国際化が進み、英語で新年の挨拶をすることも増えてきましたが、できれば個性を持って「Happy New Year」以外の言葉で挨拶をしたい人もいるのではないでしょうか?
ここでは英語で新年の挨拶をする時のフレーズを相手や状況別に挙げながら、気になる海外の年末年始のあり方などを含めて紹介しています。
新年の挨拶を英語でする場合に使えるフレーズ
それでは新年の挨拶をするときに、どのような表現ができるのかを例文を見てみましょう。ビジネスシーンだけでなく、普段のプライベートでも使えるフレーズもあわせてご紹介します。
「良い年になりますように」は基本
英語で新年の挨拶は、「I wish you a happy new year(良い年になりますように)」です。相手や立場に関係なく共通してこの定型フレーズを使うことができます。
ちなみにカードに書き記す場合、これらのフレーズを置く場所はメッセージの冒頭が一般的ですが、人によってはその年のエピソードや来年の抱負を簡潔に述べた後、思いをまとめる形で最後に持ってくる場合もあります。
ビジネスの相手に送る場合
ビジネスの相手に新年の挨拶を送る時は新年の挨拶とともに、「仕事始めはいつになるのか」「人事やオフィス移動や変更はあるのか」などの情報も忘れないようにしましょう。
- Hoping you find the new year to be fruitful and enjoyable.
実りある楽しい一年になりますように、心から願っています。 - Very best wishes for a rewarding year!
最高に報いのある素晴らしい年になりますように。 - I wish your company the best for never ending success
御社のご発展を心より願っています。
メールで挨拶メッセージを送る場合
メールであいさつのメッセージを送る時は、定型文を利用してできるだけ短めにまとめるようにしましょう。カードで挨拶の言葉を送る時も同様です。
- All the best wishes in 2019!
2019年も幸せな年でありますように。 - Best wishes and hopes for the brand new year.
新しい年へ向けて、希望と願い込めて。 - More peace and joy to you all!
さらなる平和と喜びが皆さんに訪れますように。
家族や友達に送る場合
最も身近な存在である家族や友達に、元気に新年の挨拶をしましょう。
- Have a wonderful new year!
素晴らしい新年を迎えてね。 - With best new year’s wishes to you all.
みんな、明けましておめでとう! - Happy New Year 2019!
2019年、明けましておめでとう。
恋人に送る場合
特別な存在である恋人に対しては「お互い、素敵な年にしよう!」という愛のある言葉を送ってみましょう。
- May this be a happy and beautiful year for both of us.
お互いにとって特別な年になりますように。 - I wish the new year finds us in such lovely spirit.
お互い、 新年もラブリーにいこう! - Cheers to a wonderful 2019 and continued relationship between us!
2019年、新しい年と二人のために乾杯!
新年の挨拶への返信の仕方は?
新年の挨拶をカードやメッセージでもらった時の、返事の仕方と気に留めておきたい点と併せて挙げてみましょう。
返事はできるだけ早く
英語圏の新年の挨拶は、年末年始の挨拶をひっくるめて行う場合がほとんどです。海外企業の場合、国によっては12月24日のクリスマスイブ前後から新年の1月10日前後まで、トータル2週間程度の長い休みを設ける場合も珍しくありません。
企業が休みに入ってしまうと、社員は会社に出勤することもないため、全くのプライベート期間に突入してしまいます。そうすると、会社宛てに届いたカードやメールを確認することができなくなります。
取引先やビジネスパートナーから新年の挨拶が届いたら、できるだけ早めに返事をするように心がけましょう。可能であれば、カードならカードで、メールならメールなど同じ媒体で返信をするのが礼儀としては好ましいです。
新年の挨拶への返信の仕方
新年の挨拶をもらったら「Thank you for the new year’s greeting(新年のご挨拶ありがとうございます)」と丁寧に御礼の挨拶を返信するようにしましょう。
続ける言葉としては「I hope you have a wonderful year,too」「Wishing you happiness and great health as well.」など、「too.」「as well」を文章に取り入れ「あなたも同様に」とするのコツです。
日本とはちょっと違う、海外の年末年始事情
海外の年末年始について英語で新年の挨拶を考える前に、海外での年末年始のあり方について触れてみましょう。
英語圏ではクリスマスを盛大に
日本ではクリスマスよりお正月を盛大に祝いますが、多種多様な文化や風習が入り混じる海外では、おおむねクリスマスを年間の最大行事としているところが多いようです。国によってはクリスマスとお正月をまとめて捉えることも珍しくありません。
クリスマスは家族で集まってパーティをし、お正月は普段と同じように過ごしたりロングホリデーに出かけたり、といういうパターンが圧倒的です。
「年末の挨拶をする」時のコツ
英語圏に住む友達や海外からの移住者に年末の挨拶をする時は、クリスマスが訪れる前に、「Merry Christmas and Happy New Year」と、二つ併せて挨拶をするるとよいでしょう。
海外の企業はクリスマスから正月明けまで長い休暇に入ってしまうことが多いため、新年の挨拶ができなかい場合があります。年末年始の挨拶をまとめてすることは、何でも効率よくものごとを考える海外ならではの発想かもしれません。
ちなみに、海外にはクリスマスカードはありますが、新年のカードを見るのは本当に稀です。海外には基本的に年賀状に代わるツールがないのです。
あえて「年賀状」を送るのも良し
海外には「年賀状」を送るという習慣がほとんどありませんが、あえて日本の文化である「年賀状」を海外の知人に送るのもよいでしょう。干支のイラストや書道で書き記された日本の年賀状には「独特の風情」があるため、日本固有の文化として海外ではとても人気があります。
また、海外に年賀状を送る時は、英語で宛名と住所、差出人の名前と住所を表側に記し、通常のポストカードを送る要領で送りましょう。
まとめ
英語で新年の挨拶をする時は「Happy new year」「I wish you happy new year」などの定型文が基本となりますが、相手によってフレーズを変えてみることで、より的を得た個性あるメッセージを送ることができます。
また、日本とは異なり、海外ではクリスマスと新年の挨拶とあわせて行うこともあります。カードやメールでメッセージをもらったら「Thank you for the greeting message. All the best for new year, too!」と御礼を兼ねて返事を送るようにしましょう。