダウンロードします。申請時には、代理人は委任状のほかに、代理人の身分証明書と印鑑を持参して、戸籍抄本を申請します。

「戸籍抄本」と「戸籍謄本」の違い

違いは戸籍の一部か全部の写し

「戸籍抄本」と「戸籍謄本(こせきとうほん)」の違いは、「戸籍抄本」が「戸籍の一部の写し」であるのに対して、「戸籍謄本」は「戸籍全部の写し」になります。

戸籍抄本が戸籍謄本の一部を写したとも言えるため、戸籍抄本で記載される請求者の個人情報と、戸籍謄本に記載されている同一人物の個人情報の内容は同じです。

「戸籍抄本」と「戸籍謄本」の共通点は、両方とも戸籍に関する公的文書のため本籍地のある役所で管理され発効されます。

「戸籍謄本」とは「戸籍全部の写し」

「戸籍謄本」は戸籍全部が転写された文書なので、同じ戸籍にある家族全員分の氏名や婚姻関係、親子関係などの個人情報が記載されます。

戸籍がコンピュータ化(電算化)されていた場合には、戸籍謄本ではなく「戸籍全部事項証明書」という名称になります。

「戸籍謄本」は戸籍全体に関係ある事柄のときに使われて、例えば、婚姻・離婚の手続きや、養子縁組、死亡、相続手続きなどです。

まとめ

「戸籍抄本」とは「こせきしょうほん」と読み、請求者の戸籍の一部を写した公式文書です。戸籍抄本は、パスポート申請や保険等の請求などで使われます。戸籍抄本の請求は本籍地のある役所で行い、代理人申請や郵送でも行えます。行政によってはコンビニで戸籍抄本を印刷できるサービスを行っています。

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「難解なワードでもわかりやすく」をモットーに、常識ワードからビジネス用語、時には文化・アート系など、幅広く記事を書かせていただいています。ドイツ在住で2児の母。好きな食べ物はビターチョコレートとナッツ類。