「ピックアップ」の意味とは?日本語と英語の使い方に注意!

社会時になってから、人を迎えに行く時や、何かを選び出す時に「ピックアップ」という言葉を使うことはありませんか?ここでは「ピックアップ」に着目し、日本語と英語での意味や使い方、また類語と反対語について解説をしています。ぜひ、参考にしてみてください。



「ピックアップ」の日本語の意味は「拾い上げる」

「ピックアップ」は英語の「pick up」のことで、一般的な日本語の意味は「拾い上げる」「選び出す」「車で迎えに行く」などになります。

「ピックアップ」は車で迎えに行く

ビジネスシーンでも、海外から訪れる取引先の担当者を空港まで迎えに行く(ピックアップしに行く)時に使ったり、帰社で駅からの足がなくが誰かに迎えに来てもらう(ピックアップしてもらう)時に使ういます。

「ピックアップ」のその他の日本語の意味

「ピックアップ」は「拾い上げる」「車で迎えに行く」などの意味の他にも、いくつか別の意味があります。

レコードプレイヤーが電気信号を通じて、レコード盤に刻まれた溝から音を取り込むことを「ピックアップ」と呼びます。溝から電気信号を拾い上げる様子をイメージすれば、意味が解釈できるでしょう。

また、スポーツの分野ではラグビーでタックルを受けた選手が、立ち上がらずボールを拾う反則行為を「ピックアップ」と呼んでいます。

「ピックアップ」の英語の意味は「調子がよくなる」

「ピックアップ」は英語で「拾い上げる」「車で迎えに行く」という意味と併せて、別の意味が存在します。英語の「ピックアップ」は状況に応じて柔軟に意味が変化する難語の一つです。根本的な意味からイメージを広げて「ピックアップ」の意味を習得していきましょう。

「ピックアップ」の英語の意味は「調子がよくなる」「景気や体調が回復する、上向きになる」「商売の売れ行きが軌道に乗る」「技術を身に着ける」「スピードが増す」「風や嵐などが勢いを増す」また、「風邪をもらう」「病気に感染する」などがあります。

ちなみに英語の「ピックアップ」は「選び出す」という意味では使われません。商品や話題などを多くの中から選ぶ時は「ピックアウト(pick out)」を使います。この点だけ留意しておきましょう。

電話を「ピックアップ」する

「電話をピックアップ」するは、「電話を持ち上げる」ではなく「電話に出る」という意味になります。環境によっては、日本語でもこの意味で使わることがあるため、ぜひ覚えておきましょう。

「ピックアップ」の使い方と例文

それでは「ピックアップ」の使い方を解説しながら例文を挙げてみましょう。

「ピックアップ」の日本語と英語の意味のギャップに注意

「ピックアップ」の日本語での意味はある程度限定されますが、英語では使い方の範囲が広がり意味が変化します。国際的な環境で「ピックアップ」を英会話に取り入れる時は「選び出す」という意味では使わないようにしましょう。

逆に、英語では「経済」や「商売」の分野で「ピックアップ」が多く使われます。「景気の回復」「売上が軌道に乗る」「仕事に慣れる」「調子が出てくる」など、ビジネスシーンでも活用できる表現となります。積極的に英会話に取り入れてみてください。

「ピックアップ」を使った例文

ここではビジネスで「ピックアップ」を使う設定で例文を挙げてみます。

  • 新しい商品のアイデアがいくつか出たが、この中からベストな一つをピックアップしよう。
  • 最近、市場で話題となったニュースをピックアップして、社報に載せることにした。
  • 取引先のお客さんを、3時に空港でピックアップしてもらないか?
  • 提案書を3つ準備したので、明日弊社にピックアップに来てください。
  • 物流部門に荷物のピックアップを待つトラックが列を作った。

「ピックアップ」の類語と反対語は?

最後に「ピックアップ」の類語と反対語を挙げてみます。言い換えが可能な類語は、文脈や話をする相手によって適切に選ぶようにして下さい。

「ピックアップ」の類語はたくさんある

「ピックアップ」は口語表現でよく使われますが、「拾い上げる」という行為の中には「つまみ上げる」「摘み上げる」「取り上げる」「持ち上げる」などの細かい動作が含まれるでしょう。「ピックアップ」を言い換えをする時は、これらを類語と捉え、正しい場面で使うことが大切です。

たとえば、重たい荷物が目の前にあり「ピックアップしてくれませんか?」と言われたら、「荷物を持ち上げてくれませんか?」という意味であり、職場のフロアに書類が散乱してしまった場面ならピックアップは「書類を拾い上げる」という意図で使われます。

ちなみに、会議の席で「最も重要な課題をピックアップしたい」と言われたら、「最も重要な課題を取り上げたい」という意味です。

「ピックアップ」の反対語は「ドロップオフ」

「ピックアップ」の反対語にあたるのは「ドロップオフ」です。英語表記では「drop off」となり、意味は「車で送る」「商品などを届ける」「外れて落ちる」などになります。

ビジネスシーンでは「社長を駅までドロップオフしに行く」「荷物を取引先にドロップオフする」などのように使います。ピックアップと同様に、職場やビジネスの場面で取り入れてみましょう。

まとめ

「ピックアップ」は日本では「拾い上げる」「選び出す」という意味で使われていますが、英語ではバラエティー豊かな表現と使い方が存在します。

使い方の例としては「話題や会話をピックアップする」「ホテルまでピックアップしに行く」「豊富なアイデアからベストをピックアップする」などが挙げられます。言葉の理解を深めて、会話の幅を広げていきましょう。

 

ABOUTこの記事をかいた人

某私立大経営学部卒、大手旅行会社、商社を経て、豪州へ移住。米国PCメーカーのカスタマー部に勤務後、カンガルーやエミューのいるNSW州の片田舎で生活を開始。田舎暮らしをきっかけにフリーランス(ライター・翻訳)に転身し現在に至る。趣味はゴルフ、料理、ローカルとのゴシップ、キャンプ。