「携わる」の意味と使い方!敬語表現や類語・英語を例文つきで解説

履歴書や面接など、これまでの経歴を説明する時に「これまで○○の案件に携わっておりました」と使ったことがありませんか?この「携わる」という言葉は、ビジネスシーンでもよく耳にする言葉です。

しかし、敬語表現として「携わる」という使い方は正しいのでしょうか?今回は、「携わる」の意味や敬語表現、「関わる」など類語との違いについて紹介していきます。



「携わる」の意味と読み方

「携わる」の意味は「ある事柄と接点を持つ」こと

「携わる」の意味は、「ある事柄と接点を持つ」「手と手をとりあうさま」です。ビジネスシーンでは、「何かに関係している」という文脈で使われることが多いです。

「携わる」の読み方と送り仮名

「携わる」の読み方は「たずさわる」。「携」(たず)は音読みになります。「たずさわる」の送り仮名として、「携わる」と「携る」があります。原則としては、「携る」と記載すると「携わる」なのか「携える」なのか判断がつかなくなってしまうため、「携わる」という送り仮名が正しい表現になります。「携る」も誤用ではないですが、「携わる」としたほうがよいでしょう。

「携わる」の使い方や敬語表現

「携わる」という言葉は、ある事柄と接点を持った場合に用いられます。正しい意味でつかうためにはどう用いればよいのでしょう?

「携わる」のビジネスシーンでの使い方と例文

ビジネスシーンでは、自分が従事したプロジェクトや案件について説明する時など「○○に携わっています」と用いられます。

  • 私はスマートフォン向けアプリの開発に携わっています。
  • 彼は田舎に戻り、農業に携わりました。
  • 将来は後進の人材育成に携わりたいです。
  • 彼女は今回のプロジェクトの初期段階から携わっていた。

「携わる」の敬語表現

「携わる」を敬語で表現するには、尊敬語・謙譲語・丁寧語の3パターンがあります。尊敬語では「携われる」などと用いられます。謙譲語には「携わる」の直接的な表現はありませんが「携わせて頂きました」など、携わるにつながる言葉を謙譲語にして表現します。丁寧語では「携わります」など、「です・ます調」になります。

目上の人などに対しては「携われる」など、尊敬語で用います。自分の経験を述べる場合は「携わっておりました」など、謙譲語で用います。

「携わる」を志望動機での使う場合

「携わる」はビジネスシーンだけでなく、就職活動でも頻繁に用いられる表現です。特に志望動機をアピールする場合に用いられます。「御社では○○の仕事に携わりたいです」などと、志望した理由を述べます。

しかし「○○に携わりたい」だけだと、「どうして○○に携わりたいのか」など、明確な志望動機がアピールできていません。具体的な目標など、積極性をアピールすることで、就職活動を有利に進めることができます。

また転職活動であれば「○○の仕事に携わっておりました。」など、自身の経験などをアピールできます。
より強く志望動機をアピールすることで、転職活動を有利に進めることができます。

「携わる」の類語・同義語とその違い

携わるの類語は「関与」「参加」

「携わる」の意味・使い方としては「ある事柄と接点を持つ」であると紹介しました。「関与」「参加」など、ある事柄に関わったことを表す言葉であれば、表現を使い分けても良いでしょう。

「携わる」と「関わる」との違い

「携わる」は「関わる」という言葉と比較されますが、厳密には意味が異なります。「関わる」の意味は「ある事柄と関係を持つ」「ある事柄にこだわる」となります。「関わる」は「ある事柄と関係を持つ」という意味ですが、「携わる」は「ある事柄に仕事として関わる」という意味です。

「生死に関わる問題」「心臓に関わる病気」などと表しますが、「生死に携わる問題」「心臓に携わる病気」とは表しません。

「携わる」と「従事」の違い

また「携わる」は「従事」という言葉とも比較されます。「従事」の意味は「仕事に携わるさま」となります。どちらも「仕事に取り組む」という、共通の意味があります。

しかし「携わる」には「手と手をとりあうさま」という意味が含まれる部分が異なります。

「携わる」を英語で表現すると?

英語表現は「participate」「take part」

「participate」は、「携わる」「参加する」という意味。「take part」は、「手伝う」「参加する」という意味。「携わる」を英語で表現するなら、「携わる」を表している「participate」のニュアンスが近いです。

また英語表現において「participate」は「take part」よりも丁寧な表現なので、ビジネスシーンでは「participate」を用いましょう。

まとめ

「携わる」は、ある事柄と接点を持った場合に用いられます。特にビジネスシーンでは、「プロジェクトや案件に関わっている」という意味で多く用いられています。敬語表現を押さえることで、相手に対して失礼のないやり取りが行えます。
「関わる」「従事」との違いをしっかりと理解できれば、表現の幅を広げることができるでしょう。