ロジカルシンキングとは?フレームワークとトレーニング方法も解説

ビジネスでは多数の状況が交差し、論理的にものごとを整理する必要がある場合が多々あります。「ロジカルシンキング」は、職場で活用できる思考法であり、いくつかのフレームワークを活用することで、より効率的に問題解決に近づけることができる思考法です。

「ロジカルシンキング」の意味やメリットをはじめ、トレーニング方法やおすすめの例題本などをご紹介します。

ロジカルシンキングとは何か?

ビジネスで欠かせない思考法の一つ「ロジカルシンキング」とは、一体どのようなものなのでしょうか?メリットと併せて挙げてみましょう。

「ロジカルシンキング」の意味は「筋道を立て内容を整理すること」

「ロジカルシンキング」は英語の「logical thinking」のことで、論理的にものごとを捉えながら考える思考法です。「論理的」とは「理屈に合うさま」「前提と状況や事がらから、ものごとを正確に推論するさま」を指しますが、わかりやすく言えば「順序を立てて、正しん順番でものごとを考える」ことであると解釈することもできでしょう。

「ロジカルシンキング」は正しい結論を導きだすことができる思考法

現代社会では業務の多様化や問題の複雑化が増える一方です。これらを混乱することなく解決へと紐解いていくためには、ものごとに筋道を立て、各要素ごとに分けて考える必要があります。

目の前にある問題や状況を落ち着いて整理し、まず「何をすべきなのか」「何が必要なのか」「どう行動すべきなのか」などを要素ごとに明確にしながら適切な判断を行い、最も効果的で正しい結論へと導いていくのが「ロジカルシンキング」の目的となります。

「ロジカルシンキング」では多様な情報を処理することも可能

「ロジカルシンキング」は複雑な問題をよりスムーズに解決に導くために必要な思考法の一つですが、「情報処理」の分野でも効果的に活用できます。急速なインターネットの普及により、高度情報化社会が実現しましたが、一方では趣旨の異なる情報や正しくない情報がさまざまな方向に飛び交うようになりました。

「ロジカルシンキング」では硬度で多種多様な情報への対処にも役立ち、受け手や読み手に分かり易く伝える思考法として大いに活用できます。

「ロジカルシンキング」がもつ2つのメリット

「ロジカルシンキング」のメリットは大きく分けて2つあります。

ロジカルシンキングのメリット① 複雑な課題を解決できる

1つ目は「複雑な課題を解決する能力と手段が身につくこと」です。どのような業種でも、取り組むべき問題や課題は必ずあります。これらを包括的に捉えながら要素別に分解し、正しい順番で結論へと導く思考法は、結果的に企業の「生産性向上」へとつながることでしょう。

ロジカルシンキングのメリット② 相手にわかりやすく自分の考えを伝えられる

2つ目は「相手にわかりやすく説明できる能力」が備わることです。多くの異なる課題を相手に伝えるのは決して容易なことではありません。しかし、ロジカルシンキング」を使って、要素別にアプローチすれば、相手へ力強い説得や理解しやすい説明も可能となります。

「ロジカルシンキング」のトレーニング方法とおすすめ例題本

それでは「ロジカルシンキング」を習得するための簡単なトレーニング方法と例題本を紹介します。

「ロジカルシンキング」3つの簡単トレーニング法

「ロジカルシンキング」の思考法を習得するための簡単なトレーニング方法を紹介します。ぜひ、実践してみましょう。

  1. 「結論は~です」と言ってから「なぜなら」と理由を続ける
  2. 結論に至った例を一つではなく「数個」述べる
  3. 問題の要所を紙に書いて簡単にまとめる

これらの3つの工程を軸として取り組むようにすれば、相手に対し論理的にアプローチすることができます。

「ロジカルシンキング」のおすすめ例題本

『実践ロジカル・シンキング入門』では合計52の例題を挙げながら、わかりやすい解説付きで考え方のプロセスやコツを説明しています。加えて、各項目に関連する合計92の練習問題が掲載されているため、一冊をマスターすれば、ロジカルシンキングをかなりのレベルまでマスターすることが可能でしょう。

解説と練習問題のバランスが良く、初心者の方でも、「すぐに実践して使いこなしたい」という意欲の高い方におすすめです。

「ロジカルシンキング」のおすすめフレームワークは?

それでは具体的に「ロジカルシンキング」を実践するうえで活用したいフレームワークを挙げてみましょう。

「ピラミッド構造」は「問題の見える化」がカギ

「ピラミッド構造」とは問題や課題の要素をそれぞれボードや用紙に書き出し、現在の状況や問題を「見える化」できるフレームワークとなります。話し合いだけでは小さな問題や課題を見落とす可能性があるため、問題や課題の視覚化を図り、意識の中に取り入れて行くのが目的です。

おおむね「ラミッド構造」では3つの大きな要素に分け「なぜ、そうなのか」「本当に、そうなのか」「だから、どうすればいいのか」という問いかけをすることで、正しい答えを導く手法となります。これらの質疑応答を繰り返し行うことで、論理を絞り、結論の精度を上げていくことが可能となるのです。

「MECE」は「モレなしダブりなし」で効率的に

「MECE」は検討する課題や取り組みべき問題に対し「モレがなく、ダブリがない」ように提議しようとする考え方です。このフレームワークを使えばモレやダブりがなくなり、問題解決により早く辿り着くことができます。

たとえば、課題に「生産性向上への取り組み」で「必要な資格の取得」「社員に必要なスキルの向上」が挙がったら、これらは同じ主旨であるため「ダブり」となり、「チームワークを強化する」「上司への報連相を忘れない」などが挙がっていなければ「モレ」となります。つまり「必要なものはモラさず、ダブりはまとめる手法」です。

ちなみにMECEは「Mutually Exclusive Collectively Exhaustive」の頭文字で「相互の、排他的な、トータルの、徹底的な」という意味があります。

まとめ

「ロジカルシンキング」は「論理的な観点から考えをまとめる思考法」で、筋道をたてて内容を整理し、要所に分解する考え方です。職場でも大規模なプロジェクトへの計画や各部署における問題の取り組みに「ロジカルシンキング」が使われされ、多くのケースでフレームワークが活用されています。

「ロジカルシンキング」の思考法を有効的に使えば、相手に理解しやすく話すことができる技や知恵も習得できるでしょう。コミュニケーション力や相手への説得を要する業種に携わっている人は、ぜひ、成果向上にむけて「ロジカルシンキング」を取り入れてみて下さい。