「在中」の意味とは?類語「同封」との違いや正しい書き方も解説

仕事や就職活動をする中で「在中」という文字を目にする機会は多いでしょう。しかし「在中」の意味や、正しい書き方は理解できていないかもしれません。

今回は「在中」の意味や類語、「在中」の正しい書き方をはじめ、「在中」をきれいに書くコツについても解説します。

「在中」の意味と読み方とは?

「在中」の意味は”書類やお金が中に入っている”

「在中」の意味は、“封筒の中には、手紙と一緒に書類またはお金が入っていること”です。主に封筒などの表に書かれる言葉です。

就職試験の履歴書を送るときには、「履歴書在中」と書きますし、重要な書類が入っている場合は「重要書類在中」などと記載します。

「在中」という言葉の、それぞれの文字が持つ意味を、そのまま当てはめて「中にある」という意味と認識すればわかりやすいでしょう。

「室内に人がいる」は「在室中」の誤り

この「在中」という言葉は、時に似た別の言葉の意味と間違えられがちです。それは「在室中(ざいしつちゅう)」です。

「在室中」とは、「この部屋には人が居ます」という意味で、会議室の扉などにプレートなどで示されます。「中に(何かが)ある・居る」という意味では「在中」と同じですが、「在中」と「在室中」は意味の異なる別の言葉です。

「在中」の読み方は”ざいちゅう”

「在中」の読み方は、“ざいちゅう”です。ビジネスシーンで頻繁に目にする「在中」は、そのまま読めば間違えません。

「在」は「ある・居る」とも読みますが、この場合は「ざい」と読みます。「中」は「なか」とも読みますが、この場合は「ちゅう」です。

「在中」の正しい書き方と使い方とは?

縦書きの「在中」は左下の位置に書く

「在中」という文字を封筒の表に書く場合は、書く位置が決まっています。まず、封筒が縦書きの場合は、宛名の左下に「○○在中」と書きます。

縦書きの場合は、封筒の真ん中に相手の社名や名前が来るように書くので、「○○在中」の文字は封筒の真ん中より左寄り、名前の半分くらいの高さから書くようにすると、バランスが良くなります。

横書きの「在中」は右下の位置に書く

封筒が横書きの場合もあります。封筒が横書きの場合は、「○○在中」の文字を、封筒の右下に書きます。

横書きの封筒の場合も、封筒の真ん中に社名や名前が来るように書くので、やはり名前の真ん中辺りの、やや下の方から「○○在中」と書き始めるようにしましょう。

「在中」の文字は赤色または青色で書く

「在中」という言葉は、封筒の宛名を見た時点で、中に何かが入っているということを相手に知らせるために書きます。そのため、少し目につくような色で書くことがマナーです。

一般的には、宛名を黒で書き、「○○在中」の文字は赤、または青で書きます。どうしても赤や青のペンがない場合は、やむを得ず黒で書くとこになりますが、ビジネスマナーとしてはやや微妙です。

また、目立つようにと奇抜な色で書き入れることもマナー違反とされています。ビジネスで使えるカラーペンは、赤・青までと覚えておきましょう。

「重要書類在中」は手書きでも良い

「履歴書在中」「重要書類在中」などの文字は、定型の文字を彫ったスタンプを使っても構いません。しかし、スタンプを使わない場合は手書きとなります。

特に「○○在中」の文字はスタンプ・手書きのどちらと決まっているわけではありませんので、手書きでも問題はありません。宛名と同様に、丁寧に書けば失礼にはならないので、気持ちを込めて書くようにしましょう。

「在中」は油性で少し大きめに書き囲む

封筒に「○○在中」と書く場合、書き方に少しコツがあります。封筒の形式に沿った位置に「○○在中」と書いたら、その部分を同じ色のペンで四角く囲みます。

細すぎるペンだと、きれいに囲めないことがあるので、「○○在中」の文字と周りを囲む線に使うペンは、少し太めのものを選びましょう。

また、郵送中に雨などで濡れても消えないように、油性のペンを使うことも大切です。シャープペンシルや、水性ボールペンでは書かないよう注意してください。

「在中」の言い換えに使える類語とは?

「同封」は手紙と一緒に封筒に入れる

「在中」と似た意味を持つ言葉はいくつかあります。その中でも、同じ封筒を使う「同封(どうふう)」は、意味を混同しやすいでしょう。

「同封」とは、「この封筒の中に一緒に入れています」という意味です。「在中」と違って、封筒の表に書かれることはさほどありません。封筒の中に入っている手紙や文書の中に、「請求書を同封いたしますのでご査収ください」などと書いて使います。

「同梱」は荷物の中に一緒に入れる

「在中」「同封」と似た言葉に「同梱(どうこん)」があります。「同梱」とは「同じ荷物の中に入っている」という意味です。

「同梱」の「梱」は、梱包などにも使われる文字で、「包装した荷物」という意味です。そこに「同」という文字がつくことで、「同じ荷物の中にある」という意味になります。「追加ご注文分も同梱させていただきます」など、会話や文章の中で使うことが多い言葉です。

まとめ

「在中」という文字は、ビジネスシーンで毎日のように目にするという人も多いでしょう。しかし、言葉そのものの意味や、書き方などについては案外知らないかもしれません。今後は「在中」を使うときに、意味が合っているか。「同封」「同梱」の方が適しているのではないか、なども考えてみてください。また、書き方についてもどう書けば良いのかがわかっていれば、自信を持ってきれいにかくことができます。ぜひ参考にしてください。