「クリエイティビティ」の意味とは?使い方や類語・英語表現も解説

「クリエイティビティ」とは、他にはないアイデアを出すときなどに使われることが多い言葉です。現在増えているフリーランサーやデザインなどを扱う仕事をする人にとっては必須用語と言えるかもしれません。今回はそんな「クリエイティビティ」の意味や使い方の例文などを解説していきます。類語や英語表現もあわせて紹介します。

「クリエイティビティ」の意味とは?

「クリエイティビティ」の意味は”創造力・独創力”

「クリエイティビティ」の意味は、“新しいものを生み出す「創造力」や、独自の発想で何かを作り出す「独創力」”です。ユニークな発想ができる能力と、それを形にできる能力の両方を表した言葉です。

「クリエイティビティ」は法律用語で”著作権”

法律の世界で「クリエイティビティ」は、「著作権」を指します。この場合は、“創作性”という意味で使用されます。作品や著作物を創作した人物に対しての権利ということから、カタカナ語で「クリエイティビティ」と呼ばれるようになったとされています。

「クリエイティビティテスト」とは大学入試テストの1つ

「クリエイティビティテスト」とは、大学の入試テストの1つです。デザイン系の学部学科で課される試験で、質問されたことに対しての自己表現(デザインへの意欲や知識、また個性など)が評価の対象になります。

「クリエイティビティ」の使い方と例文とは?

「クリエイティビティ」は”高い”や”溢れる”とよく使う

「クリエイティビティ」は単体で使うこともありますが、文章中に使うときは動詞の「高い」や「高める」、また「溢れる」と組み合わせて使うことが多いです。

よく使うフレーズ

  • クリエイティビティが高い
    →創造力や独創力がとても豊かである
  • クリエイティビティを高める
    →創造力や独創力をより豊かにするために鍛える
  • クリエイティビティに溢れる
    →創造力や独創力が他よりも優れている

「クリエイティビティ」と「クリエイティブ」は用法が異なる

「クリエイティビティ」と似た表現に「クリエイティブ」という言葉があります。この2つの言葉は類語関係ですが、使い方に以下のような違いがみられます。

「クリエイティビティ」と「クリエイティブ」の違い

  • クリエイティビティ
    →意味は「想像力」や「独創力」。一般的に名詞として使う。
  • クリエイティブ
    →意味は「創造的な」や「独創的な」。一般的に形容詞として使う。広告業界では、バナー広告などに用いる画像や広告のための素材を指す。


「クリエイティビティ」を使った例文

「クリエイティビティ」を使った例文をいくつかご紹介しましょう。

  • 「彼はとてもクリエイティビティが高い」
  • 「クリエイティビティを高めるためにこの本を読むことにした」
  • 「必要性を感じ、クリエイティビティに溢れる人材を募集し始めた」
  • 「クリエイティビティのない仕事は退屈だ」
  • 「美術系の大学では、クリエイティビティテストなるものがあるらしい」
  • 「クリエイティビティとイノベーションは、ビジネスにおいて覚えておくべき言葉だ」

「クリエイティビティ」の類語と同義語とは?

「オリジナリティ」は“独創的な考えや見方”を表す類語

「オリジナリティ」は、“これまで誰も考えもしなかった考えや見方”といった意味を持つ言葉です。「クリエイティビティ」が持つ独創力の意味ととても似ています。ただ「オリジナリティ」には、考えを形にするとったニュアンスは含まれていません。

「イノベーション」は“技術革新”を意味するビジネス用語

「イノベーション」とは、“社会に革新をもたらすような技術やシステム”を意味する言葉です。「クリエイティビティ」の“新しいものを生み出そう”というニュアンスが似ています。「イノベーション」は、「クリエイティビティ」で創造されたものが現実化し、社会に変化を及ぼしたものなのでより具体性があります。

「独創性」は「クリエイティビティ」の同義語

「独創性(どくそうせい)」の意味は「クリエイティビティ」と同じ“独創力”です。この他にも、 “独自の発想で物事を創り出す性質”という意味もあります。

「クリエイティビティ」がない場合とは?

いつもと違うことを考えてみる

「クリエイティビティ」は、特定の人しか持っていない特別の才能のように捉えられがちです。しかし近年では、「クリエイティビティ」は育てることができるという考えに変わってきました。

具体的な育て方の1つは、いつも考えていることと反対のことや、常識外れのようなことを考えてみることです。そのアイデアが現実になるかどうかは考えず、まずは自由に発想を巡らせてみてください。そういった習慣が、クリエイティビティを育てていきます。

とにかくアイデアを出し続ける

もう1つは、どんな平凡な内容であってもアイデアを出し続けてみることです。「クリエイティビティ」がない方は、閃きを待つよりも、とにかく頭を使ってさまざまなアイデアを絞り出す経験値をあげていきましょう。この方法も”考える”という習慣付けに繋がり、クリエイティビティを育てるきっかけになります。

「クリエイティビティ」の英語表現とは?

「クリエイティビティ」は英語で”creativity”と表現

「クリエイティビティ」の英語表現は“creativity”です。英語の「creativity」は、日本語の「クリエイティビティ」の語源と言われています。意味は日本語とまったく同じで、「創造力」や「独創力」、また法律用語で使われるような「創造性」です。

「creativity」の意味

【名】創造力、独創力、創造性、創造的なこと

英語の「クリエイティビティ」を使った例文

英語の「クリエイティビティ」を使った例文をご紹介しましょう。

  • 「I would like to see your creativity.」
    →私はあなたの創造力をみたいのです
  • 「You can expect creativity from your son.」
    →君の息子にはクリエイティビティが期待できるよ
  • 「She is overflowing with wonderful creativity.」
    →彼女は素晴らしい独創力に溢れている

まとめ

「クリエイティビティ」は、近年増え続けているフリーランサーなど個人で仕事をされている方には必須ともいえる言葉です。仕事の面接やメールなどでも使う機会があるので、意味だけではなく用法も確認しておきましょう。

類語で紹介した3つの言葉も、同じようにビジネスシーンでよく使います。どんな言葉をかけられても理解できるように、「クリエイティビティ」とあわせて覚えておくことをお勧めします。