「幼少期」の範囲はいつまで?意味・類語やトラウマの影響を解説

芸能人の子どもの頃の写真が「美人は幼少期からかわいい」と話題になることがあります。「幼少期」の範囲はいつまでなのか、具体的に分からない人も多いでしょう。「幼少期」の意味や年齢の範囲、類語をご説明します。また、幼少期のトラウマの影響についても紹介します。

「幼少期」の意味や範囲とは?

「幼少期」の意味とは”幼い子どもの頃”

「幼少期」の意味は“幼い子どもの頃”です。「幼いこと、子どもであること」を意味する「幼少」に、特定の一定期間を示す「期」をつなげた言葉です。

詳細は後ほど説明しますが「敬意を表す意味合いを含む」という説もあります。そのため、自分自身や一般の人に使うことに違和感を覚える人もいます。

「幼少期」の具体的な範囲は定まっていない

「幼少期」には、具体的な年齢の範囲は定まっていません。法律などで使われる用語ではないためです。人によってイメージする年代が違うため、詳細な年齢を共有する必要がある場面では注意が必要です。

「幼少期」を”3歳まで・10歳まで・12歳まで”と年齢で区切る人もいれば、「第二次性徴が始まるまで」と子ども自身の成長に合わせる人もいます。

「幼少期」の使い方と例文とは?

「幼少期」は文章や改まった会話に使う

「幼少期」は文章で使われることが多い言葉です。会話の場合は、テレビのインタビューなど改まった場面が多いでしょう。日常会話では「子どもの頃」がよく使われます。ただし「日常会話に使うと文法的に誤用である」といったことはないため、無理に言い換える必要はありません。

「幼少のみぎり」は高貴な人に使う敬語

「幼少期」を高貴な身分の人に使いたい場合は「幼少のみぎり」という表現にします。さらに丁寧に伝えたい場合は「御幼少のみぎり」です。高貴な身分の人に使われる表現のため、上司や学校の先生にはあまり向かない表現です。

「みぎり」とは”時節・~の頃”という意味で、漢字では「砌」と書きます。手紙の挨拶に「〇〇のみぎり」と使うこともあります。

「幼少期」も敬語だという説がある

一部の辞書では「幼少」自体も敬語として扱われます。この説の場合、「幼少」が含まれる「幼少期」も敬語として扱われるでしょう。「幼少のみぎり」と同じように、自分自身や一般の人に使うことに抵抗がある人もいます。

ただし、誰にでも使える表現としている辞書や使用例が多くあります。現状では身分を気にせず使っても、問題ないでしょう。誤用だと思われることが不安な場合は、別の表現に言い換えるのも1つの方法です。

「幼少期」と「幼少のみぎり」を使った例文

「幼少期」と「幼少のみぎり」を使った例文をご紹介しましょう。

  • 幼少期、私はイタリアに住んでいた。
  • 自分史を作るために、幼少期の思い出を書き出した。
  • アルバムの写真を見ても、幼少期の記憶はよみがえらなかった。
  • 〇〇様は、幼少のみぎりにイタリア語を習得されました。

「幼少期」の類語とは?

「幼少期」の類語は”幼年期・子どもの頃”

「幼少期」の類語は“幼年期(ようねんき)”です。「幼年」は”おさない年・少年より年が若い子ども”のことのため「幼い子どもの頃」という意味で使われています。具体的な年齢は統一されていませんが、厚生労働省の一部の調査では、0歳から4歳の範囲を「幼年期」としています。

日常的な会話で使いやすい類語は「子どもの頃」です。相手の年代に関わらず意味が伝わりやすい言葉です。

例文
  • この絵本は幼年期の子どもには難しいかもしれません。
  • 私が子どもの頃は、中学生になるまで英語の授業はなかったんだよ。

教育・保育などで使われる類語は「幼児期」

「幼少期」の類語で、教育や保育の分野で使われる言葉が“幼児期(ようじき)”です。「幼児期」には「児童福祉法」で具体的な範囲が定まっています。満1歳から小学生になるまで(6歳か7歳)です。

なお「幼児」は”おさない子ども”という意味でも使われます。そのため、別の分野では「幼少期」と同じように、範囲が違っていることがあります。

「幼少期」のトラウマの影響とは?

「幼少期」のトラウマは長く影響を残す可能性がある

幼年期のトラウマは、他の年代以上に影響が強く、そして長く残りやすいという意見があります。心が発達しつつある繊細な時期のため、成長に悪い影響が出やすいと推測されます。大人になってからも、幼少期のトラウマが精神疾患の原因になる可能性もあるようです。また、受診するほどではなくても、気力や活力が出ないなどの影響が残り、克服できず苦しむ人も多いと言われています。

「トラウマ」とは英語の「trauma」が元になったカタカナ語です。日本語では「精神的外傷」と言い、意味は「恐怖や衝撃的な経験で、精神に受けた傷」です。

「幼少期」のトラウマになりやすい例

幼少期にトラウマになりやすいのは、虐待のような「大人の不適切な関わり」です。注意が必要なのは、暴力のような明らかに虐待と言える行動だけではなく、大人から見るとささいなことが原因になる可能性があることです。

例えば「〇歳になったのに、こんなこともできないのか」「フリルのスカートなんて買わないよ、ブサイクだからどうせ似合わない」とつい言ってしまうこともあるでしょう。大人と接するとき以上に、相手の気持ちを考えることが必要です。また、心身が疲れていては子どもを気遣う余裕が持てないでしょう。休息をとり、余裕をもって子どもと接することも大切だと言えます。

まとめ

「幼少期」の意味は”幼い子どもの頃”です。具体的な年齢は定まっていないため、詳細な年齢を共有したい場合には向きません。

高貴な人に使う敬語という説もありますが、一般的には誰に対しても使えるとされます。少し丁寧に伝えたい場面で「子どもの頃」の代わりに使ってみてください。