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「アフィカス」の意味とは?「対立煽り」などの問題行為も紹介

「アフィカス」とは、インターネット上でよく使われる俗語で、悪質なアフィリエイターを意味します。「アフィカスうざい」、「対立煽りをする害悪」と嫌われています。「なぜアフィカスが嫌われるのか」「どのようなアフィリエイターがアフィカスと呼ばれるのか」などを説明しましょう。アフィカスの見分け方や対策も紹介します。

「アフィカス」の意味とは

「アフィカス」の意味とは「悪質なアフィリエイター」

「アフィカス」の意味とは「悪質なアフィリエイター」です。「アフィリエイター」とは、後述するアフィリエイトで収入を得る人のことです。語源は定かではありませんが「アフィリエイターとカスの造語」や「『アフィリエイトで儲けるカス以下の人』の略語」などの説があります。

すべてのアフィリエイターを「アフィカス」と嫌う人もいます。理由は人によって違いますが、アフィリエイターを「楽な不労所得」と勘違いして見下す人もいるようです。

「アフィリエイト」自体は問題ない広告形態

「アフィリエイト」とは広告形態のひとつです。自分のWebサイトに広告を掲載し、購入数やクリック数などの成果で広告主から報酬が発生します。本来は問題のない広告形態です。

「アフィリエイトプログラム」の略で、広告主によっては「アソシエイト・プログラム」や「成功報酬型広告」と呼ばれます。

「アフィカス」が嫌われる理由とは

「アフィカス」は広告収入用のWebサイトを作る

「アフィカス」が嫌われるのは、広告収入のためだけのWebサイトを作るためです。近年は対策されていますが、一時期は他のWebサイトをすべてコピーしただけのWebサイトや、検索されやすい言葉を並べただけのWebサイトも多くありました。検索するとこれらのサイトが表示されるため、検索の利便性が大きく損なわれてしまいます。

「アフィカス」は「対立煽り」で場を荒らす

「対立煽り」も、行うアフィカスが多く嫌われる迷惑行為です。特定の物や人、集団を過激な言葉で中傷し、ファンが怒って言い争いが始まるよう仕向けます。両方のファンになりすまし、自作自演で争いを始めるアフィカスもいます。

「対立煽り」は、インターネット掲示板やSNSの発言をまとめる「まとめサイト」を運営する悪質アフィリエイターが行います。激しい争いになることで注目が集まり、まとめサイトの閲覧者が増えることを期待しているようです。

「アフィカス」は虚偽・名誉棄損を行う

「アフィカス」の中には、Webサイトの閲覧者を増やすために虚偽の内容で名誉棄損を行うこともあります。例えば、「検索されることが多い有名人のスキャンダルを捏造する」のような場合です。

他にも、広告を利用させるために虚偽を交えて商品・サービスを褒め称える「詐欺に近いサイト」もあります。

サイト運営者が「アフィカス」だと誤解される

「アフィカス」は通常のアフィリエイターや、アフィリエイトを利用しないWebサイト運営者にも嫌われています。「Webサイト運営者=アフィカス」と勘違いした閲覧者が、迷惑行為をしていない運営者も「アフィカス」だと誤解し、批判するためです。

「アフィカス」と「アフィリエイター」の見分け方

「アフィカス」のWebサイトは内容が薄い

「アフィカス」を見分けるポイントは「Webサイトの内容」です。アフィカスのサイトは他のサイトを無断転載したり、引用だけして解説をしなかったりと、内容が薄い傾向があります。迷惑行為で閲覧者を増やせるため、中身の作成に時間をかける必要がないためです。

「SNSの無断転載=アフィカス」とは限りません。多くのSNSは、サービスが提示する条件を守れば投稿主に許可を取らず転載できるためです。ただし、転載を想定していない一般人の投稿の場合「無断転載はマナー違反」と感じる人が多いでしょう。

アフィリエイターは、魅力的なコンテンツで閲覧者を増やすのが一般的です。そのため、サイトの内容は充実しています。

「アフィカス」は過剰に感情を煽る

「アフィカス」のサイトは感情を煽ることが多くあります。「〇〇の半分は毒」「〇〇を使い続けた人間の末路」など、インパクトのある内容で不安・恐怖を煽り閲覧者を増やそうとします。

このタイプのWebサイトは内容が大げさ・虚偽である可能性が高いため、信頼できるか慎重に判断しましょう。

「アフィカス」は広告の誤タップをねらう

「アフィカス」は広告を誤タップ(クリック)しやすいサイトもよく作ります。アフィリエイトの中には、タップされるだけで報酬が発生する広告もあるためです。

Webサイト全面に広告が並んだり、タップしやすい場所に広告が移動してきたり、さまざまな工夫が施されています。閲覧者にとっては「興味がないWebページを無理やり見せられる」ため、不快に思う人が多いでしょう。Webサイト自体も分かりづらくなり、コンテンツの魅力が減少します。

「アフィカス」の個人でできる対策とは

「アフィカス」対策をする検索エンジンを使う

「アフィカス」の対策は、検索エンジンを吟味することです。アフィカスが作りがちな「他サイトのコピーだけ」「内容が薄い」サイトを検索上位に表示しない検索エンジンを使用しましょう。

「アフィカス」に転載されにくい名前・文章にする

自分の投稿を「アフィカス」に無断転載されないために、対策として名前や文章を工夫する人がいます。広告主が禁止している内容を織り込むことで、コピーしたWebサイトが規約違反になることを狙っています。

アフィカスが内容を精査せず、コピーだけでWebサイトを作っていることを逆手にとった対策です。禁止語句は広告主によって違いますが「アドセンスクリックしてください」や卑猥な単語、犯罪予告が該当します。

しかし、「アフィカス対策」と知らない人に誤解されかねないため、使用には注意が必要です。また、問題個所だけを消してコピーするアフィカスもいるため、確実な対策とは言えません。

まとめ

「アフィカス」は悪質な行為で広告収入を得ています。規約を守ってアフィリエイトを利用しているアフィリエイターと混同しないよう、しっかり見分けるようにしましょう。